前回、サティヤナンダ・ヨーガの瞑想法が

体系的である という話をしましたが、


今日は、

アジャパ・ダーラナという瞑想法のワークショップで習ったなかで、

まず一番初歩的な方法をご紹介します。


まず、いつも自分がやっている

アーサナプラーナヤーマを行い、

身体の状態を整えます。


ちなみに、現在は健康法として大人気のヨガですが、

もともとのヨーガの考え方では、

ポーズや呼吸法はすべて瞑想のためにあるとされています。


一定時間、静かに座っているためには、

身体ができていないと難しいし、

呼吸が乱れるようでは、

心も乱れてしまうからです。


(詳しくは、こちら → ヨガのポーズに必要なこと二つ



アジャパ・ダーラナ (I)



1) 準備


クッションなどに座り、

からだを静かに良い姿勢を保つ。


親指の付け根に人差し指を丸くあて、

残り3本指は自然に伸ばしたムドラ(印)を作り、

腕をひざや腿の上にのばし、目を閉じる。


2) 呼吸


呼吸を意識し、

だんだん深い自然な呼吸を心がける。


3) おへそと喉のラインを意識


おへそと喉をつなぐ透明の細いチューブが

光り輝いているのをイメージ。


4) 呼吸の動き


息を吸いながら、おへそから喉まで上がっていき、

吐きながら、喉からおへそまで下がっていく様子を意識。


5) プラーナの動き


呼吸と意識に加えて、

「気」にあたるエネルギーが

おへそから喉まで動いていくのをイメージ。


6) So-Hamの動き


プラーナのイメージを離れ、

吸う息でおへそから喉まで上がる時に

「ソー」と心の中で唱え


吐く息で下がる時に 

「ハームmm・・・」と唱える。


7) Ham-Soの動き


つぎに、

喉からスタートし吐く息で下がる時に 「ハームmm・・・」と唱え、

吸う息でおへそから喉まで上がる時に 「ソー」と心の中で唱える。


8)終わり


身体の前のラインや、マントラを意識するのを止め、

普通の呼吸に戻る。


身体の意気を取り戻し、

目を閉じたまま手や足の指先を動かしてみる。

ゆっくりと目を開ける。




全体で15分から30分くらいです。



これを自分ひとりで練習するのはかなり難しいので、

CDなどを使うのも良いし、

一番良いのは生身の先生から習うことです。



途中で、意識が飛んでいってしまったら、

それを批判的にみたりせず、

淡々とやさしく、直前にやっていたことに戻ってきます。



一つのことに意識を繋ぎとめておくのが、

いかに難しいか・・・。



あまり疲れを感じていない朝おきてすぐ、

または、ほかの時間帯でも、食後すぐの時間は避けて、

瞑想の時間を、定期的に持つようにすると

良いでしょう。



そうやって

きちんと集中する時間を持てるようになると、

頭もスッキリ、リセットされる感じです。



最近は、

ビジネスマンの間でも 流行っているという瞑想、

1日10分から始めてみて

効果の程をお試しあれ!

各段階に数分ずつかけるとすると、