サティヤナンダ・ヨーガの瞑想法、

アーサナ & ヨーガ・ニドラなどをまなぶ、

ワークショップに出ました。

スワミ・ムクティダールマナンダ と 

スワミ・カルマ・カルナのお2人の講師による、

アジャパ・ダーラナという瞑想法が、

今回の中心テーマ。


皆さんは、瞑想を試したこと、ありますか?


何の準備も無しに、

いきなり瞑想をしようと思っても、難しいものです。


そこで、まず始めに

アーサナ(ポーズ)やヨーガ・ニドラなどで、

身体の準備を整えてから、

実際の瞑想を行っていきます。



講師のお2人は

ニュージーランドのアナハタ・ヨガリトリートで

普段は教えておられるのですが、

年に何回かインドに行く途中に

シンガポールでもワークショップを開いています。


男性のスワミ・ムクティダールマナンダが、

おもに講義とじっさいの瞑想であるアジャパ・ダーラナの指導を、

ニュージーランド人の女性であるスワミ・カルマ・カルナが、

アーサナの指導とヨーガ・ニドラの指導にあたります。


瞑想といっても、

始終ユーモアを忘れない温かいお人柄のお2人です。


たとえば、参加者みんなが爆笑した

こんなエピソードもありました。



若いスワミとしての修行時代、

もちろんアシュラムでは簡素な食事しか出ません。


ところが街のベーカリーで見た菓子パンが忘れられなくて、

ある日、こっそり新聞を買いに行くお遣いの途中で

買い食いしたら、

師匠であるスワミ・サティヤナンダに見破られてしまった話など・・・。



さて、このワークショップのテーマである、

アジャパ・ダーラナ


ダーラナ とは、「集中」という意味。


アシュタンガ・ヨーガ(ヨーガの八肢則)の初めの4つは、

行動や身体に関するもので、

後半の4つは

だんだん深く心の中のことに関連してきます。


6番目にあたる ダーラナは、

ふつう集中と訳され、

7番目のディヤナ(瞑想、禅という言葉の語源でもある)

のひとつ手前の段階です。


ただ漠然と

「意識を集中させましょう」

というのは、非常に難しいため、

集中するためのツールとして、

なにか集中する対象を決めていきます。


まずは身体の感覚、

つぎに呼吸

というように


実際に手に触れられるものから始め、

少しずつ繊細な感覚の世界へと入っていきます。


今回はアジャパということで、

ジャパ(=マントラ)」「ア」(=~の無い)、

つまり声に出さずに心の中でジャパを使う

という方法でした。


具体的には、

呼吸の音でもある「SO-HAM」の音を使っていきます。


「ソーハム」はほかの流派でもよく使われるものですが、

サティヤナンダ・ヨーガのすごいところは、

全てのプラクティスが非常に体系だっていて科学的なところです。


今回は10種類あるアジャパ・ダーラナうちの半分、

5種類を習いました。


スワミジいわく、

1種類の練習法に6ヶ月かかっても良いということで、

これだけで2年半分の宿題!?


長くなってきたので、

一番初歩的な練習方法のご紹介は、

また明日、ということで。