アンケート作成の秘訣 | IT企業のPR

アンケート作成の秘訣

消費者のニーズなどが多様化する中で、ターゲットがどのようなニーズをもっているのか、どのようなことに関心をもっているのかなどより的確にリサーチをしていくことが求められています。


私が広報を担当するクライアントでもターゲットのニーズを把握するために、ターゲットに直接会ってヒアリングをしたり、アンケート調査などをお願いして、なるべくニーズにあった広報活動ができるよう心がけています。


最近になって、ウェブを使ったアンケート調査がより身近に行われつつあるようです。CNET Japanに出ていた記事 によると、択一式かチェック式による簡易リサーチをリーズナブルな料金で実施する事ができるサービスを提供する会社や、利用者数が多いブログ上で、アンケート用のウィジェットを使用することで簡易的なリサーチを自らのブログ内で行っているユーザーが増えているようです。


そこで大事になるのが、なるべく精度の高い回答を引き出すアンケート作成の方法です。これについてユーザビリティのコンサルタントであるDavid Travisが、ネット上で行うアンケート作成の20の秘訣 について解説していました。


ネット上で行うアンケート作成の20の秘訣


1.調査から引き出した回答をもとに何をしようとしているのか、何を分析しようとしているのか目的をしっかり考える。


2.回答者が答える必要がない質問はスキップできるようにする。


3.年齢や性別などの回答者層に関する質問は一番最後にして、本来の調査目的である質問から尋ねるようにする。


4.アンケートの一番最後に自由回答できるスペースを設ける。


5.アンケートを公開する前に、誰かに内容をチェックしてもらい、何人かにテストをしてから公開する。


6.質問をするときは中立的な言葉を使い、質問を誘導しないようにする。


7.質問をなるべくシンプルにする。


8.自由回答の質問はなるべく少なくする。


9.一般的な質問を先に行い、細かい質問は後にする。


10.選択肢の中から一つのオプションを選択する質問にはラジオボタンを使い、複数の選択をするような質問にはチェックボックスを使う。


11.ある回答に対して「なぜそう答えたのか」と質問する時は、その答えがミスリーディングになりがちなので気をつける。


12. 評価スケールは、4つの評価スケールを用いる場合は、2つの肯定的な評価(例えば、大変良い、良い)と2つの否定的な評価(例えば、大変悪い、悪い)にし、5つの評価スケールを用いる場合は、「大変良い、良い、普通、悪い、大変悪い」などのようにする。


13. 評価スケールは左右対称にする。例えば評価スケールの一番左が「大変良い」で、一番右側が「悪い」というような非対称のスケールにしない。


14. 評価スケールを使って、一度に一つの事柄以上のことを評価させない。


15. 評価スケールの両極端のボックス選択が避けられる傾向にあることを認識しておく。


16. 何を評価するのか事前にしっかり計画し、ある質問の回答を、他の質問の回答と比較する場合は同じ評価スケールを用いる。


17. 一つの評価スケール上で、「大変良い」、「かなり良い」のような似たような評価基準を用いない。


18. 選択肢の中にあてはまるものがない時に選択できる「選択肢なし」のようなボックスを用意する。


19. 回答者によく考えることをあきらめさせる「分からない」という選択肢を簡単に選ばないように、「まったく分からない」など強い言葉を使ってすぐに「分からない」を選ばないように工夫する。


20. 年齢などのカテゴリーの要素が重ならないようにする。例えば、16-24というカテゴリーがあったら、次のカテゴリーは25-30のようにする(24-30のようにしない)。


この秘訣以外に、以下のサイトでアンケート作成のコツ一覧がのっているのでご参考にしてください。

http://q.hatena.ne.jp/1181658908