今日の主役:彩
年齢:24歳
広報経験:2年目
業種:玩具メーカー
ブースの準備ができて、パネルやリーフレット、ノベルティもひとまず順調に進んでいる。
で、次に考えるべきは人なのだ。
説明員として、ブースに立ってもらう人を、営業部や開発部に依頼しなければ、ならない。
イベントの開催は3日間。イベントとしては、短い方なんだけど、3日間イベントに来てもらうには、ちゃんと根回しをしないと、なかなか「うん」と言ってもらえない。
営業部も開発部も忙しい人が多いから、仕方がないのだけど、商品をアピールする機会だから、是非、担当者には来てもらって、熱く語ってもらいたいのだ。
営業部の人には、ミニプレゼンもお願いしたい、と思っている。
こんな時、広報って無力だわ、って思う。
商品を見に来る企業やお店の人は、広報の話なんか特に聞きたくないのだ。それより、開発者の言葉の方が、説得力がある。企業だと、営業部の力も大きい。
そして、メディアも同じ。
広報部が取材対応しても、たいした記事にはならない。
ここは、やはり開発部のストーリーが必要なのだ。それがないと、なかなか記事にはならない。
開発担当者の上司に、お願いにいって、どうにか、3日間の間、ひとりずつは来てもらえることになった。
営業部も同様にお願いをした。
あとは、広報部でフォローしなくては!!
そして、当日のユニフォームもポイントなのだ☆
それこそ、他社との差別化をするために、どんなユニフォームにするかも考えなくては、昨年、見に行ったときには、浴衣を着ていた会社があった。法被(はっぴ)を着ていたところもあったし。
そういう派手さは、予算の関係で出せないけど、何か統一したイメージを作りたい。
今回の目玉商品にかけて何か、考えられないか?
例えば、Tシャツにプリントする? ←ありがちすぎ
スーツなんだけど、ネクタイを商品に絡める ←会場が暑いのでスーツは辛いかも
うーん、ひとりブレスト開始だ。
低予算で、インパクトのあるユニフォーム。
もしかしたら、それさえニュースになるような。
そんなことを考えながら、今日は帰りにいろんな店に寄ってみよう。
机の前に座っていても、いい考えが出てくるとは限らないのだから……
今日の教訓:派手さはなくても、インパクト! これはやっぱり大事