発売元: 発売日:2010/12/22 開発元: 価格:UMD版:6090円(税込) DL版:4980円(税込)  「」は,スクウェア?エニックスが2010年12月22日にリリースしたアクションRPG。1990年代後半に展開された「パラサイト?イヴ」シリーズの,約11年ぶりの新作となっています。  まずレビュー内で良い点として挙げられているのは,本作ならではの“オーバーダイブ”システムを使った戦闘です。“味方兵士と自分を入れ替えられる”というこの能力を使った本作の戦闘は,アクションの腕前だけでなく,タクティカルな視点も求められるものに仕上がっています。力押しでは攻略できず,いろいろと試すことで解法が見えてくるという,この戦闘部分が面白いと感じた人は多いようです。  本作の戦闘の難度は“やや難しめ”になっているとのことですが,これについては多くの人が肯定的な評価を下しています。ときどき即死するようなこともあるけれども,リスタートポイントがしっかり設定されており,前に大きく戻されることがないので,ストレスなくプレイを継続できるとのことです。  また“CGムービーがとてもハイクオリティ”であることを,良い点として挙げる人もいます。イベントパートなどで挿入されるレンダリングムービーは,「流石だ」と唸らせられる出来映えであるとのこと。  寄せられたレビューの中には,主人公アヤ?ブレアのコスチュームについて触れられているものがいくつかありました。本作ではアヤにさまざまな衣装を着せられます。そして衣装を変えると,外見だけでなく,喋るセリフも変化するようになっています。このフィーチャーが斬新だったという意見があるようです。  またアヤが着ている服は,ダメージを受けるとボロボロになっていきます。これは単なるお楽しみ(?)要素ではなく,破ければきちんと防御力が下がるようになっており,その点を評価しているレビュアーも存在します,ドラゴンクエスト10 RMT。  一方,本作には,周回プレイを繰り替えすことでアンロックされていく要素が豊富に用意されていますが,このアンロック条件が厳しすぎると感じたレビュアーがいるようです。もともと難度がやや高めなうえに,解除のために何周もプレイしなければならないアンロック要素もあり,大変すぎてモチベーションを保つのが難しいということです。  本作の悪い点として,最も多くのレビューで指摘されているのは,“シナリオ/ストーリー”についてです。シリーズの前作である「パラサイト?イヴ」や「パラサイト?イヴ2」のプレイ経験がある人の中には,本作に“過去作品との関連があまりない”ことを残念に思った人が多いようです。また,語られるストーリーが断片的であり,エピソードとエピソードの関連性が分かりづらく,全体としてまとまりに欠けていると感じた人も少なくない様子です。  そのほかには,“全体的にボリューム不足”“操作性に難がある”といった点が,あまり良くないポイントとして挙げられています。   本作は,1月11日集計分において初登場143位でチャートイン,先週1月18日は146位でしたが,今回の集計ではGameScore72ポイント,97位まで大きくランクアップしています,arado rmt。全体的にゲーム性や難度に関しては好評,シナリオやボリューム面に関しては不満が集まる形ですが,シナリオに関しては「周回プレイを基準に作られているので、短いのは悪い点とも言いがたい」という意見も寄せられており,これをどう捉えるかによってゲームの評価が大きく変わりそうです。いずれにしろ,周回プレイのモチベーションを保てる作りではないという部分は概ね共通してマイナス点で挙げられていることから,もう一歩練りこみ,足りない部分を補えればもっと上を狙えるタイトルだと言えるでしょう。
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