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中国聯通と中国電信はFDD-LTEも採用、日本でも使用中のバンドで提供へ

中国の移動体通信事業者である中国聯通(China Unicom)と中国電信(China Telecom)はFDD-LTEとTD-LTEの両方でライセンスを受けることが分かった。

当初はFDD-LTEのみを提供する方針であったが、国策によってTD-LTEを提供しないのであればFDD-LTEのライセンスを与えないとされていた。

中国では中国移動(China Mobile)を含めた3社の移動体通信事業者に4G用の帯域が割り当てられ、そのうち中国移動を除いた2社はFDD-LTEのライセンスを受けるとのことだ。

FDD-LTEのライセンスを割り当てられる2社が獲得する見通しの周波数帯は、中国聯通が上り1955~1980MHz/下り2145~2170MHzで、中国電信が上り1755~1785MHz/下り1850~1880MHzとなるとされている。

バンドとしては中国聯通がLTE 2100(B1) MHzで中国電信がLTE 1800(B3) MHzとなる。

これらのバンドは日本でも使用されており、LTE 2100(B1) MHzはNTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル、LTE 1800(B3) MHzはNTTドコモとソフトバンクモバイルとイー・アクセスが採用する。

TD-LTEの周波数帯は1880~1920MHzと2010~2025MHzと2030~2400MHzのいずれかを与える方針で、2500~2690MHzはTD-LTEに割り当てないとする報道も見られる。

尚、中国電信はTD-LTEに集中することには消極的で、サービス開始時に投入するスマートフォンはTD-LTEを除いたFDD-LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する予定である。

・BANYSKY.NET
http://www.banysky.net/archives/117276.shtml