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docomo PRADA phone by LG L-02D レビュー

NTT docomo向けのLG Electronics製W-CDMA/GSM端末「docomo with series PRADA phone by LG L-02D (以下、L-02D)」を触ったので、L-02Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。

L-02DはPRADA phone by LG 3.0のNTT docomo向けモデルである。

PRADAと共同で開発された端末であり、筺体やUIはPRADAテイストとなっている。

筺体は薄くて持ちやすい印象で、手触りもなかなか良かった。

カラーバリエーションはBlackのみが用意されている。

非常にシンプルなデザインで、ディスプレイやナビゲーションキーが消灯している時は一枚の黒い板に見える。

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側面のメッキや各種キーのデザインも拘っている印象だ。

金属製で高級感を感じるキーとなっている。

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フロントには3つのナビゲーションキーを備えており、いずれもタッチセンサ方式である。

左からメニューキー、ホームキー、クリアキーとなっている。

ナビゲーションキーの記号は線が細くなっており、よりシンプルさを生んでいるように感じた。

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ナビゲーションキーを消灯すると、ナビゲーションキーの記号は完全に消える。

シンプルさは増すのであるが、ナビゲーションキーの位置が分かりにくくなり不便さを感じるかもしれない。

ナビゲーションキーのレスポンスは概ね良好である。

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リアはサフィアーノカーフレザー調である。

PRADAを象徴する高級感のあるデザインとなっている。

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画面ロック解除画面。

上にフリックすることで画面ロック解除が可能だ。

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画面ロック解除からホームアプリ等を操作した様子を動画で記録しておいた。

標準のホームアプリであるPRADA ホームは、黒と白を基調としたシンプルなUIとなっている。

動画を見てもらえば分かるが、動きは軽快である。



PRADA ホームは筺体とUIに統一感が生まれる。

ホーム画面の一番下の列にはどの面でも固定となるアイコンを配置することが出来る。

一番右のアプリケーション一覧画面のアイコンは変更不可だが、それ以外は最大3つまでアイコンを配置することが可能だ。

アプリケーション一覧画面のレイアウトはページとカテゴリーの2種類が用意されている。

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一番下の列に配置されたアイコンは、どのアプリのアイコンでも黒と白を基調としたデザインに変わる。

spモードメールのアイコンがカッコよく見えてしまう不思議な事象が発生。

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ホーム画面のスクリーンショット。

PRADAを象徴するサフィアーノカーフレザー調の壁紙がプリインストールされている。

試作端末では電源キーとホームキーの同時押しでスクリーンショットの撮影が可能だった。

ただ、製品版では単体でのスクリーンショット撮影機能が封印される可能性もあるので注意しておきたいところだ。

実際に、Optimus LTE (L-01D)は試作端末では単体でスクリーンショットが撮影することが出来たのだが、製品版では単体でのスクリーンショット撮影機能は封印されていたりする。

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ホームアプリはPRADA ホーム以外にdocomo Palette UIがプリインストールされている。

L-02Dの筺体とdocomo Palette UIの組み合わせはダサいので、PRADA ホームを使うことを勧める。

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ステータスバーを下すと簡単な設定が可能である。

挿入しているSIMカードの事業者や接続先の事業者も表示される。

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ストレージを表示。

内部ストレージは合計容量が2.00GBで、空き容量は1.98GBとなっている。

システムメモリは720MBである。

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ネットワークの検索を行った。

NTT DOCOMOとSoftBankとEMOBILEのネットワークを検出した。

EMOBILEのネットワークを検出しているので、LG Electronics製の端末としては初めてW-CDMA 1700(IX) MHzに対応していることが分かる。

L-02DはSIMロックの解除に対応している。

理論的にはW-CDMA 2100(I)/1700(IX)/800(VI) MHz, GSM 1900/1800/900 MHzを使用する事業者で使用することが可能である。

因みに、SIMカードのサイズは従来サイズとなっている。

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ディスプレイはマルチタッチに対応している。

10点まで同時検出が可能だった。

11点以上は検証していない。

タッチパネルのレスポンスは良好である。

高輝度なディスプレイで、発色も良くて綺麗に感じた。

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標準ブラウザを操作している様子を動画で記録しておいた。

動画を見てもらえば分かるが、動作は概ねスムーズに動く。

マルチタッチによる操作やスクロールは滑らかである。

標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。

Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.7; ja-jp; L-02D Build/GWK74) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1



L-02Dはリアとフロントにカメラを搭載している。

リアカメラは1080p(1920*1080)動画の撮影に対応している。

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フロントカメラは720pHD(1280*720)動画の撮影に対応している。

カメラのUIはシンプルで使いやすい印象である。

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カメラの作例についてはL-02Dで撮影した画像をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。

設定は特に弄らず、画像サイズは最大の3264*2448で撮影。

アップした作例は下記の画像をクリック。(更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能)

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L-02Dはワンセグにも対応しており、ワンセグ用の可動式アンテナも備える。

ワンセグの電波環境が良かったということもあり、殆どのチャンネルを受信した。

ただ、ワンセグの規格自体が低解像度なので、ワンセグの画質はあまり期待しない方が良い。

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複数のベンチマークアプリケーションで性能測定を行っておいた。

ベンチマークアプリケーションでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。

使用したアプリケーションはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。

AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは5206、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは59.938~65.731、NenaMark1のスコアは57.3、NenaMark2のスコアは31.5、Quadrant Standard Editionのスコアは3118。

L-02DのFingerprintは下記の通り。

lge/p2_dcm_jp/p2:2.3.7/GWK74/L02D-V08g-DEC-11-2011.42497CE6:user/release-keys

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AnTuTu Benchmarkの詳細な結果。

CPUの動作周波数は1008MHzである。

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今回レビューしたL-02Dのバージョン情報は下記の通り。

Model number:L-02D
Android version:2.3.7
Baseband version:L6260_MODEM_SIC_01.1138.00
Kernel version:2.6.35.7
Build number:GWK74
Software version:L02D-V08g-DEC-11-2011


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全体を通して動作面では概ね良好な印象である。

高級感のあるPRADAテイストで統一された筺体やUIは気に入った。

ディスプレイの発色は良いのであるが、解像度が低いために粗さを感じるところがあったのは残念だ。

あと、海外版から少しスペックが削られている部分があるのも少し残念かも...。

日本独自機能にも対応している点は評価したいところである。

レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。

製品版では更に良くなっていることに期待しておきたい。

動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。

追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。