HTC製WiMAX対応のCDMA HTI11が技適通過、au版EVO 4Gと思われる

総務省の技術基準適合証明又は工事設計認証を2010年12月に通過した端末が公示された。

HTC製のWiMAX/CDMA2000端末「CDMA_HTI11」が2010/12/28付けでTUVを通過していることが判明した。

他のau向け端末と違って機器名称CDMA_HTI11のCDMAとHTI11の間にアンダーバーが入っているが、そこはスルーで。

CDMA_HTI11はBluetooth認証で存在が判明してau向けと思われていたが、技適を通過したことによってau向け端末であることが決定的となった。

CDMA_HTI11は下記の無線種別で技適を通過している。

第2条第11号に規定する特定無線設備
第2条第11号の4に規定する特定無線設備
第2条第11号の8に規定する特定無線設備
第2条第19号に規定する特定無線設備
第2条第19号の2に規定する特定無線設備
第2条第51号に規定する特定無線設備

CDMA2000(1x EV-DO) 2100/N800 MHzに対応していることはau向けの端末なので普通のことである。

WIN HIGH SPEED(EV-DOマルチキャリア)には非対応となるみたいだ。

スマートフォンなのでBluetoothやWireless LAN(2.4GHz)の周波数で通過するのも普通なことである。

そして“第2条第51号に規定する特定無線設備”の無線種別で通過している。

“第2条第51号に規定する特定無線設備”は“WiMAX用陸上移動局”と規定されている。

認証の詳細を見ると、2500MHz帯でのWiMAX方式の通信に対応している。

au向けのWiMAX対応スマートフォンと考えて間違いないようだ。

CDMA_HTI11はBluetooth認証よりPC36100ベースのBluetoothモジュールを搭載していることが分かっている。

PC36100はHTC EVO 4Gのメーカー型番である。

CDMA_HTI11はau向けのHTC EVO 4Gと考えて間違いないでしょう。

HTC EVO Shift 4Gのau版ではないかとの意見も頂いたことがあるが、HTC EVO Shift 4GベースであればPG06100ベースのBluetoothモジュールを搭載するはずである。

よって、au向けのHTC EVO 4Gだろうと考えている。





・総務省電波利用ホームページ
http://www.tele.soumu.go.jp/index.htm