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LYNX 3D SH-03Cレポート@内覧会

NTT docomo新製品内覧会でdocomo スマートフォン LYNX 3D SH-03C(以下、SH-03C)を触ってきた。

3D液晶を搭載しているスマートフォンだ。

明るい色も揃えられており、女性からの支持も多そうである。

端末の質感はなかなか良かった。

端末のフレームが透明感のある加工になっており、画像で見るのとは違った印象である。

前面にはハードキーが4つ配置されており、こちらも透明感のあるクリスタル調な仕上げとなっている。

左から、メニューキー、ホームキー、クリアキー、電源キーとなっている。

着信があった時の通知は、フロントキーの3つの隙間が光る仕様となっている。

7色から選ぶことが可能で、本体カラーがPure Whiteの端末はキーが少し透けてイルミネーションが非常に綺麗である。

イルミネーションは綺麗すぎるので、是非とも動画を見ていただきたい。



Fairy BlueとInk BlackはPure Whiteの様にキーまで光っている感じはなく、隙間だけが光っているような印象であった。

充電中は一番中央の隙間だけが赤色に光る。

イルミネーションの点灯パターンは7種類から選択可能であったと記憶している。

画面ロック解除は指を横になぞるようにして行う。

ホーム画面は5面となっている。

GALAPAGOS SoftBank 003SH(以下、003SH)では10面まで追加可能であったのに比べると少し物足りない気はする。

また、壁紙を3Dで表示することは出来なくなっている。

003SHでは、壁紙でも3D表示に対応していたのだが…

一部のプリインストールされている壁紙は003SHと同じものもあったが、それを壁紙に設定した場合でもSH-03Cでは3D表示非対応で003SHは3D表示対応である。

SH-03Cは壁紙に3Dを設定出来ない代わりに、3Dメニューというのが設定することが可能である。

3Dメニューはホーム画面表示時に画面を横に傾けると、自動的に3Dメニューを表示してくれるのである。

3Dメニューを表示するには、画面の向きを自動的に変える設定をONにしておき、3Dメニュー設定もONにしておく必要がある。

画面の向きを変える設定をOFFにすると自動的に3Dメニュー設定もOFFになってしまい、画面の向きを変える設定をONにした後に手動で3DメニューをONにする必要があった。

画面の向きを変える設定は、メニューキー>設定>サウンド&画面設定で画面の向きを変える設定を見つけることが出来る。

3Dメニュー設定は、簡単に設定することが可能で、メニューキーを押すと3Dメニューという項目が出てくるのでそれを選択してONにするだけで良い。

3Dは目が疲れるという意見もあるが、3D表示の強さを調節することも可能である。

サウンド&画面設定に3Dの飛び出し度設定が出来るので、強(標準)・中・弱・微弱から選択しましょう。

デフォルトでは強となっているので、人によっては目が疲れるかもしれない。

3D表示は飛び出すと言うより、奥行きがある感じである。

飛び出しも奥行きも立体視には変わりないので、立体視液晶としてはまずまずと言っても良さそうである。

奥行きがある感じには意図的にチューニングしたようである。

3Dはゲームでの利用時が多いと想定しているらしく、飛び出すより奥行きがある方が良いのではないかとのことだった。

俺はゲームはしないのでゲーム関連のことはよく分からないが…

3Dメニューでは3Dで利用可能なコンテンツが纏められており、3Dで利用可能なコンテンツに簡単にアクセス出来る。

3Dメニューとしてコンテンツが纏められている点は003SHより便利だなと感じた。

カメラやワンセグや画像や動画やゲームといったコンテンツが3D表示に対応する。

3Dメニューの表示と、入っているアプリケーションの動画をどうぞ。



アプリは10個入っており、5個ずつアプリケーションが横に並んで2面となっていた。

内容は上の動画と似ているが、端末カラーがFairy Blueのバージョンも動画でどうぞ。



Fairy Blueの動画も載せた理由は、Fairy Blueの色が非常に綺麗だったからである。

横画面時は3Dになっているが、分かりにくいかもしれない。

動画の最後の方で、ホーム画面も映っているがホーム画面は滑らかに動きもたついた感じはなかった。

3Dコンテンツはプリインストールされている静止画や動画であると、そこそこ立体感は感じることは出来る。

ワンセグは圏外だったので試せなかった。

3Dカメラは3Dカメラというアプリを起動することによって撮影可能である。

一度撮影した後に、横へずらす。

ずらすと、2度目のシャッターは自動的に切ってくれる。

最初はコツがいるかもしれないが、003SHを触って要領は掴めていたので難なく撮影出来た。

あまり、速く動かしすぎると2枚目のシャッターを切る時にブレるので注意しましょう。

撮影した画像は、3Dの強さを調節することも可能である。

普通のカメラで撮影した画像も3Dに変換可能となっている。

ただし、画像サイズはVGA(640*480)とQVGA(320*240)に限る。

ブラウジングも試してみた。

会場は無線LANの電波が電波干渉しており、W-CDMAは輻輳しており通信環境は良くなかった。

無線LANはBF-01Bを使用しており、手元のSO-01Bで確認したところdocomoが用意したと思われるアクセスポイントが10個ほど見つかった。

フィーチャーフォンでは通信速度も複数の機種で測ったが低速連発であった。

どれくらい遅かったかは某通信速度測定サイトを見てもらえば、分かるでしょう。

なので、ブラウザの読み込み速度に関する言及は控えておく。

マルチタッチとダブルタップズームを試してみた。

マルチタッチは某メディアでアップされていたようなモッサリカクカクな感じではなくスムーズだった。

例の動画を見た後に端末を触ったので、スムーズに動いてちょっとビックリしたのである。

触り手の問題ではなく、端末側のチューニングが進んでいるからだと思われる。

実際に、展示されていた端末でも複数のビルド番号が存在し、開発中でビルドをあげている途中あることが直ぐに分かった。

ビルド番号を含む端末情報に関しては後の方で触れる。

ダブルタップズームは反応しづらい時があった。

マルチタッチは置いて操作するとやりやすいのであるが、ダブルタップズームは置いてやると操作しにくかった。

端末を持って操作すると、マルチタッチがやりにくく、ダブルタップズームはやりやすかった。

指の腹で軽く2度タップしてやると、スムーズに拡大縮小が出来た。

ブラウジングの動画も載せておく。

置いて操作しているので、マルチタッチの操作性を見ていただけたら嬉しい。



それでは端末情報を見てみよう。

下の動画を見てもらっても分かるが、端末情報はメニューキー>設定>端末情報で見ることが可能である。



動画に出てきた端末はモデル番号はSH-03C、ファームウェアバージョン は2.1-update1、ベースバンドバージョンは1.00、カーネルバージョンは 2.6.29-perf build@sharp #1、ビルド番号はRB080.00.01.06となっている。

他の個体の端末情報を見ていると、複数のビルド番号が存在することに気付いた。

下の2枚の画像を見比べてほしい。

上は動画に出てきた個体と同じで、下は別の個体である。

カーネルバージョンやビルド番号が異なるのが分かるでしょう。

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上の端末はモデル番号はSH-03C、ファームウェアバージョン は2.1-update1、ベースバンドバージョンは1.00、カーネルバージョンは 2.6.29-perf build@sharp #1、ビルド番号はRB080.00.01.06となっている。

下の端末はモデル番号はSH-03C、ファームウェアバージョン は2.1-update1、ベースバンドバージョンは1.00、カーネルバージョンは 2.6.29-perf build@sharp #2、ビルド番号はDA273.00.01.04となっている。

筐体を見ると、上の端末はLYNX 3Dロゴが入っておらず、下の端末はLYNX 3Dのロゴが入っている。

上の端末のハードウェアはペットネームがLYNX 3Dと決まる前に製造されたみたいで、ハードウェアは少なくとも下の端末の方が新しいようである。

ソフトウェアは更新が出来るので、どちらが新しいのかは不明である。

説明員に聞いても分からなかった。

この記事では、基本的に上の端末を弄った感想を述べている。

内覧会は大阪会場に行ったのであるが、東京会場に行った人のレポートを見ると、更に驚くことが。

上記の2個体とはまた別のビルド番号が存在したのである。

その端末はモデル番号はSH-03C、ファームウェアバージョン は2.1-update1、ベースバンドバージョンは1.00、カーネルバージョンは 2.6.29-perf build@Sharp #4、ビルド番号はPA275.00.01.05となっており、筐体にはLYNX 3Dロゴが入っている。

LYNX 3Dロゴが入っている個体でも動画を記録したかったが、後ろに人が並んでいたので止めておいた。

これだけ、複数のビルド番号が存在しているということはソフトウェアのチューニングを行っている真っ只中であることも分かる。

もしかしたら、この中には動作が良くない個体も存在するのかもしれない。

現段階では端末のパフォーマンスを発揮し切れているとは思わないし、その状態で評価するのはナンセンスである。

あくまでも目安で、今後は更に良くなるでしょうという程度で見ておくのが良いでしょう。

多くのAndroid端末はダイヤル画面で*#*#4636#*#*と打つと、テスト中画面に入ることが可能である。

そこで携帯電話情報を選択して、メニューキーを押すと無線バンドを選択という項目が表示される。

すると、GSM/UMTSバンドの設定が可能である。

SO-01BやT-01CではUSA Bandしか設定することが出来ないのであるが、SC-02BやSC-01CやSH-03CはEURO Band・USA Band・JAPAN Band・AUS Bandから選択が可能である。

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JAPAN Bandを選択すると、日本で使用出来る周波数のみを端末が探すような設定に出来る。

JAPAN Bandに固定することによって、多少の電池持ちの改善等が見込まれると思われる。

誤ってUSA Bandを選択してしまうと圏外になることもある。

SO-01Bの場合はUSA Bandを選択すると圏外になったが、電源をOFFにして再度電源をONにすると元に戻った。

この辺りは、取扱説明書にも記載されないことなので、やるのであれば自己責任ということで。

SH-03Cは端末サイズはSO-01Bよりも大きく感じたものの、動作には大きな不満はなかった。

以前触った003SHも試作機の段階なので評価することは出来ないが、その003Shよりはレスポンスも良くてしっかりと動いていた。

画像で見ると安っぽいが、実機を見ると印象が変わりFairy Blueがなかなか良い色に感じた。

発売までにどれだけブラッシュアップされるのか楽しみである。

電池パックの容量は1400mAh。

microSDは2GBが同梱されるらしい。

12月に発売予定で、来春にAndroid 2.2へのバージョンアップが予定されている。

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