セパレートケータイF-04BはBluetoothで通信か?
技術適合が更新され、新たにFMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sも通過していることが判明した。
過去にはFMP56-VENEZIA・FMP57-QUENA・FMP58-TEQUILAが通過しており、それぞれ番号順にFMP56-VENEZIAはF-01BでFMP57-QUENAはF-02BでFMP58-TEQUILAはF-03Bであることが判明している。
FMP59-~はW-CDMAとBluetooth対応のFMP59-GEM2-MとBluetoothのみ対応のFMP59-GEM2-Sがあったが、W-CDMAはW-CDMA2100しか対応していないので試作機である可能性が濃厚だ。
そして、FMP60-~は今回通過したFMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sの2つがあった。
FMP60-NEPTUNEはW-CDMAとBluetoothに対応しFMP60-NEPTUNE-SはBluetoothのみに対応している。
W-CDMAはW-CDMA2100/800に対応している。
特殊な機種であるためかW-CDMA1700は非対応となっている。
ここで、片方はW-CDMAとBletoothに対応してもう片方はBluetoothのみに対応していることに注目したい。
どういうことだろうか。
FMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sは、Bluetoothで液晶側とキー側を通信するセパレートケータイであると仮定する。
セパレートケータイの場合、FOMAカード挿入部は片方だけなのでW-CDMAに対応するのは片方のみで良くて、両者間を通信するBluetoothは両者対応しなければならないが、その原理と被るように思う。
セパレートケータイは分離するのでわざわざFMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sの2つに分けて認証機関を通さざるを得なかったのだろう。
以上のことより、FMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sの両者間はBluetoothで通信するセパレートケータイではないかと思う。
メーカー型番の順番から考えてもFMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-SはF-04Bである可能性が高いと考える。
因みに、Bluetoothで通信する仕様はCEATEC JAPAN 2008で公開されたセパレートケータイと同じ仕組みである。
因みに、FMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sは共に無線LANには対応していない。
FMP59-GEM2-MとFMP59-GEM2-SもFMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sの関係と同じなので、FMP59-GEM2-MとFMP59-GEM2-Sもセパレートケータイの試作機だったのかもしれない。
セパレートケータイは実用化されるのはまだまだ先かなっと思っていたが、案外早かった。
セパレートスタイルは一見すると無意味に思えるかもしれないが、横画面や縦画面を自由に使い分けられるのは大きな魅力ではないかと思う。
また、横スタイルや縦スタイルだけではなく、液晶側だけでタブレット型端末のようにブラウジングが出来たら良いなとかも思ったりする。
また、FOMAカードスロットはどこに配置されるのだろうか。
殆どの端末はFOMAカードスロットはキー側にあるが、セパレートケータイの場合は液晶側にあると思う。
理由は、キー側だけで出来ることは少ないが液晶側だけなら先述の通りタブレット型端末のように利用できると考えたからだ。
まぁ、推測にすぎないので意見の一つとして見てもらえば良いと思う。
長々と書いたが短く纏めると、FMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-SはセパレートケータイF-04Bで液晶側とキー側はBluetoothで通信するのだろうということだ。
セパレートケータイは面白いギミックであると思う。
買うかどうかは別にして、興味を引く人は多いだろう。
使い勝手や性能はどうなるか分からないが、期待したいところである。
FMP60-NEPTUNEとFMP60-NEPTUNE-Sについては総務省電波利用ホームページ参照。
・総務省電波利用ホームページ
http://www.tele.soumu.go.jp/index.htm