失敗は勇気づけのチャンス。
勇気づけを勉強してきたのに。。。
勇気づけどころか、
こないだまさかの、気違いのように2日間怒鳴りまくってしまいました。。
私は「オムツなし育児を知った」事と、
大食いでトイレの回数が半端なかった、
(オムツ交換をきっと双子育児並にしてきたと思います。)
そんな理由から、
トイレトレーニングを1歳半になる前からゆる〜くやってきました。
ここみが2歳6カ月になった
先月の話。
最近一気にトイレでおしっこができるようになり、
こないだ初めて、遠出したにもかかわらず、一回も漏らさず1日中普通のパンツですごせたのです。
それが2日後。。
その日は、朝からパンツでジャー。
うん◯もジャー。
夕方になっても、
いつも通り水飲みまくって、
トイレに行かず
ソファでもどこでもジャージャーやりたい放題。(って親から見たらそう見えただけですよね。)
トイレの数が元々多いので掃除の回数も半端なかったのはずっとでしたが、
今まで掃除は何事もなかったかのようにやってこれたのに
その日はなぜかイライラ。
夕方までは私なりに寄り添って、
次はおしっこしたくなったらトイレって教えてもらったら助かるよ。とか
いろいろな声かけをしていましたが。
夕方、
何かの糸が突然切れたのです。
今振り返ると
これだけ長い間トイレに付き合って
寄り添ってやってきたのに
この子は人をおちょくってんのか!?
私は、からかわれてるんか?
それとも、遊ばれてるんか?
ただこの子はふざけてるだけ??
はぁーー!???
今考えたらトイレトレーニングだって
ただのこっちの都合でやってた事に過ぎないのに。
そして
まだ2歳半の子供からしたら
一回出来たからって、ずっと出来るかって無理なのは当たり前で。。。
ただそれもわかってた。
怒っても何も解決しない。と我に返り
一旦、深呼吸しに隣の部屋に行く。
トイレに逃げる。
なのに、何をしても、
ほんとありえねーーー!
ふざけんじゃねー!って心の叫びが止まらず。
なんでーーーー!ってもう自分コントロール不能になってました。
娘に言った言葉は
もうトイレ行かないなら、いなかなくていいからさ。
トイレ行く気ないなら赤ちゃんパンツ履いてもらっていい?それならやり放題だから。
何か私悪い事した?
もうお漏らしやめよう?
掃除やるのもう嫌になったわ!!
もう一方的に次から次へと
脅迫に文句に。
しかもプライドを傷つける事まで。
ほんと酷いことをしました。。。。
ひたすら勇気くじきをし、
ただ親の都合で脅迫してるだけとういう。。。。
心に余裕がなかったわけじゃない。。。
それは、無意識でした。
心の(無意識)土台の大切さを痛感しました。
完璧に効率よくできる子。
親の顔色が全てだった子。(今は世界一尊敬する親です)
人に迷惑かけることなく良い子にならなきゃいけないと思い続けてた昔の自分。
全てのものが、
こうある「ーべき」「ーねば」思考。
ひょんと急に出てきました。
わかってるのに、やりたい事とは真逆の事をしてる自分。
あの日の夜は涙が止まらなかった。
朝まで泣いてました。
完璧な人間なんていないのに。
勇気づけでは
子供が失敗したときに大切にする事は
子供を批判したり非難して勇気くじきをしない事です。
子供は体験から多くの事を学ぶ。
そして失敗はもっと学ぶチャンスなのに。
勇気くじき(怒ったりグジグジ言ったり、責めたりする)をすると
子供は、「親の怖い顔からの恐怖で自分を守る」事に必死になってしまいます。
なので
失敗した事から何も学ぶ事ができないのです。
そっちに脳みそがいきません。
アドラー心理学では
「怒る」よりも効果があるのが「勇気づけ」が大切だと説いています。
違いは人同士の関係。
「怒る」は
「褒める」と同様、上下関係。
結果を評価して
賞罰で子供を支配してるので
子供を尊敬していないやり方ともいえます。
そして「勇気づけ」は横の関係。
年齢も役割も違っても
人としての命の価値は同じ、子供を1人の人間として、尊敬、信頼、大切に関わる考えです。
結果を見るか
その過程に注目するのか。それも違います。
2歳半の子供にとっては
ただの当たり前の出来事で
わざとお漏らしする技術なんかあるわけもなく
ただその日は
体調悪かったり
気持ちが乗ってなかったり。
子供だっていろいろあります。
1人の人間です。
しっかり自分があります。
寄り添って
信じて見守って
適切な行動に注目して。
不適切な行動は注目しない。
それでよかっただけなのに。
その日は、
今思えば
お漏らしする度に
「寄り添ってるよう」に言葉だけ言ってるだけで、
次お漏らしされたくないが為に
必死に、説得しコントロールしようとしてたんじゃないかと。
子供は五感が鋭いしバレバレですよね。
全然共感と言えない。
言葉で操ろうとしてるなんて。
これが無意識の土台かぁー。と。
どこかで現れて一生消せないもの。
今の生き方は変えれてもね。
だからこそ、幼少時期がどれだけ大切かって
勉強してきたのにな。
そして実際は
言えば言うほどお漏らしが増えた。
私からコントロールされたくない。
そして勇気をくじかれ、お漏らしに注目ばっかりされてるので
お漏らししまくりでした。
「人は注目された方の行動が増える」
勇気づけで言われています。
ほんと今だけなのに。
長い間で見て
今しか一緒にいれないのに。
失敗したら、
次、同じ繰り返しをしない為に
どうすればいいか
一緒に学ぶチャンスなのに。
ここみが大きくなって社会に出て
これからいっぱい失敗だってあると思う。
その時、どう自分で考え行動するかの力は
今こうやって土台が作り上げられてるんだね。
「失敗してごめんなさい」がゴールではない。
子供が小さい頃は
パワーや権力で押さえつけて何とかなるけど
その場しのぎにすぎない。
9歳近くの反抗期始まる頃(客観視ができるようになると)
パワーや権力ではどうにもならなくなるどころか、
10倍、20倍返しで今までのコントロールさせてた反抗という仕返しが返ってくる。
だからこそ、
もーっともーっと
今訓練して
自分の脳内回路変えていこう。
そんな自分にも
勇気づけを忘れずに。
そして謝った時、
ここみは
こんな狂った私の姿を見て
「びっくりした」「怖かった」と
それだけ言ってました。
怒っても何も解決しない事を
心から知った瞬間。
ただ
完璧もないし、失敗だってしていいやって思えるようになってきた。
次からどう生きてみようかな(^^)と。
アドラー素敵。