ついに、最終回となる「第4回検討ワークショップ」が開催されました。
今回も、大変多くの方々の参加があり、集大成に相応しく、そして大変楽しいワークショップとなりました。
最後のワークショップの内容は、
1. これまでの検討経緯と最終内容の説明
2. 安全教室
3. サイクリング
4. 軽食
5. 解散式
です。
では、順にご報告します。
1. これまでの検討経緯と最終内容の説明
ワークショップの主催者である福岡県直方県土整備事務所から、これまでのワークショップの経緯と内容について、丁寧なご説明がありました。
標識の設置場所のご説明や表示版の最終デザインなど、立派なものが決まりました。
標識や表示については、既に整備されている区間には、早急に整備されるとのことでした。
参加者から、「今回の検討の進み具合は、行政にしては非常に早く、スムーズだった」等のご意見もいただき、やってきて良かったなとしみじみ感じました。
2. 安全教室
お若い頃は、自転車のトラック競技選手で、現在は地元のサイクリングターミナルにお勤め、毎日24kmを自転車で通勤されている大先輩に、自転車の安全教室を行っていただきました。
ご指導いただいた内容は、一般的な交通規則だけでなく、長年の経験に裏付けされた、事故を予知するための内容が豊富で、大変有意義な内容でした。
どの事例も、なるほど、そうだどうだと思う内容ばかりでした。
参加者からは、道路交通法の改正などに関して、「もっと自転車レーンや道路整備を行うべき、そっちの方が先じゃないか」等の議論もあり、みなさんの認識や問題意識が一気に現実的なものとなりました。
3. サイクリング
ちょうど菜の花も沢山咲いている時期だし、みんなで既に整備されている上流側へ片道約5kmをサイクリングしました。
自転車がない参加者には、地元の自転車店の方々が自転車を準備されており、みんなでゆっくり楽しい菜の花サイクリングが楽しめました。
遠賀川河川敷に咲いた、一本の小さな菜の花。
4. 軽食
スタッフの方が準備していただいた、手作りのケーキやおにぎり、豚汁で、サイクリングでの疲れが一遍に吹っ飛びました、 とっても、美味しかったです。
5. 解散式
最後の内容は、これまで4回にわたって検討を行ってきた内容を「取りまとめた報告書」として、検討ワークショップメンバーから、これから実際に整備を担当していただく福岡県直方県土整備事務所へご報告・お願いすることでした。
この役目は、遠賀川ポタリングラバーズが、「みなさんのご意見を集約させた、要望の結集」として、参加者を代表してお渡しさせていただきました。
入院中のポタリングラバーズ代表の神谷美栄も、病院から何とか参加しました。
心にジ~ンと来て、本当に感無量の瞬間でした。
【お礼】
遠賀川ポタリングラバーズは、約1年以上前から今回の整備を小さな市民運動として行って来ました。
これに、大変多くの方々がご賛同・ご協力をいただくことで、ここまで実施することができました。
最初は全く想像もしてませんでしたが、検討ワークショップと言う形で、地域住民の方々や利用者の要望を大規模に、そしてしっかりとスムーズに取りまとめ、整備のための基本設計案をつくることができました。
これはひとえに、これまでご理解・ご協力をいただいた地域の自転車店の方々、地元住民の方々、インターネットで署名をいただいたe*metersを中心とする全国のみなさん、そしてワークショップに参加していただき、いろいろなご意見をいただいたみなさんのお陰です。
そして、福岡県直方県土整備事務所の方々、国土交通省遠賀川河川事務所の方々、直方市役所の行政側もご理解もいただくことで、大きく進展することができました。
これら大変多くの方々のお力添えをいただきいたことで、ここまで行うことができました。
本当に、ありがとうございました。
あとは、整備を実際に行っていただく福岡県直方県土整備事務所の方で、課題となっているもぐり橋の認可や工事予算を何とか確定していただき、早急に工事の着工と自転車道の完成を期待したいと思います。
どうか、よろしくお願いします。
自転車道の完成に目処がつきましたら、次は「完成イベントや具体的な利用内容」等について、また検討を進め、みなさんと楽しめる機会をつくりたいと考えていますので、またご報告・ご連絡させていただきます。
とりあえず、4回の検討ワークショップの節目として、お礼をお伝えしたいと思います。
本当に、本当に、ありがとうございました。
by 神谷 美栄 (夫)