Reactを使ったアプリケーション開発を、設計手法や関連ライブラリの説明まで含めて総合的に行った本。Reactの説明だけに関しても、きちんとした設計で利用するサンプルまでが示されているため、なかなかわかりやすくまとまっている。
Reactを使ったアプリケーション開発を、設計手法や関連ライブラリの説明まで含めて総合的に行った本。Reactの説明だけに関しても、きちんとした設計で利用するサンプルまでが示されているため、なかなかわかりやすくまとまっている。
名著。オブジェクト指向設計で業務アプリケーションを作ろうとするならある意味当然のことと言えるが、オブジェクト指向の発展の歴史上なぜか長らく実現されてこなかったことについて、実用的な観点から詳しく解説してある。
現状のアジャイルなどの開発方法をうまくまとめてはあると思う。ただ、独自の工夫が盛り込まれている。それも、アジャイルにウォーターフォールを一部取り込んだ系のもの。そうすると当然アジャイルでは解決できているはずのことはできなくなっているはずで、実際続く説明もできていない事を前提に話が進んでいる。もちろん現場の状況に従ってそれが最適となりそうすべき場合は普通にあるが、それは各現場ごとに判断すべき事であって、それを前提に論を進められると教科書としては読みにくい。ある一技術者の体験談として読むしかなくなっている。後半部分はそれを前提としつつリーンキャンバスを独自に改良したキャンバスの解説などになっておりなおさら独自性が強まり、ますますどこまで信じていいものかよくわからなくなっている。総合的に目指している物自体はたぶんいい方向だと思われるだけに残念。あと、仮説検証についてはたぶん科学の方法論から取り入れようとして誤解している。科学は唯一絶対の正解があるからあの方法が取れるのであってね。
オブジェクト指向をはじめとする、プログラムの抽象化技法に一番大切なことは識別子のわかりやすさであり、そのためには識別子を母国語で書く必要がある、と主張して10年近く。
どうも反対が多いのでここ数年はかなり消極的になっていたのだが。
最近こういう記述を発見。
>最近のトレンドでは「命名には、わかり易さ重視でかな漢字を使う」があります。
最近のトレンド!?いよいよ私の時代が来たか。
プログラムに一番大事なことで、これ抜きには日本はプログラミングの一流国にはなれないだろう、とまで言ってきていたので、かなりうれしい。
著者がC#プログラムを勉強していった過程を雑多な感じで書きならべて言った本。特に最適な勉強方法が書かれているというわけではなく、単に作者の経験を並べてある。一応、こういう順番に学べばいいんじゃないかという部分もあるにはあるが。
伝説的と言っていい名著「Code Complete」の作者の新作。Code Completeはプログラムの全てが書かれていたが、その後発展したアジャイルについての記述は書いてないのが残念だったため、それを補完できる一冊。この本もアジャイルの関連することがらを、Code Completeteと同じく根拠だてて明確に総合的にきっちり記述してあり、何度も読み返す価値が十分にあるものとなっている。文句なしに必読。
Vue.jsは様々な機能が組み合わされて作られているが、それぞれについて使いかたのコツが具体的に書かれている本。体系的な思想っぽいことはそれほど書かれていないように思えるが、一つ一つの機能についてはある程度考え方のようなことも書かれているのでそういう読み方もできる。