ステロイドのメリット、デメリットアトピー,治療,症状,名医,白内障

治療薬として非常に高い効果を発揮するステロイドは、細胞膜を通過して、その下にある細胞質内受容体へと結合し、調整タンパク質を合成していきます。
体内における結構深い位置まで浸透し、体質の改善を図る薬という事です。
よって、タンパク代謝はもちろん、糖代謝、脂質代謝といった所にまで作用を及ぼします。
要するに、身体における様々な作用を与えるという事になります。

アトピー治療において、この作用は良い方にも悪い方にも大きな影響を与えます。
炎症の抑制に関しては、ステロイドが最も効果的といわれており、その効果はもちろん、即効性に関してもかなり高い期待が持てます。
ただ、こういった高い効果と引き換えに、ステロイドには常に副作用の問題が付いて回ります。

ステロイドの副作用として認められているのは、タンパク代謝や糖代謝の異常によって発生する病気等です。
これらに起因する病気は、白内障、緑内障、クッシング症候群、高血糖などです。
特に白内障は、強いステロイドを投与した場合によく見受けられる症状です。

また、骨にも作用するステロイドは、それによって骨粗鬆症を引き起こす原因となる可能性があります。
その他にも、副腎萎縮、色素脱失といった症状も確認されています。
また、ステロイドはホルモンに対しても作用を及ぼすので、それによって生理出血が起こる事もあります。

こういった副作用は、ステロイドを使用するアトピー治療において、起こり得る可能性はゼロではありません。
ただし、効果の高いステロイドを使用するケースがほとんどである為、軽度のアトピーの場合は気にしなくても良いレベルである事も事実です。
このリスクを考えた上で治療を行うようにしましょう。
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