2014年7月19日(sat)
先週に引き続き上田市に所用があり、前回と同様に千曲川サイクリングロードを走行する。それは午前中で終わり、再び自転車道を折り返し、戸倉上山田温泉には昼頃に到着する。(写真/千曲川サイクリングから戸倉上山田温泉方面を望む)
前回、下着を盗まれ入浴できなかった戸倉上山田温泉の日帰り温泉「かめ乃湯」にリベンジ。人気の湯なので昼頃なら空いていると踏んだ。
案の定、他の客は数人しかなく、気兼ねなく戸倉上山田の名湯を満喫する。汗を流し、この後の美味いビールを飲むための入浴であったので、いつもより短めに上がる。シャンプーなどは付いていないが、それでもさすが名湯だ。身体を柔らかく包み込む。(写真/かめ乃湯の露天風呂)
そのまま自転車を置いて、あの大黒食堂でビールを注文しようと心に決めていたが、この日、まちはお祭りのためだろうか、店は休日。他にそれらしい店を探すが、急に黒い雲に覆われた。雨が来る。咄嗟に判断し、急いでしなの鉄道の戸倉駅に向かう。到着する頃には、すでに雨が降り始め衣服を濡らすが大したことはない。しかし、その直後、ゲリラ豪雨がこの付近を襲う。(写真/激しい雨に見舞われる戸倉駅のホームから望む)
雨音が激しくなり、雷が轟く。そのたびに女子高生が悲鳴を上げる。そんな急変した天気を間一髪で逃れる。戸倉駅に向かおうと思ったのは、その被害から逃れるためでもあったが、先日この駅から乗車した際に見つけた、構内の駅そば屋の存在。その看板に生ビールの文字が躍っていたのを覚えていた。
信州そば「かかし」。しかしこの店はそばだけでなく、カウンターの上に手作りのおつまみが何品か作り置きされている。これは一杯引っ掛けるには最高のサービスで、早速レバニラを肴に生ビールでのどを潤す。元気な女性店主はまだ子育て真っ最中のお母さん。6年前からこの店を始めたのは、温泉街の駅がもっと賑やかであってほしいと願っているからだという。確かに温泉街の駅に人々が集った時代に、こうした駅そばの存在は欠かせなかったはずだ。
料理人だった父親から教わり、本がつおと昆布だしの汁が美味い。手作りの天ぷらにねぎをトッピングしたそばを注文するが、全国の駅そばを特集した雑誌「男の隠れ家」には、きのこそばが紹介されている。次の楽しみも出来たことだし、千曲川サイクリングロードを走行した後の打上げに再び訪れたいと考える。但し、午後2時には閉店してしまうので、午前中のトレーニングの後ということになる。






