受験シーズン、、、
実は我が娘も私立中に受験し合格をいただきました。
そこに行けば、中学→高校→大学までの道は
ほぼ約束されたようなもの
おまけに教職課程だって、
将来なりたいと考えている道も見えなくはない
しかし、娘の受験目的は別のところにあり、
万が一合格しても地元公立中学に行くと決めていたので
合格した中学には行かないのです(笑)
周りからは「勿体ない」の声ばかり。
そりゃそうですよね、、、、
何故娘が受験したいと言ったかというと
「チャレンジして自分を試す」という1つの目標だけでした。
正直、一日何時間も勉強したわけでもなく
塾は中学受験コースでもありませんでした。
なんせ、塾に入る時に
「みなさん4年生からやってますからね。
6年の夏から入塾しても合格は100%不可能」
って言われてましたし、苦手な理科は放置(笑)
空き時間に漢字を覚えるなんてこともしない
一日5時間とか、8時間とか勉強するのが
受験生というイメージですが
どこから見ても想像する受験生像とは違っていました。
かと言って勉強を全くしなくてもいいほど
成績が良いわけでもないので
自学と直前には過去問などにも挑戦はしていましたが、、、
ではそんなそんな娘が合格できたのは何故なんだろう・・・
それは、恐らく「楽しんでいた」からなのではないかと
それが一番のよう要因だったと考えられます。
娘の勉強法は、ぬいぐるみを生徒役に見立て
自分が先生役となって問題を出す、
ぬいぐるみ生徒役を自分がやって問題を解く
できたら褒める、できなかったらどこが間違ってるかな?と
ぬいぐるみ生徒に問う
ごっこ遊び、カッコよく言えば結果的にアクティブラーニング
とにかく楽しんで宿題をしたり過去問を解いたりしたことで
ココロの指数が高まりワクワクエネルギーに繋がった
それは見ていてよくわかりました。
決して娘が特別ということではなく、
常日頃からキャリア形成の場で伝えているように
根を詰めて何時間やっても脳は疲れるばかりです
やらなければ合格しない、と追い込めば
身体は委縮して堅くなる。当然心に余裕はなくなる。
娘はどこか受験を楽しんでいました。
目的はただ一つ、自分の成長を確かめることと
そこなんですよね。
①目的は何か
②その目的を果たす理由は何のためなのか
③何よりもそれを自分で楽しめること
物事がうまく行く理由は上記3つの要素は
とても大切だと思います。
そして、もうひとつ約束を守りたいという強い意思
そうはいっても、娘もまだまだ11歳の女の子
不安も緊張もあって、時折、
「合格できなかったらどうしよう」と
不安と吐露したこともありました。
そんな時は、
「合格がゴールだったけ?」
「あれ~?自分の成長を楽しむのが目的だったよね~」
「合格が欲しいなら、今どうしたらいいと思う?」
「合格しなくてもチャレンジした事実は残るよね」
「合格しなかったとしても行ける中学はあるじゃん」
「死なないよね」等言って笑ってました。
受験当日は流石に緊張していましたが、
教室に入ったら隣の席の子が
御守りを握りしめて祈っていた姿を見て
「ああ、私とは意気込み違うわ」と反対に吹っ切れたそうです
受験が終わった後はそれはそれは爽快感たっぷり
やりきった感たっぷり
そして、苦手な理科が案外すらすらできたこと
得意な社会が反対にできなかったことで
「さいあく~~~~」と言って笑いながらも
空欄だけは作らない努力をしたと言っていました。
ここにも主体的な姿勢があったのを感じ
それが功を奏したのではないかと思いました。
結果的に娘はとても大きな達成感と自信を獲得したようで
その喜びが次へのエネルギーになっているという、、
EQはやはりとても大切なものです
ココロの指数の高まりは人間を主体的にさせます。
目標に大小は関係ありません
こうなりたい、こんな風にしたいなど
夢を描いたらそれが大人から見たときに
え?と思うようなコト
(今回の受験でいえば、公立に行くなら
受験料はムダじゃんって思いそうになりますものね)
であったとしても、やりたいって思っていることに
チャレンジさせることで、
子どもの目はキラキラと輝き、喜び楽しみを感じるはずです
何事もやってみなくちゃわからない
やりたいって思う事は
大人の事情で止める前に、どんな子どもに成長してほしいのか
その為に親としてどう子どもを応援するといいのか、
これは大人が考えていくことかもしれませんね
いずれにしても、娘の小学生生活最後に掲げた
自分目標をクリアし残り少なくなった小学生としての時間を
今は満喫することに最大限のエネルギーを注いでいるようです
私はというと、、、そんな娘の自立への階段を
後ろからひっぱらないように
私も私で人生の終わりに向かって
今やれることを最大限にやる、そして成長し続けることを
忘れない生き方をしたいと思います(^^)