A SOMEWHAT GENTLE MAN



Director: Hans Petter Moland



ウルリクは、殺人で服役していた刑務所から12年ぶりに釈放される。彼には、遣り残した仕事があり、彼の仲間は彼がそれをやり遂げるであろうことを知っていた。彼は、昔、一緒に計画を練っていた相棒のケニーを捜すが、ケニーが過去のことなど忘れたように幸せな家族を築いていることを知る。ケニーの幸せな姿を見て、ウルリクも別れた妻のことを思い出し、彼女に連絡を取るが、元妻は自分と息子を棄てた男を許してはおらず、息子にも絶対に連絡を取るなと約束させる。しかし、彼は、息子と連絡を取り、自分がもうすぐおじいちゃんになろうとしていることを知る。一方、ケニーがウルリクの恩も忘れてのうのうとしていることを知った昔の仲間は、ケニーに復讐に行こうとウルリクを誘う……。



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IF NOT US, WHO (WER WENN NICHT WIR)



Director: Andres Veiel



1960年代初めの西ドイツ。しばらくは国も平穏であった。ベルンヴァルトは、チュリンゲンで学ぶ学生で、ヴァルター・イェンスの修辞学のゼミに出席していた。彼の夢は作家になることで、毎晩のようにタイプライターをたたいていた。また、彼は、“血と土”のイデオロギーの支持者として、ナチに祝福された詩人である父ヴィルを守らなければならなかった。彼の住む土地は、過去のために窒息死させられそうな状態であった。戦争はまだ15年前のことに過ぎず、旧ナチは権力の座に戻りつつあり、誰も戦争犯罪について語ろうとはしなかった。
ある日、ベルンヴァルトは、グドルン・エンスリンと彼女の友だちデルテと出会う。3人は共同生活を始め、まもなくベルンヴァルトとグドルンが親密な関係になる。


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1964年、2人は西ベルリンにいて、彼らは左翼のボヘミアン・グループに参加する。社会民主党がキリスト教連合と大連合を組み、彼らも臨時議会野党運動(Extraparliamentary Opposition Movement)に加わる。世界中で、社会的、政治的運動が巻き起こる。自由化運動、学生紛争、ブラック・パンサー、そしてドラッグとロックンロール。歴史の流れは、容赦なく、一時は、運動によって、針路は変えられるようにも思われた。我々ではなくて誰がやるのか。


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やがて彼らの前にもう1人の人物、アンドレアス・バーダーが登場する。そして、彼らの活動は過激さを増していく……。


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THE ROBBER



Director: Benjamin Heisenberg



有能なマラソン選手ヨハンには、銀行強盗というもう1つの顔があった。銀行強盗の時は、マラソンと違って、バカげたお面をつけ、銃を携帯しているという違いはあったが、そのどちらにおいても、彼は、自分の心拍数やスタミナや効果を正確に把握することを怠らなかった。ある日、彼は、オーストリアの戦後最大となる逃走劇を繰り広げることになる……。



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