彼女はロンドン在住、英国を拠点にヨーロッパや日本でコンサート活動を行っている若手のヴァイオリニストである。しばらく前にもロンドンのウイグモア・ホールという権威あるコンサートホールでリサイタルを開いた、実力者なのである。
昨年のコンサートも日本大使館の次席公使がオープニング・スピーチをしてくださり、多くのお客様が見えた。
今年の5月5日にはとても偉い方が日本から見えることになっており大使館は大忙しなので、残念ながらオープニング・スピーチはいただけないが、「頑張ってください」という応援の言葉はいただいて、福島の子どもたちの学習や県外でのキャンプ体験などを支援するアカデミー・キャンプに寄付を募るチャリティコンサートなのである。
震災の後の復興支援には、長い月日がかかる。特に子どもたちに対する支援は、「忘れない」ということが大切だ。リサさんは、「5年という月日がたって、人々の心から震災の爪痕が忘れられつつありますが・・・」と子どもたちへの支援を私たちに改めて促してくれるのである。
熊本の被災地でも、もう少しすると被害の全容が把握でき、長期的な支援の方法などが見えてくるだろう。そうなった時が、我々一般の人になにができるかの正念場である。
私がスケートの試合のチャレンジで応援している「アスイク」さんも、仙台を拠点にしており、被災児童の支援から始まってはいるが、全国の困窮家庭の児童の学習支援を長期にわたってする姿勢である。
時間がたっても忘れずに、子どもたちへ必要な支援の手を差し伸べ続けることは、なかなか出来ないことである。
今年、植田リサさんのコンサートは、セントパンクラスとユーストンの間にある、St Pancras Churchで行われる。500人ぐらい収容できるので、ロンドンにお住まいの方は、ぜひどうぞ。
ご寄付は、1.5倍になってアカデミー・キャンプに届きますので、そちらもよろしくお願いいたします。
http://www.globalgiving.co.uk/projects/academy-camp/