メニュイン・ジュニアファイナル結果 | ロンドンつれづれ

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4月15日、夕方7時半から、ジュニアのコンペティションのファイナリストは、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックのコンサートホールで演奏をしました。

コンパルソリの楽曲を2曲、お客様の前で演奏して、審査されます。

最初の曲は、O.Colomina i Bosch, Shpigl

そして、2曲目は、A. Vivaldiの四季より、ひとつの季節を選んで。


バックで演奏するのは、ロイヤル・アカデミーの学生さんたち。


一曲目は、ステージにむかって左手の入り口から演奏しながら入ってきます。

ちょうど、私の座った席のまん前に立ち止まって演奏。それから、数歩ずつ歩いてはだんだんとステージに近づいていきます・・・。




以下は、トップ3名の演奏です。聞き比べてみてください。



まずは、優勝のイーソン・ソフィ・リーさん。

彼女の演奏は、1曲目の、一音で、その音の深さが伝わりました。

ヴィヴァルディでは、バックの演奏とも調和がとれており、12歳とは思えない素晴らしさ。鳥肌がたちました。ヴィヴァルディは、夏を。


Yesong Sophie Lee, 12, USA







2位のケビン・ミウラくん。

スピード感のある演奏。ヴィヴァルディは冬を。ちょっとバックがおいていかれたか・・・?

Kevin Miura, 13, USA/Japan






3位の、ヨハン・ダレーンくん。

彼の演奏は、「あれだけ弾けたら気持ちいいだろうなあ・・・」と思わせる。彼自身が、楽しんでいる様子がつたわりました。こちらも冬で。

Johan Dalene, 15, Sweden



日本人ジュニアは、セミファイナルに二人残っていました。


Hina Maeda、13歳。1曲目は、本田真凛ちゃんがSPで使ったベートーベンのソナタです。

ひなちゃんは、審査発表の時にちょうど私の前に座っていましたが、ファイナリストたちの名前が発表されるたびに、両手を高く上げて拍手していて、ほほえましかったです。

服部ジョージさんがおっしゃったように、「順位を決めると言うよりは、若い演奏者たちが集まってお互いに交流を深める」という目的のメニュイン・コンペティション、とてもよい雰囲気でした。
 




Takumi Taguchi, 14
14才ともなると、急に大人びた演奏ができますね…。





以下の動画サイトで、他の参加者の演奏を見ることができます。

https://www.youtube.com/user/MenuhinCompetition