ジャパンギビングで被災地応援します。 | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

昨日で、震災から5年。

もうこの1周間、日本中のテレビやメディアでも震災関連のものが多く取り上げられているでしょう。

ロンドンでも大使館で記念行事が行われました。

あらためて、犠牲者の方のご冥福をお祈りするとともに、被災地でまだ仮設住宅などで頑張っている皆さんに心を寄せたいと思います。



さて、数日前に、6月にはアダルト・スケーターの試合に挑戦します!とこのブログで宣言させていただきましたが、オーバーズドルフから「応募票受領」の連絡がきて、いよいよのっぴきならない状況になりました。



57才でフィギュアスケートの練習を始めて、3年間。ちょうど3月から真剣にやり始めたので丸々3年たちました。いまだ、シングルサルコウもシングルトウループも完璧とはいえず、トライするたびにオットット(汗)な状況で、スピンはきれいに回れた時でもせいぜい6-7回。 昨日、コーチに頼んで、プログラムを滑っているところをビデオに撮ってもらいましたが、あとで恐る恐る見てみたら、ひどすぎて落ち込みました。もう音をかけて4-5回はコーチと一緒に練習しているのにな…。



これは6月まであと3ヶ月と言っても、うかうかしていたら、あっという間に来てしまいます。60歳にして、年寄りの冷や水。まさに、老いらくの挑戦、チャレンジです。



そもそも、どうして「試合」などに出ようと思ったのでしょうか。



それは「チャレンジ(挑戦)」したいから。



チャレンジして、それをなにか役に立つ形にするのに、Justgiving, ジャスト・ギビングという組織が英国にあります。一般の人が自分が応援したいひとつのチャリティやNPOを選んで、何かにチャレンジするというもので、友人や知り合い、あるいはそのチャレンジを応援してくれようという人が寄付をするものです。



誰かが難しいことにチャレンジするのを応援する。その応援は、直接チャレンジャーに向かうのではなく、チャレンジャーがサポートしたいと思う「がんばっているNPO」に対して、寄付という形で届く…。



英国の私の友人たちは例えば「5歳の息子、ジョナサンが○月○日に、5キロ走ります!このチャレンジを応援してくださる方は、「子供の癌基金」に寄付をお願いします!」というようなメールをしょっちゅうくれます。



このジャストギビングが、日本にもジャパンギビングと名前を変えて存在するのです。ここでも自分の応援したいNPOを選んで、誰でもチャレンジをすることができます。

なので・・・宣言します! 3年前に習い始めたフィギュアスケートで、ISUの国際試合に60歳でチャレンジします!  私、ポプラの「年寄りの冷や水」チャレンジを応援してくださる方、どうか私の応援したいNPO法人「アスイク」にジャパンギビング上で、寄付をお願いします!



「アスイク」(http://asuiku.org/?page_id=1280)は、東日本大震災をきっかけに福島市出身の大橋雄介さんという方が仙台に拠点をたちあげ、避難所や仮設住宅での子供たちの学習支援をしてきました。今も引き続き震災で仕事を失ったりした生活困窮家庭の子供たちを無料支援しています。2013年からは仙台市の学習サポート事業に選ばれています。こちらに厚生労働省の資料があります。「アスイク」は、被災地での明日の子供たちを育成するために若い人たちがイニシアチブをとる、しっかりした団体です。


震災からの復興は町並みが戻るというだけではなく、人育てとそこで育った人たちが地元に定着して強い産業やコミュニティの持続性をたやさないことで、はじめて成功したといえるでしょう。



そのためには一人ひとりの子供たちが、学習のチャンスをできるだけ平等に手にして、未来に希望がもてることが大切です。


今までも、そして今でも、私は「あしなが育英基金」に毎月寄付していますが、今回は被災地である宮城県仙台で活動をしている、もっと小さいNPO, 知名度は低いかも知れないけれど、子どもたちのために同じように頑張っている、この若いNPOを皆さんにも応援していただきたいと思いました。

社会的に不利なご家庭で育つ子どもたちに、より平等な教育機会を持ってほしい。それは、被災地だけの問題ではありません。「アスイク」は地域の中の社会的不利をもつ子どもたちを支援するとともに、ソーシャル・エンタープライズとして自分たちのビジネスモデルを他の組織に移転したりして、活動を広げている楽しみなNPOです。



「アスイク」と、彼らの理念を支援します。「アスイク」で学習する被災地の小学生や中学生たちの未来を支援するために、「フィギュアスケートで、いきなり国際試合出場!」というかなり無理なことにチャレンジします。



しかし、無理を実現させてこそ、チャレンジ!今は無理だろうとおもっても、きっと「できる」と信じて続けることで、「できない」が「できた!」にかわるでしょう。できるか?あと3ヶ月で? できるとも! やってみせるとも!



今、いろんなことを「きっと無理だよ・・・」と思っている若い君たち、このオバサンをごらん!といえるために、残業にまみれながらもプログラムの練習、頑張ります。



どうぞ皆さんも、「アスイク」に寄付するという形で若い被災者の人たちを支援してください。そして、被災地の子供たちを支援する、若いNPOの人たちをご支援よろしくお願いします!

ジャパンギビングの私のページは、こちらです。 こちらから、簡単に寄付ができます。

http://japangiving.jp/c/13519



さて…。ただいまの練習状況です。プログラムを小さく区切って、部分部分を練習している段階です。 6月に向けて人様に見せられるものになるよう、一生懸命チャレンジします。





チャレンジ終了まで、何度かご報告いたします。


どうぞよろしくお願いいたします!