弱きもの、汝の名は・・・ | ロンドンつれづれ

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DVの被害者は、圧倒的に女性が多いと思うでしょう。


最近は、男性も被害にあっているのである。



男性に話を聞くと、「女性が怖くて結婚でいきない」というような情けないことを言う人がいるのである。


そして、「友人のお兄さんの話だけれども、奥さんが凶暴で、ケンカになるとなぐったり蹴ったり、物を投げたりひっかいたりするので、怪我がたえない。あまりにひどいので、裁判を起こしてやっと離婚ができたらしいですよ・・・」などという話も耳にするのである。




先日は、こんな記事を読んだ。


日本で調査をしたら、デートDVの被害 、男子高校生の方が、女子高校生より多いというのである。なんということだろうか。



男女共に内容をみると暴言がトップだが、女子32%ぐらいのところ、男子は34%ぐらいが暴言で傷ついたと答えている。 「死ね」、「デブ」などという言葉をガールフレンドに言われて、傷つくという男子が多いのだそうである。


また、暴力は、女子の12%に比べ、男子は31%、つまり男子の方が多く暴力を受けていることになる。これはちょっと驚きである。 たたかれるのは嫌だけれど、男だから我慢しなくてはならないという答えが多いそうである。


男子は続いて、ラインのチェックが嫌だと答えた人が17%。 女子は性行為の強要が16%、ラインのチェックが16%とつづく。



2013年のDV防止法では、身体的(暴力)、精神的(暴言)、そして性的な暴力を振るわれた場合の保護命令の対象は、配偶者や内縁関係だけでなく、同居中か、かつて同居していた恋人まで広げられたが、高校生の場合はそれに当てはまらない場合が多い。



調査では、親にも教師にも相談できない男子高校生の悩みが明るみに出て、高校生のデートDVにも救済が必要なのでは、と研究者も話しているらしい。





確かに、場合によっては男の子のほうが気が弱いかもしれない。


うちの息子など二人ともまったくだらしないので、気の強い女の子には口でもやり込められるだろうし、うっかりすれば、暴力を振るわれてもまったく反撃にもでられないだろうなあ・・・。 それに女に手を上げる男は最低といって育ててきたし。



昨今、女性でも大変に言葉づかいが汚いのや、暴力的なのがでてきているから心配だ。



そしてイギリスなどでもメディアで、男が女を殴る場面は厳しく取り締まられるけれども、CMで、女がヒステリーを起こして男の横面をはったりしているのは、平気で使っている。これは良くないのじゃないかな。


男は女を殴っちゃ駄目だけど、女が男のほっぺたを叩くのはOK、それもおかしな話である。




そういえば、イギリスでも夫婦間のDVで、妻から夫への暴力というのはかなり深刻化しているという記事をどこかで読んだことがある。



男性は、なかなか外部の機関に相談にいかないし、男性専用のDVのシェルターもないから、困っている、という記事を・・・。



男だって女だって、殴るような相手とはさっさと別れてしまえばいいのに、それができないというのが情けない。



男性も、弱くなってきたのだろうか、それとも、女性がどんどん暴力的になってきたのだろうか・・・。



実に困った現象である。