無良選手がスケート・カナダで素晴らしかった。以下、ブリティッシュ・ユーロスポーツの解説(サイモン・リードおよびクリス・ハワース)の概訳。メモと記憶によりますので、全訳ではありませんことご了承ください。
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日本の、無良選手、曲はロイド・ウェバー。最初に4回転ジャンプを二つ持ってきています。
まず、ひとつ・・・コンビネーションのはずだったが、トリプルトウがつきませんでした。
クワド・トウ、そしてトリプル・トウ!こちらにコンビネーション、素晴らしいクオリティのジャンプです!
そして、見事なトリプル・アクセル! これはフェルナンデスにプレッシャーになるでしょうね。非常に質の高いジャンプです!
そしてトリプルループ
トリプルアクセル、ダブルトウ! さっき、ジャンプに入る前の準備のとき、大きく息をしていましたね・・・。
失敗なんて絶対しない感じですよ。 トリプルフリップ。
そして、最後にトリプルルッツ、と。
How about that...! (どうです!たいしたもんだ!)
先週は、タツキ・マチダ、今週は、タカヒト・ムラと、日本人の選手たちが、予想を上回る出来の演技を見せてくれましたよ!
いや、今日の演技はほとんど完璧でしょう。彼の今までの中でも一番良かったんじゃないの? 二つの4回転ジャンプの質の高かったこと!とくに、2番目、コンビネーションにして決めたジャンプ・・・。
フェルナンデスも見ていたでしょうね。プレッシャーになりますよ、これは。
それにしても、カナダ人の観客の反応もとっても良かったね。いい演技には声援を送って・・。パトリック・チャンも休みを取っているし、ケビン・レイノルズもイライジャ・バウルデも棄権しちゃったから、カナダ人の選手はほとんどいないんだけど。
彼の技術点、今までの中でも一番良かったんじゃないの?2番目のスコア(PCS)にはまだ伸びしろがあるよね。そこをこれから頑張れば。フリーでは今までより13点、総合でも12点高いパーソナルベストでしょう。
(感極まってタオルで涙を拭いている無良選手に、お父さんから「ほら、泣いてないで!」と声がかかり、気を取り直してフェルナンデスのコールに拍手する無良選手)
ムラは、フェルナンデスに対してスポーツマンシップのある態度でいいね・・・。
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いやあ、昨シーズン、思うような演技ができなかった分、本当に良かったです。
ひとつひとつのジャンプに、迷いがなく、着実に決めていったのがわかりました。解説も、ムラはとってもコンフィデントに見えた、と言っていました。 着氷にゆるぎがなく、安心してみていることができました。
「娘ができて、家族のために頑張ろうと言う気持ちが強くなった」という無良選手、コーチであるお父さんも本当に嬉しそうでした・・・。
フィギュアは繊細なスポーツです。精神的なことが大きく演技に響いてくるんだなあ、強い気持ちって大事なんだと改めて思いました。
解説も、It's all about mind-set....と、他の選手のときにも数回言っていました。
スコアもですが、人と比べてと言うよりは、今の自分のベストがだせること。それが、達成感になるんでしょうね。