さらら さんが、コメント欄で、陳情書の書き方について、とても参考になる書き込みをしていただいたので、許可をいただいて再掲します。
陳情書を作成される際の参考にしてください。

東京都議会 請願・陳情ガイド
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/petition/guide.html

*議員の紹介があるものを請願、ないものを陳情と呼んでいます。


まず、おおまかな流れです。 

陳情者が陳情を持っていくと、
1、受理される。
2、内容の整理作業(議案法制局の方と、軽く面談。陳情者の意図を明確にするヒアリング)
3、調査(上に同じ。)
4、議案法制局の方が、持ってきた陳情書をもとに、文書表を作成する。
5、委員会への付託準備に入る。
6、所管委員会へ付託。
7、議員へ文書表としてまとめられた陳情書が提出される。
8、委員会にて審査。
9、採択か不採択か決定。
10、採択されると、本会議にて審議して最終決定へ。
   採択されないと、その結果が本会議へ報告される。
11、結果が陳情者へ通知される。


紹介議員に介されるので、通知とか決定とかのプロセスが少々変わるのかもしれませんが、大体同じだと考えていいと思います。

現時点だと、最短で、6月の本会議の所管委員会へ付託。9月の委員会で審査となります。

締め切りが、6月10日となっていたので、ずれ込むと、9月の本会議で所管委員会に付託、12月の委員会で審査。
と3ヶ月ずれ込みます。
文書表の作成に時間がかかるので、出来れば、2日か3日くらいまでには出された方がいいそうですよ。

それぞれ、誓願と陳情には内容の賛同者の署名を付ける事が出来ます。
陳情書も請願書も、公式文書となるので、陳情者の指名や住所は、公開情報扱いになります。

署名に関しては、公開は情報開示請求があっても、されないとか。

選挙があって、次の選挙があるまでをひとつの会期と数えます。
それぞれ、誓願も陳情も、一会期中に一回までです。

採択されるとそれが一番だけど、不採択でも、参考資料として、本会議に送る事が出来ます。
当然、議員の目にも触れる可能性が高く、地道に訴え続ける事が出来ます。

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陳情書をもっていくと、議会の事務局が、規定のフォーマットに落とし込む為、文書を訂正したりなどの作業を行います。文書を訂正するのに、時間がかかるので、余裕を持ってという事だそうです。

6月中旬を過ぎてしまうと、6月の議会ではなく、次の議会のある9月へずれ込む可能性が出るという事ですね。議会のスケジュールに合わせてという事だそうです。

案件が固まっているけど、文書としてこれでいいのか?と不安が残るなどの、相談は受け付けていますよ。一度ご相談されたら良いと思います。

陳情書について、都議会事務局に聞くのが一番早いです。

受付窓口
〒163-8001 新宿区西新宿2-8-1 電話:03(5320)7132
東京都議会議会局議事部議案法制課(都議会議事堂1階南側)

一度陳情として不採用になると、次の会期、(要は次の選挙後)まで陳情書扱いではなく、参考資料としての提出になります。

とはいえ、繰り返し意見を寄せる事は出来る訳です。

陳情書として採択してもらうのが、一番良いのですが、一度跳ねられても、会期が変われば提出が出来ますし、参考資料としてならば、跳ねられた同じ会期中でも、繰り返し提出出来ますよ。

いわゆる正式な苦情として形が残るのが、陳情書のメリットかと思います。

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陳情書を持っていくと、まず、都議会の事務局の方が出てきて、どういう陳情を行うのか?軽くヒアリングがあります。そこで内容を確かめて、受理するかしないかを判断されます。

大 抵は支離滅裂なものでなく、目的がはっきりしている。例えば、パピオンだったら、登録の取り消しをしてほしいとか。東京動物愛護相談センター多摩支所を解 体して、新たにそれぞれの市役所に愛護相談係を作ってほしい。とか、その理由はこうだから、と、意図が明確であり、反社会的な要望でなかれば、受理はされ るんじゃないでしょうか。

それを、議会に付託して、委員会で検討してもらいます。そこで、その陳情を組んで、その通りにするかどうか、を簡単に言えば審議するようです。

そこで不採択になると、その陳情は叶えられずに、終ります。が、同じ会期中、現在だと、2019年の6月までは、参考資料として、同じ文言を提出して、委員会に届ける事は出来ます。

強い意志を見せる事が出来るというわけですし、
正式に苦情を届ける事が出来るということです。

今月の中旬であれば、ギリギリ6月の議会に間に合うかもしれません。その際には、事前に文言を議会事務局に相談し、あらかた内容を伝えておく事をおすすめします。

一度、お電話してみてください。

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それから、文章が明確で、簡潔であることは望まれますが、そうした文章に陳情者の意図を組んで、書き直す、文書作成担当の職員さんがいらっしゃいます。

こういう陳情を出します。
理由はこうで、こういう問題を解決するために、こうしたらいいと思うんです。と目的を述べて、議会の事務局の方に意思を伝えれば、あとは、
内容が把握されて、その規定のフォーマットに合った文章に訂正をしてくれますので、
文章そのものに力点を置かなくても大丈夫なようです。

むしろ、願意と、その理由の相関関係をしっかり明確にしておく事のほうが、郵送する前にも事前に電話連絡をしておいたほうがいいですし、直接都に持参する場合はヒアリングもありますから、大事かもしれません。

もし今回間に合わなくても、次の9月には間に合う訳ですから、それも頭に入れて、作成してみたら良いと思います。

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本日議会の方で、締め切りが告知されていました。

6月10日が第一次締め切り。
6月17日が第二次締め切り。

違いはわかりませんが、受付で告知がありました。

それから、誓願と陳情はちがうものなので、
陳情で不採用になっても、同会期中に誓願として再提出出来ますし、逆も同様です。

参考までに。

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あとは地元の市などに、多摩支所酷いんで、(具体的に言うと、パピオンという劣悪ショップがあってね・・・とパピオンの対応について苦情を書く事が出来ますし。)
自分のところの市にきちんと愛護センターを作って下さいと陳情、誓願するとかも出来ますね。

インフラ設備を増やす事になるんで、土建屋利権お爺さん、おじさん議員だって、これなら受け入れてくれそうですよね、などと、思ってみたり。

パピオンという前代未聞の悪質ショップの野放しを許さない。という事と、多摩支所は行政機関として全く機能していないという問題は、それぞれ主格と客格を入れ替えて、陳情、誓願できる案件だと思います。

頑張って声を残したいですね。

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陳情書、請願書の書き方は、以前しっぽさんも記事にされていますが(http://ameblo.jp/poptail9/entry-12023642476.html)、こちらを参考にどうぞ。


タイトル 40字以内
願意  なんでそれをお願いしたいのか、を大体200字以内

その陳情書の趣旨説明を1500字以内。

1500字とか200字とか聞くと、結構文字数多い感じがしますが、

私は普通にワードに打ち出して作りました。
普段メールやラインやツイッターなどで文章を作成する機会が多い、現代人にしてみれば、案外あっとという間に出来てしまう文章量でしたよ。

それから、下記が東京都の陳情、誓願ガイドになります。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/petition/guide.html