お久しぶりな続き妄想~(*´ω`*)♡
本誌最新号のネタ☆バレと、popipi個人の勝手な解釈で繰り広げられる妄想駄文ですので、閲覧注意でお願いします~(*-ω人)
ではー!!どぞ♪
「また、あなたに会いに来てもいいですか?」
キョーコが冴菜を真っ直ぐに見据えてそう尋ねると、
「……それは困ります。」
冴菜の返答に目を見開く藤道。
「ここは職場なので。
来るなら、家にして頂戴。」
すると冴菜は、ポケットから紙とペンを取り出し、サッと書いたメモをキョーコに渡す。
「でも、忙しいから家にもほとんどいないわ。
来る前には必ず連絡を入れなさい……。」
まだぎこちないものの、初めてキョーコに柔らかい表情を見せた冴菜……。
メモに書かれていたのは、冴菜の住むマンションの住所と携帯番号だった。
「……はい!ありがとうございます!」
メモを受け取ったキョーコは深々と丁寧なお辞儀をして、冴菜の職場を後にした。
藤道に送ってもらう途中の車内で、
「今日はありがとう……。」
「えっ?お礼を言うのは私の方です!
藤道さんもお仕事中なのに、こうして送り迎えまでして頂いて……」
「いや、最上のこと……。
君と最上がこんな風に話せる日が来るとは思ってなかったから……。」
無表情に話をする藤道の横顔を見るキョーコ。
「藤道さんは、母のこと大切にして下さっているんですね。」
「えっ!?// いや、その……//」
キョーコの言葉に、運転中にも関わらず初めて動揺を見せる藤道。
「藤道さん、危ないですっ!」
* * *
無事にだるまやに着いたキョーコは、そこでようやく携帯を手に取った。
パカパカと点滅するランプがメッセージの受信を表している。
「椹さんから連絡かしら?」
メッセージを開くと……
「えっ!?///つっ…………!」
慌てて口を塞ぐキョーコ。
(敦賀さんからSMS!?)
『大丈夫だった?
敦賀』
(…………/// 保護、保護)ポチポチ……
着信も入っていたことに気づいたキョーコは、携帯を持って部屋へと上がった。
* * *
「「お疲れ様でしたー!」」
「蓮、俺先に荷物置いてくるから、着替えておいて。」
「分かりました。」
控え室で蓮が着替えを済ませた時、
ピルルルルーーー
「もしもし?」
「最上です!その、お電話とメッセージまで、ありがとうございました。」
いつも通りのキョーコの様子にほっと小さく息を吐き出す蓮。
「それで?終わったの……?」
「はい……!
私、初めて母に、産んでくれてありがとうと言えました。」
「えっ?」
(あの放送の流れでそんなことを……?)
「それから……小さい頃からずっと聞きたくても聞けなかったことも聞けました。」
落ち着いて話すキョーコとは裏腹に、6歳の頃のいつも泣いていたキョーコを思い起こして、俄に信じ難い様子の蓮……。
「そう……。」
「昨夜も色々あって、本当はもう母に愛されたいと願うことは諦めようと思っていたんです……」
「うん……。」
(そうだよな……?
あんな放送を観た後、あれだけ泣きじゃくってたんだから……)
「でも、母の事情を知って、更には沢山の方々のご恩があって今の自分がいることも分かって……」
「うん……。」
(事情……あの母親にそこまで聞けたのか……)
「やっぱり母に愛されたいという想いは諦めないことにしたんです……。」
「え?」
「はっ!!それって、ラブミーですよね!?」
「え…………」
「社長のいう、“人に愛されること” まさにラブミー部のモットーですよね、それって!」
「ああ……。」
(人に愛される……ラブミー……そうだな……)
「私、小さい頃から母に振り向いてもらえなかったことで、今まではずっと自分の気持ちばかりを押し付けていたんです……」
「…………。」
(それって、もしかしてアイツのことか……?)
「でも、これからは、母にも周りの人にも愛されることを望む自分になろうと思います……!」
「………………。」
(愛されることを望む……産んでくれてありがとう……か。)
キョーコの言葉がグアムでの蓮自身の気持ちの変化ともシンクロしていく……。
「…………?敦賀さん?」
返事のない蓮の様子に、携帯に耳を傾けるキョーコ。
「あの……?」
「うん。
…………俺は、愛してるよ……。」
「ーーーえっ!?///」
「最上さんのこと、愛してる……。」
「ーーーっ!!/////
コーンと同じようなこと言わないで下さいぃっ!
敦賀さんのバカァッーーー!!!/////」
ブチッ、ツーーーツーーー
「クスッ……
コーンと同じ……かーーー。」
Fin.
にゃは(* ̄∇ ̄*)
敦賀しゃんならさらっと言ってくれると信じてる♡