ぶるまん。
~ドキリ☆秋のコスプレ大会~
ぶるまん。
バナー画像:『十把一絡』ロックロック様より
※ぶるまん。参加作品以外への無断転用厳禁※



そう……。やはり、はじまりはいつもなぅだった……((* ̄∀ ̄):*:・
どんな流れからそうなったのかさえもう思い出せないけれど(笑)


「社長はナースキョコたんね♡」


と。。。エー Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

という訳で(!?)僭越ながら、ナースキョコたん行ってみまっす(* ̄∇ ̄)ノ

猫木氏の跳び箱前のアレ(笑)より約半年後のシチュです。
一部マリモ様のお話にも絡み(?)ます☆
※詳しくは、上の企画リンクバナーへ※





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ナースと医師とブルマ
『彼のイタズラ♪』





残暑の厳しさも峠を越え、まだまだ強い陽射しは照りつけど、吹く風はどこかほんのりと冷たさを感じる秋の始まり。

夏の名残の入道雲と、秋を感じるうろこ雲が混在する青空の下、私立LME学園イチのお祭り。
『学園祭』が始まったーーー。


都内有数の進学校であるLME学園の生徒たちも、この時ばかりは夏期講習の疲れも忘れ、例え後に大学受験を控えた三年生であろうとも、皆この『学園祭』を全力で楽しむ!!ということが、髭を生やした大男である学園長の方針である。

それは無論、日々雑務に追われる生徒会役員とて同じこと。


この日、普段はブリザードのバリアによって一般生徒はあまり寄り付かない生徒会室においても、生徒会役員たちによる催しが施されていたーーー。


今年の生徒会室の学園祭テーマは、、、

『ストレス社会は大人だけじゃない!生徒会ストレスチェック健康診断♪』

表向きはコスプレによるファンサービス。
裏テーマとしては、ストレスチェックによって、隠されたいじ.めがないかをチェックすること。

生徒会として、ただコスプレを楽しむだけではないという大義名分はしっかりと考えられていた。


とは言え、やはりここは『学園祭』。
お祭りであることには変わりなく、生徒たちは皆、憧れの的である生徒会役員たちの “医療コスプレ” に学園祭が始まる何日も前から浮き足立っていた。


当然そんな生徒会室は、蓮や貴島目当ての女子生徒たちで溢れかえり…………というのを避けるため、学園祭開催前より既に抽選にて整理券が配られていた。

そう、社の発案でーーー。



「社さん?着替えは終わりましたか……?」


「いや、終わったことは終わったが……。」


「……どうかしたんですか?」


「俺が衣装を発注したときは、こんなんじゃなかった筈なんだが………………。」


「…………?何か間違えたんですか?」


蓮がパーティションで仕切られた着替えスペースを覗くとそこには…………


「や、社さん…………それは………………?」


「だから、それを俺が聞きたい。
何故にこんなことになってるんだ……。」


「…………まぁ、普通に考えて、貴島くん……ですね。」


「……やはりそうか……。貴島め……。」



* * *



「おーっす!みんな準備できたー?♪」


呑気に生徒会室に入ってきた貴島。


「貴島…………。」


着替えスペースから出てきて、恨めしそうに貴島を見つめる社。

そんな社の姿を見て……


「ひゃっはっはーっっ!!」


「くそっ///」


「やっぱりイイっすよー!
社先輩、絶対似合うと思ったんですよねー!

……ナース姿っ♪」


そう。社が着替えた格好はナース服。
もちろんスカート。
色はピンクだ。


「このヤロウ……発注内容を勝手に変えやがって……!」


「まぁまぁ、だって医師役はどっちにしても俺と敦賀くんだけなんですし、医師の補佐役といったらやっぱりナースでしょう?」


「………………っ!!確かにそうかもしれないけど!
だからってなんでスカートなんだっ!!」


「まぁまぁ社さん。
ナース服、とても似合ってますよ??」


キラキラ笑顔で仲裁のために間に入ってきた蓮。


「お前さん……わしを口説いとるのか……」


そんな時ーーー


「…………あのぅ…………。」


「おっ♪キョーコちゃん!
どう?見せて?」


社の奥の着替えスペースで着替えを終えたキョーコが、パーティションからひょこっと顔だけを出した。


「えっ///

でもっ、そのっ///」


「何?キョーコちゃんどうかした?
サイズは事前に教えてもらったから、間違ってはいない筈だけど……。」


なかなか出てこないキョーコを不思議に思う社。


「こっ、これではそのっ、恥ずかしくてっ///」


「え??」


人前に出られないほど恥ずかしいようなナース服を発注した覚えのない社は、ますます不思議に思うが、その隣でーーー


「…………貴島くん……??」


「ひぃぃぃ!っ……敦賀くんっ」


周囲の気温を一気に下げた蓮が、怒気を孕んだ声で貴島を呼んだ。


「つつつつ敦賀くんも絶対気に入るって!!」


「……………………。」


「そんな眼で睨まないでくれーっ!」


「まぁ、いい。

最上さん?とりあえず出ておいで……?」


「ぅぅっ///……はぃ……///」


蓮に言われて、モジモジしながら出てきたキョーコ。


「ひゅーぅ♪やっぱこっちで正解~♪」


「キョーコちゃん……///」


「……………………。」


キョーコのはナース服といっても、胸元は大きく開き、スラリをと伸びた脚を惜しげもなく晒してしまう程の超ミニスカート。
少しでも屈もうものなら、あちらもこちらも見えてしまいそうなもの。
もちろん色は社と同じでピンクだ。


「あのっ///やっぱり恥ずかしいですっ///」


「大丈夫だって~♪めちゃめちゃ可愛いよ、ねぇ?敦賀くん!?」


「………………あぁ…………///」


蓮は、手で口許を覆い隠して頷いた。




「はい!敦賀くんはこれかけてね!」


そう言って貴島が蓮に手渡したもの、それは……


「シルバーフレームの眼鏡……?」


「うん♪エロさUPアイテム♪」


ニヤリとした貴島は、首にかけた聴診器を手に取り、ヒラヒラと掲げながら、


「んじゃ、俺は始まるまでもうちょっとフラついてくるわー♪

この格好だといつも以上に女の子寄ってくるんだよねぇ♪じゃあ!」


と、ご機嫌に生徒会室を出ていった。


「俺たち、完全に貴島に遊ばれてるな……。」


「……ええ、そうですね……。」


蓮は再びちらりとキョーコを見る。


「…………///」


相変わらずモジモジと自身の胸元やお尻を確認しているキョーコは、それはそれは可愛らしい……。

蓮は、他の奴等に見せることを危惧したが、ひどまずこんな可愛らしいキョーコを見られたことを心の中で貴島に感謝した。




⇒ ナースと医師とブルマ(2) へ続く

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さぁて・・・なんかとんでもないモノを始めてしまったような気も・・・
まぁ、ブルマリレーよりはマシかな(●´ω`●)ゞ今のところはね。。。