今さらですが、インターネット広告の商流は非常に複雑です。
媒体社からエンドクライアントまで2~3社は普通、4~5社噛んでいる
なんてことも稀なことではありません。
この複雑な商流が、「メール」「メーリングリスト」というツールによって、
担当者から担当者に、システマチックに巡回していきます。
そもそも、インターネットの媒体社は非常に数多く、ゆえに
レップが必要になり、しかも代理店含めた各パートの参入障壁が低いこと、
そして出稿単価が安いこと、等々から既存代理店の参入が遅れ、
1997年から2000年位にかけてこのようなシステムが完成されたのではないかと思います。
商流が複雑になることは、そのまま利益率の低下に結びつくので、
INT広告を取り扱う各代理店は現在、そのどこもが背に腹は
代えられない状態に陥っており、今後、高速にいくつかの方向に
収斂されていくことは間違いないでしょう。
一方、INT以外の既存媒体では、媒体者、代理店とも、様々な規制や縄張りが
ありそうそう参入できないため、商流は単純明快、
この10年でのコミッション制からフィー制への移行トレンドはあるものの、
再編するところは再編し、「高付加価値」を唄い、
何とか最低限の利益を確保しているようです。
つまり、INT広告に関与する各社(特に代理店)は、今こそ、
誇りをもって、各種提携・JV等を拒否し(出来る範囲で。苦笑)、
複雑な商流を打ち崩していかなければいけません!
直でやりましょう、直で!!
さもなければ、いつまでも労働集約型で低賃金の業界トレンドは改善されません!!
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