からく庵(宇都宮市)
宇都宮市役所から東京街道方面へ西に。
東武線をくぐって細い坂道を昇っていくと、街並みがどこか懐かしい昭和のにおいが漂ってきます。
この坂は「たぬき坂」と言われていたようです。
すると左手に、築80年という木造平屋の古民家が目に飛び込んできます。
ここが「からく庵」さん。
「本日のメニュー」が書かれた黒板が店先に掲げられていなければ、なんのお店かもわからないかも・・・。
「お茶の間カフェ」という名前の通り13時~のカフェがメインだったようですが、昨年の夏からランチを始めたようです。
洒落た案内看板には、エステや占いなどもやっているとのこと。
昔の我が家に戻った気分で玄関戸を開けてみました。
中はキッチンにカウンター席、ダイニングにテーブルが、右手奥には床の間がある6畳間の和室がありました。
和室の方にお邪魔を。席は4人席が2つ。
見渡すと、すべてどこか懐かしい小物で溢れていました。
「この暖房機、昔うちで使っていたのと同じだ・・・」と、一緒に行った40代の男性が。
天井の板間に出来たシミがお化けに見えて、眠りにつくのが怖かった幼少の頃を思い出してくれました。
ランチは「日替わりおまかせ膳」1000円、お子様用400円。
毎日変わるメインのおかずに、野菜を中心とした3品が付いた「おまかせ膳」。
お店の方と話していたら、今月の献立表を頂きました。
ハヤシカレーやシチューなど懐かしい母親の味を満喫できる献立もありました。
ではお邪魔した日のお膳をご紹介しましょう。
タラの唐揚げピリ辛ソース 人参ドレッシングのサラダ
ポテトのマヨネーズ和え(?) 春雨と牛肉 韓国風炒め
どれも優しい味で、建物とマッチして癒されます。
今では食卓に上がらなくなりつつありますが、日本の家庭の定番食材「たくあん」と「黒豆」が。
外食ばかりの私には、このような当たり前の家庭的な味が大変貴重に感じました。
最後には、コーヒーか紅茶、デザートには一口アイスが付けられていました。
ランチが混み合うときもあるようです。
12時台の時間帯を外すかと、予約の電話をするとかされると良いかもしれません。
居心地が良くて、つい長居したくなってしまう・・・そんなお店です。
夜は2~3日前にご予約を。
2500円程度からご予算に合わせて用意をしてくれるようです。
食事以外のエステや占いなどは下記の公式HPを参考にしてくださいね。
○「お茶の間カフェ からく庵」
住所:宇都宮市一条1-2-15
電話番号:028-638-8109
定休日:日曜日・月曜日・祝日
営業時間:(ランチタイム)12時~14時、夜は2~3日前にご予約を。
エステやその他は上記の時間の限りではありません。
公式HP:http://www14.plala.or.jp/karakuan/index.html
栃ナビHP:http://www.tochinavi.net/shop/shop2.shtml?s=2109
(追伸 2007/06/03)
残念ながらランチの営業は、5月31日までで終了しました。