宝蔵寺 (宇都宮市)
JR宇都宮駅西口を降りてすぐ。
田川を渡った場所に、門の上に大きな鐘があるお寺をご存じでしょうか?
このお寺は「宝蔵寺(ほうぞうじ)」さん。
南北朝時代のものである「木造 普賢菩薩坐像」や、「木造 阿弥陀如来坐像」が。
そして肝心の鐘は、「およりの鐘」。
この鐘は、宇都宮氏の滅亡(1597年)によって廃寺となった東勝寺(日野町通り北側一帯の地)にあったもの。
江戸時代には夕暮れになると宇都宮城下にならされたので、「およりの鐘」として親しまれていました。
この鐘の音を昔の人はどんな想いで聞いたのか連想するだけで、何となくワクワクさせられます。
宇都宮の時を刻んできた「およりの鐘」。
平和な時が続くことをお祈りして、宝蔵寺をあとにしました。
○「宝蔵寺」
住所:宇都宮市大通り4-2-12