ワット・マハタートには、ブッダの遺骨を埋葬するための仏舎利塔があります。
ここもまた、ビルマ軍による侵攻で、廃墟と化してしまったそう。
ただ、他の寺院とは違うココの特徴は、壊された仏像が残っているコト。
首がない仏像たち。
中でも、1番有名で、どのガイドにも写真つきで紹介されているポイント。
仏像の頭が木に埋まっています。
タイは日本よりもずっと敬虔な仏教徒が多いので、写真を撮るときもこの頭より上にならないよう、しゃがんで撮るように言われます。
そして3年程前のタイの洪水のときには、この頭の高さを軽く超える程の水に浸かったのだそう。
1番水が多かったときで2mくらい?だとか。
今でこそこんなに観光出来ているけれど、本当に大変だったろうなあ、と思います。
さいしょにアユタヤに着いたのはまだ昼過ぎの暑い暑い時間帯でしたが、日が落ちてきて、少しずつ涼しくなってきました。
夕日も出てきて、何だかより一層寂しい雰囲気に。
遠い国の、遠い昔の遺跡。
すごく不思議な気持ちでいっぱいでした。
特に疑問だったのは、ビルマ(現ミャンマー)も仏教国なので、仏像にこんな仕打ちをするのかな、と。
ガイドさんは、泥棒の仕業という説もあると話してくれて、歴史を紐解くのは本当に難しいコトだなあって感じました。
そして同じくガイドさん曰く、タイの人がミャンマーの遺産に使われている金を見ると、「あれはアユタヤの金…」とちょっぴり複雑な気持ちになるのだとか。
過去の歴史も、それに追随する歴史問題も、とっても難しい!(ノェ・、`)