岩波少年文庫版『クマのプーさん』 | + つれづれ in タイ・バンコク +

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2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
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遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

原作『クマのプーさん』の日本語版で1番普及している本と言ったら、この岩波少年文庫版ではないかと思います。
プーさんシリーズ2作のうちの1作目です。

原作(英語)のリズムを、石井桃子さんが半世紀も前に訳されたとは思えない程に、これまたリズム良く翻訳されていて、何度読んでも面白い!

登場キャラは、プー、クリストファー・ロビン、ウサギ(ラビット)、コブタ(ピグレット)、イーヨー、フクロ(オウル)、カンガ、ルー。
※トラー(ティガー)はまだ出てきません。

ディズニーアニメで有名な「プーさんとはちみつ」「プーさんと大あらし」の元となった話が描かれています。
●プーさんとはちみつ
・Chapter 1「わたしたちが、クマのプーやミツバチとお友だちになり、さて、お話ははじまります」
・Chapter 2「プーがお客にいって、動きのとれなくなるお話」
●プーさんと大あらし
・Chapter 9「コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話」
・Chapter 10「クリストファー・ロビンが、プーの慰労会をひらきます そして、わたしたちは、さよならをいたします」


挿絵担当のE.H.シェパードの描く優しい色合いが好きなので、イラストがカラーでなかったり、イラスト内の英語表記が日本語に描き直されているのが残念ですが、石井桃子さんによるあとがきにて、このお話のモデルになったぬいぐるみたちの実際の写真が掲載されているのがとても嬉しいです。

私が1番好きなイラストは、1話目の前ページに描かれた、「ロビンがプーを連れて階段を降りてくる絵」と、最終話の次ページにかかれた「ロビンがプーを連れて階段を昇っていく絵」です。
お互いに対になっている絵なのですが、はじまりの「降りてくる絵」ではロビンとプーしか描かれていないのに対し、終わりの「昇っていく絵」では、コブタ、イーヨー、カンガ(と見えないけど多分ルーも)が描かれています。
話を読み進めるにつれ登場する仲間が増えていく楽しみが、読み終わったときには「仲間みんながロビンとプーを待っている!」という嬉しさに変わる瞬間です。


また、作者のミルンによる「まえがき」では「Winnie the Pooh」という名前の由来も明かされています。
(ちなみに「Pooh」という単語自体はイギリスではちょっぴり下ネタな幼児語です;イギリスで「プープー」言ってると変な目で見られるから要注意!)
世界中で有名な「くまのプーさん」の名前の由来を知っていると、ちょっとしたトリビアになるかもしれません(笑)


まずは原作の雰囲気に触れてみたい!という方には、オススメの1冊です。


ブクログはじめました!
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1番さいしょにレビューを書くなら、やっぱり最愛本『クマのプーさん』でしょう!というコトで、書いてみました。

・・・書き終わってから気づいた。
あれ???みんな感想が3行程度???私マジで書きすぎじゃね???、と。
まあいっか☆

最近また管理しているブログやらが増殖していて、数えたら13あった・・・うわあ・・・。どれもときどきは更新してるんですけども!も!
ブクログも自分用メモでときどき書いていくと思うんで、ヨロシク☆