オカンと息子♬【東京タワー】 | ・。゚.*日々是好食・。゚.*

オカンと息子♬【東京タワー】

東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)/新潮社

¥810
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お久しぶりです😀

ここんとこ、PCを開こうとすると、息子が意気揚々と私のMacちゃんに突進してくるので、彼が起きている間は落ち着いて開けなくなった😅

ソファーに座ってだと上ってくるので、椅子かベッドの上で開くのだけど、なんとも落ち着かない。。。

スマホも大好きで、指である程度操作できるので、普段マナーモードにしているつもりでも、いつの間にか息子に解除され、いきなり鳴りだしてビビることもあってさ。。。
こういう電化製品は子供が好きなのか、、、速く飽きることを祈る!!!

遅ればせながら、リリーフランキーの「東京タワー」を読んだ!!!
あれってサブタイトル「俺とオカンと時々オトン」から分かるとおり、リリー兄貴の自伝であり家族の話で、昔のワシのキャラからすると家族というカテゴリーに全く興味なく、スルーしてたのだけど、たまたま本屋で見かけたので買ってみた!!

もうもう、、、号泣です。。。

リリー兄貴がどうやって育ったのかがとてもよく描かれていて一気に読んでしまった。

不思議なことに、リリー兄貴に感情移入をするのではなくて、オカンからの視点で読んでしまっているのはちょっとした驚きだったけどさ、、、

癌でオカンが死ぬまで、一番近くて大事な人を息子としてどういう風に思ってきたのか、男だからか、愛情表現がうまくできなかったけど、本当はどう思っていたのか、、、飾ることなしに描かれているので、なんか子から母への手紙のようでさ😹

自分の子供のように思えてきて切なくて愛しく泣けてきたよ。

誰しもの一番大事な人はおそらくお母さんで、お母さんという存在は、いつでも子供の幸せを誰よりも願っているというベタなことや、子供は親が居なくなって初めてその存在の大きさが分かるという、これまた大いなるベタな事実が、泣かしてくれる😅

リリーフランキーが女性だったら、ここまで素直に母親のことを描けるのだろうか、、、また私自身も感情移入できたかどうか分からないけど、息子にとっての母親というのは、娘のそれよりも何か確実に違うんだろうなって思った。

文中で「男は母親が死んでから一人前になるのよ」とオカンが死んだ後に松田美由紀(松田優作の奥さん)にリリー兄貴が言われていたけど、その言葉は本当なんだろうなあ。

息子と母親って一心同体的なものがあるというか、なんか女同士とは違うんじゃないかなあという感想をもった。。。

出産してから色々な人から、子供というのは、母親の愛情が何よりも一番大事ということを聞かされ続けてきた。
この東京タワーを読むと、本当にそうなんだなって改めて思う。リリー兄貴は決して真面目な好青年ではないけど、何か悪さをしてても、離れて暮らしていても、きちんと母親の愛情を理解していて、案じていて、それはやっぱり愛情をもって育てられてきた結果なのだろうなって思う。

うちの息子もリリー兄貴のように育ってほしいと思ってしまったよ😀

下手な育児書読むより為になりまっせ~

息子をもつ母へ特におススメです♬