どーも、僕です。


先日

友達の家でお酒飲んでしまったので…

あまり気がすすまなかったのですが…
泊めてもらうことになりました

友達の家は
西条市〇〇町で温泉を営んでいます

今は新館ができていますが数年前まで木造の旧館でした

友達の家はその旧館と同時に出来た家で

木造のかなり古い家です



実は…

この家の隣には有名な渓谷があり

数年前…
女性が橋の欄干に首を吊って自殺していたらしく…

事情は聞いていませんが

その女性の死体を
一晩友達の部屋で寝かせたらしいのです
(*´・ω・)

その頃から友達の家に不可解なことがよく起こるようになったらしく…

友達もよく変なものを見るらしいです
(;゜ω゜)σ


僕がいちばん不安だったのは…

トイレです

なんせ古い家なので
トイレまで長~い廊下が続いてて…
昼間でも薄暗くて
かなり不気味なんですょ
(≧△≦)コワイ…


友達が夜中の2時ごろトイレにいくと…
決まって何か出ると言ってました…
(゚m゚;)マ,マジ!?

最近見たのは…

真っ暗の長い廊下の向こう端に…

青白い足首だけが
あったり…

髪の長い生首が廊下に落ちてたり…
(*>o<)

そんな話を聞いた後で
泊まれるわけねぇーだろーがーっ!?



しかし…



もう時計は午前一時前やったから…

数時間寝たら朝になるやろ…

ってな感じで

泊めてもらうことを決意!

まず
友達にトイレついて来てもらって
オシッコを完全に出し切り準備オーケー!

死体を寝かせたという部屋はやめて…
隣の空き部屋にフトンをセッティング!

もち電気は点けっぱなしで………は…


友達が寝られないということで

プチ喧嘩のすえ

豆球(?)点灯

で商談成立!


いよいよ就寝ですが…



一体どうなってしまうのか!?

後半へ続くワン!
どーも、僕です。


どこまで話したっけ?
あっ、そうそう…

トイレも済ませて
豆球点灯もゲッツして
準備はバンタン!

そんなことを考えていると5分もたたないうちに
友達は小さなイビキをかきはじめた

『さすが自分の家やな…もう寝てる…』

そう思い始めると…
いよいよ一人ぼっちになったような心細さが襲ってきた…

静寂の中
部屋の中央付近に取り付けられた木製の
“古時計”
の時を刻む音だけが

コチ…コチ…コチ…

と頭に差し込むように聞こえてくる


俺は廊下側に

友達は窓際に

それぞれフトンを敷いたが…

客間のせいか
それとも
古い家のつくりのせいなのか

廊下と部屋は
障子で区切られており
廊下を誰かが歩くと
障子に影が写ってしまう…

俺はそんなものは見たくないので…

障子を背中に向けた

友達の姿が見える

こんな頼りない奴でも
今の状況では
“人間がそばにいる”
だけでスゲー安心感だ
俺は自然に眠りについていた…









どれくらい時間が経ったのか…

俺は
不思議なほどパッチリと目が覚めてしまった

壁の時計を見ると

“2時05分”…

『よりによって2時かよ…』

自分の運の悪さを痛感した
オシッコがもれそうだ

『ヤバイ…トイレに2時はヤバイやろ…?』

俺は我慢して寝ようとした
が、5分でギブ…

一応…友達をつついてみる…

『おぃ…おぃ…』

…………………。

友達は小さなイビキをかきながら起きる気配など全くない

『しゃあないなぁ…』
もたもたしてたらもれそうだ

俺はわざと勢いよく起き上がり
障子をソーッと開けた

右のドアは例の死体を寝かせた部屋だ…

左には階段が
暗黒の一階へと続く…
右は見たくないので階段まで早歩きで進む

ギシ、ギシ、ギシ…

床が不気味にきしむ

階段の電灯のスイッチがわからない!

古家なので蛍スイッチではないのだ

暗闇でそんなことをしていると
後ろのドアが
ギィー-ッ
と開いて何かが出て来た


ら、いやなので


手探りで階段をおりた…

おりてすぐ右に
例のトイレに続く
長い廊下がのびている


(イメージです)

とりあえず
何もいないようだな…
廊下の電灯のスイッチは何とか見つけたので

不気味だが
少しは明るい…

ギシ

ギシ

ギシ…

それにしても
よくきしむ廊下だ

間もなくトイレまでたどり着いた


(イメージです)

さっそくオシッコをする

このトイレは大と小が別になっているトイレなので
小の便器の前に立てって用をたしていると
ちょうど俺の顔の高さくらいに小窓があり

外の景色が見える

なにげに小窓を見ると
一瞬白い顔のようなものが見えた!
ような気がした!
次の瞬間には消えていたが…

俺はひとりパニックになり
トイレの電灯も付けっぱなしで
もと来た道を猛ダッシュ!
部屋に帰ってフトンにくるまった!

すると…

やっぱりきました
お約束の
“金縛り”
ですわ…

足の先からジワジワと…来たと思った瞬間
カキーン!
と全身へ

!( ̄□ ̄;

すると

間もなく

ヒタヒタと

足音が…

声も出ない…

フトンにくるまっているから何も見えない…

ただ

足音だけが

ヒタヒタと…


一体どうなってしまうのか!?

完結編へ続く
どーも、僕です。



昨日は
大変な状態になるまでを
お話しました

今日はいよいよ…

僕が

恐怖体験をしてしまうお話です…




トイレで“青白い顔”のようなものを見てしまった俺は

猛ダッシュで部屋に戻った!

すぐ後ろを
何かに追われているような恐怖感は
いま思い出しても怖くなる…

速効でフトンにくるまった瞬間
お約束の

金縛り
に襲われたかと思うと…



ヒタ

ヒタ

ヒタ

ヒタ…

足音が…
階段から廊下へ…
そして…

部屋の前で

ピタリ

と、とまった…


(もしかして…追いかけてきたのか…?)


俺は廊下に背中を向けた状態でフトンにくるまっていた…

金縛りにかかっているうえに
フトンにくるまっているため…
目は少し動かせるが
真っ暗だ…

しかし背中側から
ただならぬ“気配”
を感じる…

体中から脂汗がにじむ…
だが背中がゾクゾクし
むしろ寒い…

最高に恐怖を感じた俺は
目を思いきり閉じて
必死でお経(?)を頭の中で繰り返した!

(ナムミョウホウレンゲキョウ…ナムミョウ………)




たぶん…


すぐ後ろに…

こんなのが…!?












俺の想像は
極限の恐怖となり襲ってくる!

すると!

あきらかに“裸足”の
足音が部屋に入ってきて

俺のまわりをゆっくりと歩いているのがわかる

ヒタ

ヒタ

ヒタ

ヒタ

……

俺のまわりを…
しつこいくらいに…
ヒタヒタと…

頭…そして…足元……頭…………

ゆっくりとまわる…

(何なんだ!?いい加減に消えてくれ!俺は何もしてやれへんよ!)

心の中で叫んだ!

次の瞬間

ちょうど俺の足元で
足音がピタリととまった…


同時に金縛りが解けた!

『消えたか!?』

と思った瞬間!
また金縛り!!

!Σ( ̄□ ̄;

しかも
今度の金縛りは
さっきと違う!
明らかに強力!

身体中が痛い!


さっき金縛りが解けたときあおむけになってしまった
フトンは顔まで掛かったまま
また金縛り…


苦しい…


息がしにくい…

すると!

俺の足元から

ゆっくりと何かが
はい上がってくる!

足からふともも…

おなかから胸…

苦しい…

フトンを挟んで何かが俺に
覆いかぶさった!

(やめてくれー!消えろー!)

俺の顔のすぐ前で
かすかに吐息めいた声が
聞こえてくる…
と同時に
いままで嗅いだことのない妙な異臭を感じる…

もはや限界に達した俺は
力いっぱい!

『あ゛ーーっ!!!』

と思いきり叫んで
覆いかぶさっているものを弾き飛ばした!

金縛りは同時に解け


一瞬
目の前に














(イメージです)


青白い女が現れ
消えた…


これが僕の

恐怖体験の全てです…


その日は
すぐに家に帰りました

とても朝までは…
無理でした…