いちど行ってみたかった
「男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。」
すでに様々なTVアニメで背景を担当していた男鹿さんは
ジブリの『となりのトトロ』から参加した。
特に樹木や緑の風景画に定評があるという。
水彩とは思えないほど、美しい風景画が並ぶ。
澄み切った青空に、雪をかぶった小屋が眩しい、
キンと冷たい空気に包まれた朝だということがわかる画。
夕日、夕焼け雲が美しい画が多い。
『おもひでぽろぽろ』で舞台になった、秋田の村を描いた地図が。
「紅花畑」とか「母屋」とか「紅花の洗い場」、
果ては「夜ドライブした道」とか・・・アニメーションといえど
緻密な舞台設定がなされていたのだと
あらためて驚かされる。
背景画を見たら、どの場面に使われていたか
すぐに分かっちゃうPonko。えらいね
手前にある、水の上に建つ家が好き。
『千と千尋の神隠し』で、千尋が銭婆(ぜにーば)のもとへゆく
電車の中から、一瞬みえる風景。シュールで好き
また、真ん中にあるおもたい霧に覆われた山々。
これは『もののけ姫』の冒頭部分。
秋田の白神山地がモデルといわれていますね。
あと『魔女の宅急便』のキキちゃんの実家も。
本当は、家の壁にツタを這わせると、家が傷んじゃうからダメって
いいますけどね。つい憧れてしまいます
最後に、「3びきのくま」展が。
なんじゃそりゃと思ってたんだけど
思いがけずおもしろくってGOOD
この童話の作家が、あの『戦争と平和』を書いた
トルストイだというのでびっくり。
この展覧会はね~・・・お友達や家族、カップルでどうぞ(笑)