さて、昨日の続きです。もっと良い動画が見つかったのでご紹介します。
●エコノミックヒットマンの役目
まず、石油等、資源のある国に世界銀行等を通じて多額の融資を行います。そのお金はその国に落ちることはなく、多国籍企業が受け取りインフラ設備を建設する。そして負債で首が回らなくなったら、エコノミックヒットマンの登場です。彼らがやってきて石油や電力や上下水道等の安値での売却をせまります。さらに、戦地への軍隊の派遣を要請します。また、負債は巨額であるため返せません。そして更なる借金を負わせて構造改革を迫ります。社会保障、教育システム、公共事業会社の民営化等、これが致命的なダメージになります。
もし、エコノミックヒットマンが失敗しても本物のヒットマン、ジャッカルがやって来ます。ジャッカルでも失敗した場合は軍の登場です。これはイラクの場合です。
現代の帝国であるアメリカの恐ろしさはアメリカ人が自分達が帝国だと認識していない点です。そしてアメリカ帝国を支配する皇帝はアメリカ大統領ではありません。それは多国籍企業です。
この帝国の唯一無二の目的は最大限に利益をあげるということです。その侵略の課程でなされる操作は一般的にグローバリゼーションと呼ばれています。この操作の課程で大抵、次のことが実行されます。
●通貨価値の低下
これによって価値の下がったその国の固有資産を補食国が安価で利用可能になる。
●通常教育や保険医療費の削減
社会の健全さや統一性を損なわせて、搾取しやすくなる。
●国営企業の民営化
社会的に重要な機関が外国企業に買収される。
●貿易の自由化や経済の開放
多国籍企業が大量生産の安価な品物を売りつけ地元の経済を破壊する。
どれもどこかで聞いたような話ですね。通貨価値の低下なんてまさに真っ只中という感じです。
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