ぽむ男爵のひとりごと-巨人・阿部慎之助.jpg


6月第3日曜日=父の日。働くパパは輝いていた。巨人・阿部慎之助捕手(31)が20日、中日9回戦(東京ドーム)の二回、21号逆転2ランを左中間席へ放った。3戦連発&最近11戦9発と絶好調だ。七回から登板した久保裕也投手(30)は2回無失点と好投し、5-2の勝利に貢献。これで今季の中日戦は3カード連続で勝ち越し。2位阪神とのゲーム差を『3・5』に広げた。


 日曜日のデーゲーム。「♪昼間のパパは~ちょっとちがう」。阿部がまた打った。1点を追う二回無死二塁。左中間席へ21号逆転2ランだ。


 「差し込まれたけど、しっかりボールを押し込むことができた。今、人生で一番(調子が)いいと思っています」


 3戦連発。最近11戦9発。そのワケとは…。ミスショットを少なくするため、バットを寝かせて構えるようになった。すると「力みがなくなり、バットがスムーズに出る」という。


 頼れる主将。家族の愛情がパワーの源だ。自宅を出発する際は必ず、まな娘の眞子ちゃん(2)が「頑張って●(=ハート)」と送り出してくれる。仕事を終えて自宅の玄関ドアを開けると、眞子ちゃんがとびきりの笑顔で迎えてくれる。


 「元気が出ます。テレビは見ていないと思うけど、父親として頑張れてよかった。きょうも一緒に風呂に入ります」。ヒーローのパパは、デレデレだった。


 阿部の好調なバット&好リードでリーグ戦再開後、最初の3連戦で中日に2勝1敗。宿敵相手に3カード連続で勝ち越した。しかし、本当の戦いはこれから始まる。


 捕手という激務をこなしながらもしっかりと主軸の役割を果たす。「毎日、グラウンドに立つことが大事。たくさんのギャラ(年俸3億5000万円)をもらっているのでね」。フル出場が目標だ。


 父の日。「♪働くパパは~男だぜ」。眞子ちゃんだけではない。「いつも、ありがとう」。G党はみんな、そう思っている。