今日は晴れてるけど花粉が:゙;`;:゙;`;・o(ロ≦〃)
というわけで、4年生のまとめです。
①大学生活
4年生は、前半が臨床医学の続き。
後半が社会医学、CBT対策、OSCE対策を学びました。
臨床医学は1つ前の記事の通りです。
キャラの濃い先生の自由奔放な講義に振り回されました(笑
でも、その中でも分かりやすく講義してくれた先生や、直接の講義内容とは関係なくても経験談や先人たちの偉業などを交えて話してくれた講義は記憶に残っています。
後々、講義をするくらい偉くなれたら(笑)、変な意味で学生の記憶に残るのではなく、名講義の1つとして記憶に留めてもらえるような講義をしてみたいものです。
後半の社会医学というのは、基礎医学、臨床医学とは趣が異なった科目群でした。
具体的な名前を挙げると、法医学や社会福祉学、公衆衛生学があります。
法医学は、「法医学教室の事件ファイル」なんていうドラマがあるように、主に死に関する科学を学ぶ科目です。
実際に法医解剖を見学したり、県警本部に行って科学捜査研究所(科捜研)に実習に行ったり、意外と体験型の科目だったので興味を持って学ぶことが出来ました。
社会福祉学や公衆衛生学は、さながら文系の内容です。
法律がどうのこうのとか、保険制度を学んだりする、ほぼ100%暗記しないとどうしようもない科目でした。
実際に国家試験のみを視野に入れれば、そこまで深い知識は要求されないはずだったのですが、今回(第106回)の国家試験は、「過去に出題された内容+α」が要求されていた気がします。
まぁ、どう贔屓目に見ても面白くなく科目でした(笑
でも、実は大好きな科目でもあるんです。
勉強するのがつまらないのと、興味があるのって別じゃないですか。
公衆衛生学というのは、「病気にならないための学問」が本質だと思うんです。
大学で学んだのはそのための基礎知識だと思うんですね。
実際には、知っている人は知っている「久山町研究」はじめ、疾病の原因や罹患率の研究は医者が描く理想の「人類を苦しめる病気に打ち勝つ」ことを現実化するために必須の学問だと思います。
そして、事実上、4年生の途中(10月くらい)で大学で学ぶべき内容は一通り学びきったことになります。
その後は、CBTといって、5年生で行う臨床実習にあがるために最低限の知識を持っているかを問う、全国共通の試験があります。
Computer Based Testingの略語でして、文字通りコンピューターに次々現れる問題を解いてく試験です。
その対策は各自で行うのですが、実際にはそこまで一生懸命やらずに、なんとなく合格した感じです。
今考えると、あの時にもっとしっかりと勉強していれば臨床実習がより有益になったはずです。
従って、10月以降はOSCEのための、診断の基本ならびに診断学、治療学、症例提示と演習が中心になります。
OSCEというのは、診察の技術を見る実技試験です。
これも臨床実習に上がるために必要な試験です。
そのために、聴診器の当て方や打診の仕方などを学びます。
逆に言うと、世の医学生はここまで進級してやっと聴診器を使ったりするんです。
生身の身体相手の商売ですから、知識はしっかりと入れてその上で実技に入るわけです。
つまり、OSCEを受験できることは、表向きには知識はしっかりと具有していると認められたことになります。
これらの講義や実習は、「ちょっとリアルなお医者さんごっこ」みたいな感じで楽しかったです。
ただ、OSCEは本当の診察技術というよりは演技力が重要だった気が・・・。
まぁ、いずれにせよ医者に近づいた感が満ち溢れた3学期でした。
②アルバイト
バイトのほうは、一番しんどい1年でした。
というのも、小学6年生から持ち上がってきた生徒が中3になり高校受験を迎えたからです。
生徒数もなぜか信じられないくらい増えて、数学と理科の先生がどんどん辞めてって(よりによってあの忙しい時期に産休の先生がいたり・・・)、てんてこ舞いでした。
もはや、「大学生が余った時間に塾でバイトしてる」のではなく、「塾講師が暇な時間大学に行って勉強している」っぽい生活でしたね。
でも、やるからには大学の勉強も塾の仕事も手を抜きたくなかったので、大学の講義は絶対に休まない、さぼらない、試験はすべて一発で通すことを自分に課して頑張りぬきました。
自分でも頑張っていたからこそ、自信を持って教え子たちを叱咤激励できたのだと思います。
授業とは関係ないことですが、夏期講習・冬期講習で全員に手作りのお弁当を持ってこさせる企画を通せたのは良い思い出です。
たまたま家庭の事情で片親のご家庭や、その他さまざまな阻害因子が無かったこと、そして保護者の方々にご理解いただけたことがトータルで企画成功へと導いてくれました。
持論なのですが、成績が良い子は手作りのお弁当を食べてます!(唐突(笑)
これは生徒の様子を観察した結果なので、意外と自信があります。
そして、かならずご飯を食べる前に、
「いただきます。」と感謝の気持ちを声に出すことを生徒に指示しました。
最初は恥ずかしがっていた生徒も、3、4日するとみんな良い顔をしてお弁当を食べていました。
この甲斐あってか、特に冬期講習で毎年出現する「受験生うつ病」みたいな元気がなくなる生徒がいなかったのはちょっとした自慢です。
塾全体の広報誌にも、モデルケースとして載る事が出来ました。
ただ前述の通り、ご家庭にはさまざまな背景がありますから、真似をする教室はほとんどありませんでしたがこれに近いこと(食べる前は手を合わせて「いただきます」を言う等)は実践されたようです。
語弊のないように言っておくと、手作り弁当が最高で、親が忙しいから買ったお弁当がダメと言っているのではありません。
あくまで、親子をつなぐツールとしてお弁当企画を実施したまでです。
そんなことをやりながら生徒と一緒に1年間を駆け抜け、無事に受験を終えることが出来ました。
今でも合格速報を教室で受ける緊張感は忘れられません。
なお、冬期講習中、どうにもこうにも胃が痛くて、正月明けに病院に行ったら胃潰瘍になってました。
ストレスなのか不規則な生活が原因なのか。。。
痛みに耐えてよく頑張った!
と自分で自分を褒めてやりたいです(笑
というわけで、4年生を一言で表すと「努力」ですかね。
自分自身が進級するために、定期試験に加えてCBTやOSCEをやりつつ、バイトでは最も大変な中3の担任になり、とにかく努力努力の日々でした。
医者の仕事は、超多忙だと思いますが、4年生の1年間を乗り切れたんだから、どんな勤務体制でも乗り越えられる自信があります(笑
そして、4年間一緒に頑張ってきた生徒の合格したときの笑顔はボクの一生の財産ですね。
5年生は臨床実習が始まります。
ではでは。