お金持ちの国日本から来たお金ない女の子。 | りんごのゆくえ。

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*フランスでの日々や旅の感想、ゆるゆる更新*


よっしゃぁ!今日も頑張って更新すっぞ!ヽ(゜▽、゜)ノ
今日はね~。

えーっと。
バリ人との喧嘩について書きます。(゚Д゚)
てかわたしが勝手にキレただけやね。

やけん、貧しいバリの人々の生計と、
お金を持ってる国日本から来た、自称貧乏人ポムの
面倒くさいヤリトリについてです。


興味ない人は読み飛ばしてください。


正直、ポムも3年経って振り返ると
なぜあそこまで口論になったのだろう(((゜д゜;)))という気さえしてますので。



バリは物価の安さからも分かる通り
国としてはとても貧しい国です。
でも、もちろんそれゆえの素晴らしさもあるわけで
そこらへんの議論はいったん棚に上げます。

人間はお金じゃないよって言っても、
生活のためにお金がいるってのも事実で。

バリの人々も生きるのに必死。
その一つに当然、物乞いのようなものもあるのです。

これがまたけっこう激しくて大変なのです。
取り囲まれたり、いらないって言ってるのに売られそうになったり
急に近くで歌を歌い出してお金を請求されたり
着いて数日で、恐怖症に陥りそうになるほど。
正直、かなりのストレスになった。



でも、一応ポムはそういうのは「あげない」って決めてるのです。

なんていうか、わたしがあげるとしたら、
それは偽善だから。
一時的で、その場しのぎで、何の解決にもならなくて、
そして、毎回あげれるかと言えばそういうこともないと思う。
あるときは、あげれる、あるときは、あげれない、
そういう一貫性のないことはしたくない。
自分の良心と戦って、一定の結論が出るまでは、
わたしは「あげないどこう」と決めてるんです。



そういうこともあったのかもしれないな。



あるとき、おにょんと出かけてる最中にはぐれました。
そこはサヌールの浜辺で。
ちょっとだけリゾート気分を味わいたかったうちらは
海の家よりも簡易な場所で商売をしている女の人たちに
ネイルを塗ってもらったり、簡単なマッサージをしてもらったりしていた。

だから、そこにいた女の人たちはわたしたち日本人2人の存在を知っていて
その状況で、おにょんがいなくなった。

携帯をお互い持ってなかったので、すぐに戻ってくるにしても
はぐれるのは少し嫌だったわたしは、そばにいた人に
「友達がいなくなった」と言った。
そしたら、その人は、「友達ならあっちにいった」と教えてくれた。
ありがとう、と向かおうとしたら、
連れて行ってあげる、どこに行ったか分かるから、と。

それでその親切に甘えてわたしはおにょんが行ったという商店街について行った。



たくさんのプレハブみたいに簡易な商店が並んだ場所は
思ったよりずっと奥深くて、
お客さんが少ない時間帯なのか、ほとんどが店を閉めていた。
なんだか嫌な予感がしてきたわたしだけど、
とにかく「友達がどこに行ったか分からない」と繰り返して、
その人を信じてついて行った。



案の定、その人のお店に連れて行かれた。



そして、友達がくるまで、ここで待っていればいい。と言われた。
商品を見ていればいい、と。

わたしはもちろん口答えした。
友達を捜してる、連れて行ってくれると言ったよね。
友達はどこ?
その子に会えないのに、このお店にいれない。
とにかく友達のところに連れて行って。

こういうときの強い口調は、フランスで学んだ。
はっきり物事を言わないと、向こうの思惑につかまってしまうこと。

その人はもう少し奥を指差して、友達はあのお店にいる。と教えてくれた。
ありがとう、と立ち去ると、またこのお店に寄ってほしいと言われた。
わたしは、曖昧に返事をした。
帰りは違う道を通るつもりだったから。



後編につづく。