
久々の更新となりました。
もう僕も含めて皆さん次へと進んでいる中で何ですが、更新するからにはやはりご挨拶から始めたく思います。
この度はポムカンパニー企画公演キクトコvol.1『点とシグナル』に関わってくださった役者・スタッフの皆様、何よりご来場頂きましたお客様、本当に本当にありがとうございました。
新企画を立ち上げ、準備から本番まで約半年突っ走って参りましたが、それらがようやく一段落。
思考錯誤と紆余曲折の日々は共に立ち向かってくれた仲間たちのお蔭で何とか一つのスタイルをつくることができたのではないかと思っております。
素晴らしい座組みでした。
ありがとうございました。
『点とシグナル』皆様の心に何か残るものがあれば幸いです。

橘U子さん(左)と井上優くん(右)との親子シーン。
お二人とも本当に経験豊富で、自由な発想力と圧倒的な表現力で作品だけでなくこのキクトコという企画そのものを引っ張ってくれました。
何度でもご一緒したいと思う、尊敬すべきお二人。

升 望さん。物語のラスト、すべてが動き出す瞬間。
その居姿、声、想い溢れる表情に、何かを想像せずにはいられない。
ヒロインという役割を通して、主人公だけでなく、作品を見事に支えてくれました。

こちらはSチーム。城戸啓佑さん。どこまでも心で芝居をしてくれる。まだ一緒に芝居して数回ですけど、こんなに芝居に熱く、稽古後に飲みに行き、終電をなくす人はいません!

リーディングですよ、城戸さん(笑) ※演出OK出てます。

小田切茜さん。表現力豊かで、瞬間的に出る反応は作家の想像を超える。彼女が舞台の上で生きる時、彼女にしかない魅力が確かにある。

右:澤登愛さん。中盤の暗転前の瞬間。それぞれの想い。
役をつくるにあたり様々な葛藤を抱え、それがやがて母という役に馴染んでいきました。

左:早川紗代さん。嘘のない言葉を常に出してくれる。彼女独自の反応や醸し出す雰囲気には独特のものがあり、それが何とも言えず僕は好きなのです。
右:鈴木コウタくん。自由と適当が最も似合う役者。その上での確固たる技術。心から信頼できる役者であり、その存在は唯一無二。

左:関山未来さん。日頃独特の雰囲気で和ませてくれる我らがミキティ。ライフガードの裏にはいろんな想いがありました。
右:長谷川和也くん。若いと思ってたら年齢聞いてびっくり。抜群の安定感でシーンを引っ張り続けてくれました。腕時計の設定時間はトルコ。

Sチームの駅員メンバー。この写真いいな(笑)

左:植木広子さん。たまに出る豪快な瞬間がたまらなく面白かった。
右:木村岳人さん。実直に役をつくり、チームを引っ張ってくれた、まさに駅員チームの役者頭でした!信頼できる仲間です。

左:清原ケンジくん。初舞台とは思えない奮闘を見せてくれました。徐々に自分らしさが出てきて、ここからの成長が楽しみ。
右:牧田彩乃さん。役に向き合い、何度も何度も調整を繰り返しながら挑んでくれました。稽古でも、思わず心動いた瞬間に、彼女の中には確かに役があると強く感じたのを覚えています。
眞庭美和ちゃん。僕の相手役で色々大変な想いをさせましたが、たくさんたくさん心動く瞬間を見た。色んな葛藤、ちゃんと舞台に乗ったと思う。
※後ろから木村のタケティくんが見守っています。

ワタクシ、松木円宏です。演出やってたので場当たりもゲネもできず、こちらは休憩中に練習してたときの写真。ゲネ前なのにスタッフ全員付き合ってくれて、ありがとうございました。相手役にも感謝を。

山田陽大くん。優しく包み込むような声には、根っからの彼自身の優しさがにじみ出る。

上野彩さん。独特の空気感で舞台に佇む。色んな葛藤を持って臨んだ舞台はまさに役にもつながるものだったのではないかと。

Tチームのノーマとホタル。

安井咲希さん。ホタル役。彼女にしかない声。出演オファーをし、彼女のために書いた役でした。どこまでも貪欲に掘り下げる姿勢は、そのかわいらしい雰囲気からは想像できない。

倉康恵さん。心地よい少年ボイス。普段はひょこひょこして子どもみたいですが、確かな読解力で繊細なノーマの気持ちを掘り下げ、耳で聴いていてわかるまでに丁寧に表現してくれました。

Sチームのホタルとノーマ
左:前田知枝里ちゃん。ホタル役。お仕事の関係でゲネ写真なく、オフショット。まだ若く、それゆえに純粋な声を届けることができる。今後の成長に期待です。
中左:大川歩ちゃん。リーディングにファンタジーに初めてだらけの経験で、誰より悪戦苦闘しながらも、戦うことをやめなかった。日々の成長がノーマに重なるようで、それが何とも嬉しかった。

最後に、台本にしか書いていなかった言葉を。
一つ一つは小さく、気づきもしない点のようなもので、
それでもそれは、確かなシグナルを送る。
それはいつのことか、いまのことか……
キミに呼ばれ、ボクは振り向く。
ボクに呼ばれ、キミは振り向く。
新たな道が、また一つ生まれる。
踏み出す一歩。
止まっていた何かが動きはじめた。
皆様、本当にありがとうございました!!!!
ポムカンパニー企画公演 キクトコvol.1 『点とシグナル』
脚本・演出 松木円宏
