Drスランプ川島ちゃん | 井上のこの世はでっかい宝島

Drスランプ川島ちゃん

仕事が終わったのが2時
長引いた戦闘で汚れた服を床に落とし(ドサッ!)家に帰ったらすぐ生命維持装置(風呂)にでも入ろうなんて思いながら携帯を見た。

着信 10件


井上さんからだった。
なにごとだろう?

「スパルタンXのよぉ~、最後のボスによぉ~勝てねぇんだぁ~よ~」

なーんてお気楽極楽な用件なら

「ヘイ、ブラザー!ずっと足払いばっかりしとけばMr.Xはボワァァンって音と共に奈落に落ちてくんだメーン」

と答えたまでだが、どうやらそんな楽しい用件ではないようだった。

1件だけ残された留守電。

そこにはか細い声で悲しい内容が詰まっていた

都会もいびきをかいているような時間だったが急いで電話をかけなおす


「あの…川島です…」
「おぅ…、お疲れさん…実はな…」

携帯から紫の煙がでそうなほど、井上さんは悔しくて悲しいその出来事を教えてくれた

すごくショックな内容だった

血が滲むほど拳を握りしめて僕はただ耳を傾けていた


書きたいことを楽しく書いていただけだったのに

みんなに寝る前にちょっとクスクスして欲しかっただけなのに

大人ってそんなに辛いことだったのか?


家に帰って体育座りして


床とにらめっこしてた

書きたいのに
書きたくて仕方ないのに


笑わない床をにらんでいた


ほんとにだめなのか


宇宙船サジタリウスの着信音が鳴るのを

ただ待っていた




「頑張れるだけ頑張ってみよう」

次の日に井上さんからそんな電話があった


だからやれるだけやりますね


看板はなくなっちゃったけど


中でまだゴソゴソしてるんで

たまには覗いて見てくらさい


なんか変なブログで


すんません


次から楽しくやりまーす♪