ご無沙汰しておりました^^
ジナンは少し前に夏風邪をひきましたが
今ではすっかり元気です。



ずいぶん間が開いてしまいましたが・・・

先日記事にしました
就学相談の続きを。


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就学相談では、
親は実際のこどもの様子は見られませんが
担当の先生が、しっかりとフィードバックをしてくれます。



集団場面での様子も
田中ビネー検査の様子も、です。


最近イヤイヤ期真っ盛りのジナン。
試されてるという場の雰囲気には
とても敏感で
耳を塞いだり、机の下に潜ったり
はたまた「(おし)まい!」と
勝手に課題を終わらせて
逸脱するようなことが度々あり。

民間療育などでは
そうやって「嫌だ、やりたくない」
という意思表示が出来ることは
良いことだと言われてきましたが
親としては
やるときはやってほしい…と
思ってしまうわけで。



今回もこの逸脱行動
かなり不安でした。


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集団場面では
出来ないながらも周りの子たちの真似をして
自己紹介やジャンプ、ケンケンをしようとしたり
ちょっと動きの大きい子の真似をしてふざけてみたり
終始楽しそうにしていたみたいです。


そして個別のビネー検査の結果は
2歳後半。
噂では、IQ数値や発達年齢までは教えてもらえない
と聞いていたけれど
なぜか、がっつり、しっかり教えてもらいました。
どの設問にどう答えたか、まで
しっかり。
相変わらず年齢の半分にも満たないけど
バランスよく遅れているという感じでした。


語尾だけ発語のせいで
合っているのに不正解にせざるを得ない
そんな項目が多かったのだそうで



これからの生活を充実させるためには
やっぱり「ことば」にカギがありそうです。



身体の使い方が未熟なうえ
話せないから、実際よりも
より幼く、能力が低く見られてしまう。
そこをどう学校側、教員側に理解してもらい、
ジナンにあった学校生活での取り組みや
関わりを工夫してもらえるか、
そこは親がしっかり伝えていく必要があります、と。



先生はその後
こう続けました。


ジナンくんの良いところは
意欲を持って取り組めること
周囲を良く見て行動していること
出来たという気持ちを持てること
その気持ちを表現できること
共感性が高いこと



ジナンくんの姿は
指導者の立場からいえば
指導者をやる気にさせる。
この子と何かをしていきたい、
という気持ちにさせられる。
そんな、人を惹きつける魅力を持っている。



まだまだ未熟なところがたくさんあって
個別支援級ではきっと
ついていけないところも多いはず、だけど、
たくさんのことを吸収できる環境に置かれることで、
きっと経験が大きな成長をもたらしてくれると思います。


この子にはモデルが必要です。
教師など大人ではなく、
ちょっと先を行く、こどものモデルが必要です。



周囲の影響を受けやすく
集中力がなく
逸脱してしまいやすいという心配を
ご両親はしていますが
彼の逸脱は、本当の逸脱ではないと思います。

今日の集団場面でも
周囲の影響は受けやすい面はあったが
よくわかっていて
逸脱がエスカレートする前に、自分で立ちなおせている。
自分に課された役割は、ちゃんとわかっているから
これ以上の逸脱はこの場に相応しくない、と判断できる。
自分で取るべき行動を決められる。
この力は悪とせず、伸ばすべき大切な力です。


今は集中力は20分くらいで切れてしまうから
支援級の授業も、20分くらいで切り替える工夫が必要でしょう。
はじめのうちは、個別の対応がうんと必要かもしれない、
でも、これはきっと伸びます。
大丈夫。




と。

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私は思うんです。
同じダウン症といっても
みんな違った魅力があって
特別支援教育を必要としている子にも
本当に色々な姿があって。

ひとりひとり
伸ばしたい「良さ」は違っているんですよね。

この日見つけてもらった
「ジナンの良さ」

誰と比較しての「良さ」じゃない
ジナンが持ってる色んな姿の中で
輝いてるものなんだと
あらためて教えてもらった気がしました。

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そうそう




私、こういう場所って
なんていうのか・・もっと形式的というか
ビシバシ評価して
結果伝えて終了、みたいなところだと
思ってました。


でも、実際は
今まで「相談」をしてきたどこよりも
じわっと心が軽くなるようで
そして自分の間違いに気づいたり
次に繋がるきっかけを得られたリ

障がい児への関わりという面にこだわった
専門的な知識としてじゃない
親としての心の持ちようというか
親としての悩みや迷いを受け止めてもらえたという
そんな感覚を貰えた

貴重な時間でした。





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つづく。