レイチェル・カーソン『沈黙の春』 | 休眠中★白大蒜と赤唐辛子

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芸術にかかわるかかわらないにかかわらず幅広いジャンルのアレコレをナンダカンダ言ってます。無期限休眠中です。

学生時代に「一度は読んどけ」的なことを誰かに言われたものの、どうも古い本というのは苦手なのでなかなか手を付けられずにいたんですけど、たまたま職場の人が持っていたので貸してもらいました。


いちおう解説↓
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったR・カーソン。海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏付けられた警告は、初版刊行から四十数年を経た今も、衝撃的である。人類は、この問題を解決する有効な手立てを、いまだに見つけ出してはいない―。歴史を変えた20世紀のベストセラー。(amazon商品の説明から抜粋)



むかし、DDTをはじめとする農薬がバンバン使われ、工場が汚水を垂れ流すことに誰も疑問を呈さなかった時代がありまして、この本はそういう環境破壊に警笛を鳴らし、現代につながる環境保護の大きな流れを作る引き金になったものです。たぶん。

そういう意味でとても素晴らしい本で、著者も運動家として偉大な方だというのには疑問を挟む余地がありませんが、



すっかりその運動が功を奏しまくって環境保護が当然のように実施されるようになり、かつ化学物質の知識も当時から段違いに進歩して教育レベルも上がってしまった現在の頭で読むと、なんというかダル…もとい、既知感のある内容だなあ…。

そして、だからこそブームになったんだろうけど非常に感情的で、同じような内容を表現を変えて何度も繰り返すようなところもあり、けっこう読みにくいです。


というわけでまだ全然読んでないんだけど、読み終わったら★つけようと思います。



◇瓜◇