本館で連載中の「ユークリッドの平行線」についての補足です。
私は子供たちに、私の実家の父を「じいじ」、
母を「ばあば」と呼ばせています。
「じいじ」「ばあば」という呼び方は、
日本語としてはかなりあやふやな立場で、
正々堂々と「正しい日本語です!」と言うには、何か違う気も。
猫のことを「にゃんこ」、犬のことを「わんこ」
なんていうこともありますが、それに近いかな?
正しい呼び方かどうかは別にして、「じいじ」「ばあば」という響きには
親しみを込めた愛称のような感じがあると思っています。
ただ響きからして、ちょっと馴れ馴れしい感じもあるかな~? と。
それで夫の実家の両親、つまり私の義理の父と母のことは、
「おばあちゃん」「おじいちゃん」と呼ばせています。
私の実家の両親も「おじいちゃん」「おばあちゃん」でも良かったのですが、
違う呼び方の方が、子供たちがどっちの祖父母のことを言っているのか
簡単に区別がつくだろうと思って、「じいじ」「ばあば」と呼ばせました。
今回、この言葉を物語の中で使うにあたって、
「じいじ」なのか「じぃじ」なのか、一般的にどう表記されているのか、
以前、この言葉を使ったタイトルのドラマをNHKで放送してたよな~と思い、
Googleで検索したところ、表記の仕方は人それぞれですが
(因みにNHKのドラマのタイトルは『ジイジ~孫といた夏』 でした)
この呼び方は賛否両論で、かなり抵抗をお持ちの方もいるようです。
(参考:YOMIURI ONLINE 発言小町 『じぃじ』『ばぁば』という呼び方 )
「ユークリッドの平行線」を読まれた方で、「この呼び方には抵抗がある!」
という方もいらっしゃるかもしれないと思い、
私がこの呼び方に対してどう思っているのかを、ここに言い訳しておきます。^^;
抵抗があるということも分からなくはないです。
ただ物語を書いていながら、私は日本語として正しいかどうかには
あまりこだわりを持っていません。
そういうことにこだわり出したら、ドラマから流行して市民権を得た、
「アラフォー」という言葉も「正しい日本語」とは言えないですよね。
もちろん、この言葉に抵抗をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
正しいかどうかより、好きか嫌いか…かな?
言葉はそれぞれの時代を反映して変わっていく「生き物」だと思っています。
使う相手、使う場所、使う状況、によっても随分違いますしね。
よく考えて、大切に使っていきながら、
その変化も新しい言葉も楽しみたいと思います。(*^^)v