2019/6/20の日経新聞朝刊最終面で、「母が語ったアイヌの心」と題して、遠山サキさんから聞き取り、アネサラシネウプソロをまとめた弓野恵子さんが特集されています。是非、ご覧ください。
 
 

『アネサラ シネウプソロ』は、アイヌのフチ(おばあさん)遠山サキさんがその半生を語り下ろしたものです。日常の思い出を丁寧に語っていますが、そこにはアイヌの自然とともに生きる哲学が行間ににじみ出ています。


大地とまわりの環境に心から感謝して生きているということがお二人の根底にあります。だから必要なものはすべて与えられるのです。自然のリズムに同調し、つねに体を動かし、ものを作り、ていねいに暮らすこと。ブレがなく、内発的なエネルギーが充満します。

サキさんの本に山で迷った話があり、ここだけ独特な言い回しがたくさん出てきます。それがサキさん、そしてアイヌの言葉のリズムだと直感的に思うのですが、このリズムにこそ、命の源への鍵(アクセスキー)が隠されているような気がします。

サキさんの娘さん、恵子さんの謝辞の中に「いつでも良い心でもって暮らしなさいよ。良い心であれば、言葉も良い言葉になるの、言葉も生き物なんだよ。人間と同じ心があるの」というサキさんの言葉が登場します。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

ポエタロについて、少し説明させていただきます。(過去の文章の再構成です)

ポエタロカードは、エレメントと短い詩で構成された今までにないオラクルカードです。

全部で47枚あるカードは、源、生命、人間、道具、つながり、やすらぎ、変容、宇宙の8つのジャンルがあり、ひとつのジャンルにつき、5~7個のエレメントがあります。

エレメントとは、成分、要素、元素、要因、素子、元などと訳されますが、ポエタロのエレメントは、自然の構成要素や、私たちにとって身近なもの、なじみのある存在です。

例えば、、「葉」、「空」、「山」、「本」、「口紅」、「刀」、「塩」、などなど。

それらひとつひとつにまつわる、ちょっとしたエピソードを、著者の覚 和歌子さんが書いてくださいました。

短くて、すぐ読める文です。

ほんのりとその世界をのぞいてみてください。

47コの小さなエピソードをひとつずつ、ご紹介していきます。

1つめは、こちらです。

 

(ポエタロガーデン再掲)

 

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みなさんへ

 

地湧社のblogmagazine『湧』で「紅露工房便り」がはじまりました。(毎週金曜日)

 

紅露工房便り はじまりました。

 

石垣昭子さんはエルメスジャポン製作ドキュメンタリーや映画「地球交響曲」「島の声静かな夜」NHK「おしゃれ工房」などなど多数紹介されています。石垣さんは京都の志村ふくみ(人間国宝)さんから染色の基礎を学び、紅露工房を開設して生活の場を切り拓き手作りの製品を作ってきました。
西表島での暮らしやそのものが生き方であり、かたちに出ています。その紅露工房での生活ぶりを、紅露工房のスタッフさんが、写真とコメントで紹介してくれています。

こんなに瑞々しい実が西表島にはあるんですね。

写真ではありますが、都会に住んでいると忘れてしまいがちな自然と触れ合ってください。