Feudo Arancio Cantodoro 2012 ◎ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

はいはーい、私結構しつこい女なの。
またまた同じワイナリーで別のワインいってみよう。



フェウド・アランチョ カントドーロ 2012


生産地:イタリア シチリア島
生産者:フェウド・アランチョ
品種:ネッロ・ダヴォラ 80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
   ステンレスタンク主発酵+マロ・ラクティック発酵
   仏産オーク樽で16ヶ月+ステンレスタンクで8ヶ月熟成
色・粘性:濃いガーネット色、粘性は中~強
香り:アルコール臭、若い果実、僅かにナッツ、タバコ?
   口に含むとブラックベリー、カラント、チョコレート
ボリューム:軽い◯◯●◯◯重い
タンニン:控えめ◯◯◯●◯強い
甘味:ドライ◯◯●◯◯甘い
酸味:まろやか◯◯●◯◯シャープ
果実味:スパイシー◯◯●◯◯フルーティ

芳醇なブラックカラントの香りと
丸み・甘味のあるタンニンが広がり
後味まで長く尾を引く。
僅かなパイン風味とフレッシュな酸味が訪れては去る。
後半に感じられる僅かな苦味はアクセント。
フルーティさとフローラルなエレガントさを併せ持ち、
はつらつとして知的ながらチャーミングな
ぜひ友達になりたい感じの若い女性を彷彿とさせる。

自家製豚モモベーコン、ワニジャーキー、
自家製ぽんかんママレード、ヨーグルト、
マリボーチーズ、チキンカレー、ドライトマト・・などなど
おおむねどんな料理とでも合う。

バランスが良いししっかり自己主張もする。
このワイナリーのアラベスクシリーズ(と勝手に命名)で
感じた物足りなさはない。
ネットで1153円ということで、コスパも高い。
楽譜のラベルで音楽好きの人への贈り物としてもいい。

image
キャップシールの頭頂部には音符。芸がこまかい。

ちなみに楽譜を弾いてみたけど
何の曲かはまったくわからんかった。
歌詞には「カンパニア」とか「情熱」とかの単語があって
かの有名な「フニクリフニクラ」と同じ6/8拍子だし
カンツォーネなのかな~と想像はしたけど、
スペリングがよくわからないところがあって
結局何だかよくわからなかった。

しかしここで諦めることなかれ。
ネットは調べ物の強い味方。
で、調べてみたら簡単にわかったわ。
(はじめっからネット検索すればよかった~笑)

で、この楽譜の意味はというと、
カントドーロとダリラ(シチリア版ロミオとジュリエット)
の愛を歌ったシチリア民謡だってさ。
赤ワインに男性のカントドーロ、
白ワインに女性のダリラ、の名をつけたのね。

曲の動画までみつけたゾ →
私の検索能力の高さを思い知ったか!

この対になる赤白ワイン、どちらもそれぞれ
2種のぶどう(シチリア産と国際的な品種)を
ブレンドして作られていて、
それを男女の出会いに重ねたってことらしい。
なんともロマンチックでイタリア的。
こりゃ白ワインの方も手に入れなくちゃ!だわね。