2012/04/16の石原都知事のワシントン会見の演説部分を書き起こしました。 質疑応答部分はないので全文ではありません。

以下の動画の 2:35 ~ 48:50 の書き起こしです。



[02:38]
皆さんこんにちは。今日はお招きを頂きましてありがとうございます。
ちょっと私は花粉症で声を壊していますのでお許しください。

私は共産主義は嫌いですけどね、中国を支配するに至った、共産党のリーダーだった毛沢東が、彼の方法論についての、ごく短い論文の中でとてもいい事をいってる、私はこれは方法論として非常に正しいと思います。これは矛盾論と言いまして非常に薄い論文ですけども。
私達が目の前にある問題で解決しなくちゃいかんと思っているものの、いっそその背景にもっと大きな矛盾がある、それを彼は主要矛盾と言ってますけども。
自分がですね、目の前にある厄介な問題として解決を強いられているその問題は、実はその主要矛盾から発生した従属矛盾であってですね、従属矛盾の目の前の問題を解決しようと思うとその背後にある大きな矛盾というものを捉えないと本当の解決にはならない。
そういう点ではですね、私達、これから時間的空間的に狭くなっていく世界の中でいろんな問題が起こってくるでしょうけども、実はその背景にですね、世界全体の歴史の中で大きな今、波がこう来て動いているということを、知らなきゃならないと思いますね。

[04:18]
その一つはね、あまり政治に関係ないかもしれない、実はとんでもないんですが、大事なことですけども、環境問題ですね。
私は自分が国会議員だった時に、40年ほど前に東京にやってきたあのブラックホールの発見者のホーキングの公演を聞きました。
そのときホーキングに質問が許されて、ある宇宙学者が、この宇宙全体に地球ほど文明の進んだプラネットがいくつくらいあるだろうかと言ったら彼はすぐに2 milion、200万くらいある、私はびっくりしたんだ。
そんなに200万もですね文明のある星があるのならば、何で私たちはハリウッドのくだらない映画じゃなくて、実際の宇宙船を見たり宇宙人に会ったりすることがないんだろうかと言いましたら、
ホーキングがまたすぐに、いやそれは違う。地球くらいに文明の進んだプラネットは自然の循環が悪くなって宇宙時間から言うと瞬間的に消滅する、生命が消滅する。
で、私が挙手しましてね、宇宙時間での瞬間的というのは地球時間で何年ぐらいですかと聞きましたら、彼は100年だと言いましたね。

[05:46]
あの講演聞いてから40年経ちました。
彼が神様であるかどうかは分からんですがね、あの頃からもうジストロフィーで声が出ないからコンピュータを指で打って人造の声で話して、まだホーキングは生きてますよね。
こないだ何か再婚したっていうから、どういうことなんかなと思うんだけども。
まあ、いずれにせよ、100年、あれからもう40年経っちゃったんで言われた時からいうともう60年しか残ってない。
これね、例えばNASAのハンセンという教授が、もう大分前にですね、あと15年経ったら北極海の氷は全部溶けると。実際に溶けてますが、どんどんどんどん。
そしてですね、あともう10年経ったら北極海はなくなって海として蘇ったんだよね、太平洋から大西洋に北極通って抜けることができる。
ただ、馬鹿なことで北極海に面しているロシアとカナダとアメリカは、氷が溶けたあとの北極海での海底資源の縄張りを今やっている、私は非常に愚かな試みだと思いますね。
まあね、世界中の氷がとけてね、ですからね、日本も異常気象、世界中も異常気象が起こっいます、とんでもない雪が降ったり雨が降ったりしてますがね、これは当たり前じゃないですかね。
世界中の氷が溶けてですね、海に集まる。そして海の海水が増えれば蒸発の量も増える。
降ってくる雨とか雪の量だって増えるしですね、それがどういう形で地上に落ちてくるかってことはこれは、気象学の問題で簡単にはわかりませんが。

[7:31]
いずれにせよ、私5年前にツバルという赤道のすぐ近くにある大きな「すなすけいい?」でできている島に国に行きました。
人口は数百人しかいない小さい国ですが、これもどんどん海に沈んで、もうね、彼らは主食はあそこで栽培できないからオーストラリアに移民せざるを得ないでしょう、間もなく。
つまりね、地球は自転してますからね。海にたくさん増えた水は遠心力で一番どこに集まるかといえば、要するに赤道の近くに水が集まって膨れ上がるわけです。
まあ、そういう状況がずっと続いているんです。
で、この問題についてですね、去年の暮にダーバンで世界中の科学者が集まって議論した。結局結論はでなかった。
なぜかというとCO2の一番の排出国がアメリカと支那とインドが合意しなかった。
結局会議はどうなったったら、4年先に新しいルールを決めましょう。4年先に決めたルールを5年先から、つまり9年先に実行しましょうと。こんなものは会議の結論と言えるんですか。
まあね、本当に恐ろしいことがどんどん迫っていると思いますけれども。
そういうことを私たちは念頭に置く必要がある。

[8:58]
それからもうひとつの問題はね、歴史の必然的な大きな波が起こっていると思うんですけども、いまそのアフガンでごたごたが起こったりですね、中東でいろんな摩擦が起こってます。
これはね、まあ自業自得のところがあるかもしれない、その当事者たちにとってね。
でもね結局これはやっぱりキリスト教圏とイスラム教圏の争いじゃないんですか。
私はですね、今やっているアフガンのね、アメリカが主導して連合軍が戦っているみたいですけど、この戦いに勝てませんな、キリスト教圏の軍隊は。絶対に勝てないと思う。
私はね20代の終りの頃、ある新聞社に頼まれてベトナム戦争に行きました。
従軍してですね本当の最前線のアウトポストでね、ポンチョをかぶりながら徹夜でゲリラを待ってて彼らを迎撃してですね、そのときは、真夜中に現れたゲリラを10人の内7人を殺してすぐ撤退してきたけども。
どうもあの戦争を眺めてみてね、私はやっぱりこの戦争にアメリカ軍は絶対に勝てないだろうと思って、最後に帰って他の外国から来ているコレスポンデント(特派員)の話を彼らも同じ考えを持っていましたね、結局ああいう結末になった。
今起こっているこのキリスト教圏とイスラム教圏の、かつては十字軍に始まるいがみあいというのは、まあ歴史的な必然でしょうね。そりゃやっぱりキリスト教圏の白人はアラブを含むですね、イスラム教圏の地域を支配して植民地にして。
まあそれがですね独立することによって今度は資源を構えてですね、歯を剥くようになった、牙を剥くようになった。
これは、私は別にいいとか悪いとか言いませんが、歴史のですね、一つの必然の大きな波だという気がします。
これがどのように終結するかということ、これはなかなか分からない。誰にも分からない。
一方でそれで、さっき言った環境の問題はどんどん進んでいく。

[11:26]
それからもうひとつは、これは小さな問題かも知れませんけどね、世界に情報が溢れて、遅れてる国の人たちもですね、ヨーロッパはヨーロッパの、アメリカはアメリカの、(アメリカはとっくに移民入れてますけど)、ヨーロッパのですね、先進国の情報を手に入れると、それに対する憧れがある。で、移民としてなだれ込んでくる。
それはキリスト教にしろイスラム教にしろね、神様が教えを説いてるんだから、人を愛せとか友達を大事にしろと言ってる限り、いきなり民族が違うからといってね、移民を認めないわけにはいかんでしょう。
ところがその数が増えてくると、今度厄介なことが起こってですね、ヨーロッパでもいろんな問題が起こっている。同時にですね、それがまあね、ヨーロッパの経済の中にひびいているのでしょうか。
いずれにせよですね、ヨーロッパの経済がどんどん疲弊してきて、こないだもヘリテージのある人達と話しましたけど、その専門家の意見を言うとですね、フィンランド、ノルウェーから、下はギリシャ、ラテン系の国々まで、価値観が全然違う民族国家が一緒になって同じルールでものをしようと思ってもうまくいくわけがない、と言ってましたが、むべなるかな、という気がいたします。

[12:48]
まあ、そういう中でですね、私たちの日本という国は、大事な同盟国であるアメリカとこれからいろんな形で関係を新たにし、タイトにし、反省するとかして進まなきゃいけないと思いますけども、日本についてもですね、皆さん一緒にね、日本人の皆さんだけじゃなしに、アメリカの方々も考えていただきたいんだけども、日本にもですね、日米間の問題いろんなことを考えるために必要ないちばんその背景にある主要矛盾というのがある。この主要矛盾はは何かというと、それはいくつかありますがですね、ひとつは憲法ですよ。

[13:31]
アメリカが戦争中にね、三日か四日で作ってね、英語から日本語に訳した非常に醜い前文でできたあの憲法。あの憲法をですね、占領軍が占領を、統治を完成するために作った国家の基本法が、日本がサンフランシスコ条約で独立した後もね、有効な法律としてその国を支配している馬鹿な例はね、世界の歴史にないんだ、こんなもの。こんな馬鹿な事例はどこにもない。ないんですよ。
それですからね、この憲法の制約ってのはいいとこもあるでしょう、あんまり多くはないけどね、いろんな問題がここから発生している。
だからね、憲法の改正じゃないんです。しっかりしたリーダーが出てきてね、これを廃棄したらいい、捨てたらいいんです、宣言して。
それで、すぐですね、自分たちで新しい憲法を作ったらいい。
いろんな点を直さなくちゃいけませんが、その米軍が作った憲法を見ると、責任というものの度合いが権利よりもずっと少なくてですね、全体の印象からして国民はですね、権利の主張はするけども自分の責任は意識しないという、非常にいびつな国民のメンタリティを作ってしまった。
とにかくその、憲法をですね、とにかく変えないと。
アメリカはやっぱり日本という有色人種が唯一作った近代国家に戦争で手を焼いたんでしょうな。
で、この国をね、やっぱり一回徹底的にバラバラにしようということで、要するに法律を作った。

[15:13]
私のね、親しい友人だった三島由紀夫さんと共通の友人だった村松郷という、彼が、村松くんが、カナダの大学に客員教授で行っていて、1年か2年か勤めた帰りにニューヨークに寄って、アメリカの代表的な新聞のニューヨークタイムズをですね、日本が降伏した日と、ドイツが降伏した日のですね、エディトーリアル、論説をですね、コピーして持って帰ってきた。
ドイツが降伏した時にはですね、「ドイツ人は非常に優秀な民族で、ナチスによって道を間違ったけども、この優秀な民族が優秀な国家を作る場合には、私たちは挙げて協力をしよう。」と書いてありましたな。
日本の場合には違うんですね。カトゥーン、漫画が書いてありましてね、この部屋くらい大きな化物のクジラみたいな、もっと大きなナマズみたいな化物がひっくり返って、ころがっている。
その大きく開いた口の中にね、GI、アメリカの兵隊が3人鉄かぶとかぶって入っていって、その牙を抜いているんですね。なんて書いてあるかったら、「この醜くて危険な動物は倒れたがいまだに生きている。我々は世界の平和のために、アメリカの平和のために、この動物、怪物を徹底的に解体しなくちゃいけない。」
それから、マッカーサーの占領政策が始まったんでしょう。
途中で朝鮮戦争が起こったんで、経済事情が増えて、日本はそこらへんをきっかけに、まあ、立ち直ってくるんですが、いずれにしろねえ、
この日本を統治していたアメリカ軍の基本的なものの考えだって、それなんですな。
人種差別て言えばそれきりのことなんだけど、やっぱり有色人種の日本人が作ったね、近代国家ってのは、そりゃとにかくイギリスをしのいでアメリカに次ぐ世界第二のロイヤルネイビーを持った。
こんなことはやっぱり彼らにとっては想像もつかなかったことじゃないんでしょうか。
それを日本人はやったんですよ。結構なことで私はそれを非常に誇りに思う。

[17:25]
それからね、トインビーというまあまあの歴史学者がいる。日本人は馬鹿に好きですがね、私は大した学者だとは思わないけども、この人の言った中でね、「日本人がやった近代化は人類の歴史の奇跡だ」と書いてある。
これ、褒めたつもりでもね、実はトインビーさんが日本の近世についての歴史についてきちんと知らない証拠なんです。
アメリカなんか誕生する前の日本の江戸時代はですね、世界で一番成熟した時代だった。
江戸にはですね、100万を超す人間が住んでいて、東京の前史の江戸という街は世界最大の街でした。
そして、上水道まであった。当時の日本には寺子屋を含めた3万の学校がありました。
みんなね、読み書きができた。そういう成熟の中で、何が起こったかったら、
関孝和さんという数学者はニュートンやライプニッツよりも百年先に微分積分を考え出している。
それよりも残念ながら15年先にですね、インドの哲学者が微分積分を考えてるけど、ライプニッツやニュートンよりもずっと先なんだ。
それから、抽象経済、先物買いですね。デリバティブとか手形とかこういうものを発明したのはイギリス人じゃないですよ。イギリスで始まる前の百年前に日本の大坂の相場やっている商人たちがやったんだ。それで、これを代表する本間さんというね、酒田の大豪商ですか、この三代目の光丘という人が書いた、ようするに先物買いの子孫のために書いた抽象経済の手引。
これは英語フランス語ドイツ語スペイン語に訳されて世界中で先物買いやる人たちが基本的なテキストとして読んでますよ。
こういう時代があったんです。それがあったから私たちは、他の有色人種の国家に先んじて日本という近代国家を作って軍事国家を作った。

[19:32]
それで結局それが最終的にはですな、まあアメリカを相手とする戦争になった。
しかしこれだって、日本を占領して統治したマッカーサーが、後にあれじゃないですかね、議会で証言してるじゃないですか。今から考え直してもいいと、日本が起こした戦争、これは自衛のための戦争だった。我々が経済封鎖したために日本は仕方なしにこの戦争をやったんだということは、今となってよく分かったと、マッカーサーは言ってるんです。
日本の教科書にも載せることにしたんです。
まあそれはそれでいいんです。
その後ですね、紆余曲折あってここまできたんですがね、さっき言ったみたいにね、日本のその要するに主要矛盾の憲法ってのがね、この国を非常になんて言うか手かせ足かせ。
大体世界で起こっている問題が日本にすぐ響いてくる。軍事問題もあるテロの問題もあるでしょう。
日本の軍隊がそこへ出かけていって、友軍と一緒に協力して戦争することができないんだ。
集団自衛権ってのは今の憲法がある限り認められないんだ。
だからアフガンの戦闘のためにね、色々と油を給油するためのね、インド洋のね、給油をする作戦そのものが、小沢一郎なんていう訳のわからない政治家が、あれはおかしい、と言い出してね、あの人がどれだけ力あるか知らんけど、日本の政府はですね、それを気にして、あのインド洋の給油をやめるんですよ。
こんどソマリアに出かけていく、その日本の自衛隊は、まあ慈善事業ていうか、病院作ったりね、橋を直したしすることをやるらしいけども、どんなゲリラにあってどんな攻撃があるかわからんが、その慈善のための仕事で行くんだから、銃火器いかんて言うんでライフルしか持って行かないんだもの、何が起こるか分からんとこへ、軍隊が、こういうね、馬鹿な規制というのにね、私たちは今だに甘んじているわけです。

[21:21]
もうひとつね、これは案外皆さんが分からんことですけども、日本の官僚はね、昔は優秀だったけど今は非常に良くない。自分たちの利益ばかり守るようになった。
かつてね、岸信介とか椎名悦三郎とか賀屋興宣とかという大官僚がいました。
この人たちは非常に優秀だった。何故優秀かと言うと勇気もあった、命がけで戦った。
誰と戦ったかというと軍と戦った。軍隊が言っていることがね、非合理でね、とにかく、日本のために良くないということで、これと戦うために命がけでやってね。
賀屋興宣さんなんて、軍縮会議に行って、ロンドンでね、山本五十六を言い負かしたためにね、山本五十六はね、悔しいもんだからね、自分でやれないんで、部下の、これは後になって有名な、山口多聞ていう、ミッドウェイで自分の航空母艦と一緒に、艦橋に縛りつけて自分で沈む、あの山口多聞少将がまだ中佐か大佐の頃、山口追い詰めたら、賀屋の野郎は生意気だから殴っちゃおうていうんでね、軍縮会議で自分たちが賀屋さんに抑えられたんでね、腹立ち紛れで殴るの。それくらいの度胸というのが昔あったの、日本の官僚には。
今は駄目ですが。何故駄目になったかったら、日本の官僚が軍になっちゃったんですよ。
絶対的な存在になっちゃったんですよ。ですからね、政治家がそれに使われるの。
私も25年自民党にいてね、政府に参与して閣僚もやりましたが、いくら言ってもだめなんだ。
結局役人の言いなりになるんだ。大体あれでしょ、あの皆さん、日本の皆さんなら分かるか。あのちっぽけな四国という島にね、瀬戸内海から三本も橋かけて儲かるわけ無いでしょこんなもん。
福田内閣で決めたんだよ。僕はどう考えても無駄ですから福田さんね、これおよしなさいったらね、誰も言わないんだよ。で最後福田さんが、君余計なこと言うな、これは決まっていることなんだ、ちゃんと合理性があるんだ。そりゃそうでしょう、あんたが鉛筆舐めて勝手に数字作ったんじゃないって言ったら、僕は福田さんにずいぶん可愛がられてね、無派閥だったけど、閣僚にもしてもらったけど、怒られましたよ。

[23:36]
それでね、そういうものがまかり通る背景に、これもまた主要矛盾なんだけど、これはね、外国の人は怪訝に思うでしょうがね、日本の国家の会計制度っていうのはね、バランスシートがないんです。単式簿記って言うんです。大福帳と同じなんだ。
ですからね、どんな国でも、発生主義、複式簿記でやってるのにですね、おそらく先進国の中で、単式簿記なんて馬鹿なことやってんのは日本だけでしょうな。
それで、私は東京でお金をかけて新しい方式を作ってやりましたよね。大阪も真似し出したし。
だんだん全国にそれが広がりつつあるけど。
複式簿記発生主義でやらないと何ができないかったらね、財務諸表がないんですよ、日本の国には。
財務諸表ってのはね、まあ専門家はご存知でしょうけどもね、この会社の株を買いたいなんて、株の、要するに会社の内容がどうかなんて、この会社の株はどうもまずいからね、売っちまおうかな、というときに、何を手がかりにして判断するかったら、財務諸表なんです。
それが無い、この日本には。
だからね、官僚は平気で金を隠すし誤魔化すし、本当の数字は出てこないんだ。
こないだちょっと驚いたのは、読売のナベツネさんが私の??先輩でよく知ってるんですけどね、あの人から聞いたんだけど、えっとなって、日本の、じーっと貯めて貯めて、何で作ったのか分からんけど、タンスにお金隠してるタンス貯金持ってるって知ってたんだ。たくさんいてね。
その総額が30兆あるんですって。目に見えない。
ところがね、その30兆円のね、中の10兆円てのがね、昔々なつかしい聖徳太子の一万円札なんだ。
それをね、10兆円だけね、新しい札に替えずに持ってるんだって。古いお札でもお札ですからね、今でも通る。ただやっぱりこないだね、どうも後ろめたいしまずい感じがするんでね、何か大金持ちが、300億あるんだけど、これね、新札に替えてもらえないかなと。
もう一人の人は140億あるんでね、新札に替えてもらいたいなって、税理士に頼んだら、これはやってもいいけども手数料を頂きますが、しかしもっと問題で、時効にはなってるんでしょうけど、何でこんなに金が貯まったかということで、おそらく査察みたいなのが入って厄介なことになりますよってんでね、やーめたってんでね、まだ旧札で持ってるんだって。
で、そういうお金をね、掴んでいながらね、どうやって引き出して使うが国家のために流通させるかということを、今の役人には考えられない。
自分たちがやっている会計制度が間違っているから。
まあ、そんなこんなことでね、私たちは使える金も使えずに日本の経済はね、いろんな意味で疲弊してきたわけですから、まあその前にもう一つ。

[26:40]
そうだ、さっきもね、幹部の方と飯食ってる時に、これからの日本の安全保障の問題がでてきたんですけども、みなさんね、世界地図の日本が載っている極東の部分をね、逆さにしてね、要するに中国側を上にしてね、逆さに地図見てください。
中国とか朝鮮から見るとね、目の前に日本列島があってすごく邪魔なんですよ。ロシアもそうなんです。
こういうね、地政学的な条件の中に日本はある。
まあ、それは仕方がない。だけどね、そういう地政学的な中に置かれたこの日本は、今どういう状況にあるんですかね。これは非常に基本的な主要矛盾なんだな。
回りにね、北朝鮮、状況証拠からいうと日本から数百人の同じ同胞を拉致していって殺した。
そして帰さないこの国が、訳の分からない核開発やっている。
その上にあるロシアはですね、かつて条約破ってね、突然宣戦布告してきて、日本の北方四島をかすめ取ってね、アメリカがあそこに早く進駐すりゃよかったんだけど、あそこまで手が回んなかったんで、ロシア人が入ってきてね、盗られちゃった。
樺太はね、日露戦争の賠償で取ったんで仕方ないかもしれないけど。
昔のね、固有の領土である択捉、国後って島まで盗られちゃった。
大きな立派な島です。温泉が沢山湧いてね、沖縄の本島より二つとも大きいんだ。
歯舞、色丹なんてちっぽけな島だ。
もう一つね、こっちには支那があるでしょ。あれ、支那っていうとみんな嫌がるんだね。
支那のね、こないだ英語のね、インターネット見たら、支那人が書いている中に支那のことシナって書いてある。エス、アイ、エヌ、エーって書いてある。
中国って言ったら岡山県と広島県のことだよ。ほんと何で支那って言っちゃいけないんだ。
これは孫文が決めた言葉なんですよね。英語ではチャイナでしょ。フランス語でシーヌでしょ。
スペイン語でチヌでしょ。ドイツ語でチンですか。それでね、日本人だけが何で中国って言うの。
まあそういうおかしな、しかもその支那はですな、とにかく、核を開発して、あのタカラマカンとゴビの砂漠で核開発やった時に、どれだけの放射能が日本にふってきましたか。
日本の政府はね、知って知らぬふりして隠したんだ。
あの頃ね、支那はですね、いま帽子かぶって歩かないと、中国からくる雨で髪が濡れたら、毛が抜けて禿になるぞ、といわれたことあるんだけど、それくらい中国の放射能を放置したんだ。
今になってね、福島の原発が事故を起こすと、まったく放射能に関係ない地域でもですね、ヒステリーみないになってね、変なムーブメントがありますけども。まあ、原発の話はここではしませんがね。
いずれにろね、とにかくね、国境を接したり、国境を奪われたり、同胞を拉致されて殺されてる、この三つの国に国境を接していて、相手が核を持っていて、日本だけが持っていない。
こんな地政学的に劣悪な状況に置かれている国家は世界にありますか。
世界の大国でこういう地政学的な背景に私たちはあるということをね、
これはやっぱり毛沢東じゃないけど主要矛盾として私達は心得ておいたほうがいいと思う。

[30:16]
で、日本の防衛をどうするかっていう問題はね、これからますます大事になってきます。
ずーっとアメリカさんのお妾さんできたんだから、なんでもお願いしますで、もうこんな時代は終わらなきゃいけないんだ。
でね、私はやっぱり凄いなと思ったのはね、あの沖縄返還交渉やった時に、非核三原則だと。作らず、持たず、持ち込まず、これ佐藤さんが言い出して、断固としてこれは当然だといって。
私は参議院の時の予算委員会で、作らず、持たず、持ち込まずって、
アホだらけの語呂合わせみたいでね、こんな馬鹿な話はありませんって。
作らない、持たない、持ち込まさせないと駄目じゃないですかって言ったらね、余計なこと言うなと、これは自民党の党是なんだから、反対なら自民党はやめたまえって。
佐藤さんはよく知っていたんでね、向こうもね、まあ半分冗談、半分本気で言ったんでしょうが。
私はね、あなたのお兄さんの岸さんはもっと違って、作らぬ、持たない、持ち込まさず、だったんじゃないですかって言ったんですが。
その佐藤さんがね、実はね、小笠原諸島を取り戻した時にね、あのときのアメリカのジョンソン大統領に、日本は核兵器を持ちたいんだ。アメリカが協力して持たしてもらいたい、と言ったら、ジョンソンは一応断るんですな。
今度ね、大統領が変わってニクソン相手にですね、沖縄返還するときに例の非核三原則が出てきて、いざという時に持ち込むのは当たり前じゃないですか、あそこには米軍の基地がたくさんあるんだし、それを運ぶ飛行機もあるわけだ。
で、ワカズミケイ?っていう私の親友がね、密使で働いていて、結局密約で、いざというときは黙って持ち込む。日本の政府は認める。
そんなの嘘の話でね、もうその沖縄が返還した時からね、嘉手納基地でアメリカ軍を脅かして行ったら、しまってある核兵器を見せてもらいましたよ、核弾頭。
昔からある。今でもある。そんなことは知って知らぬふりをしてりゃいいいんだ。
なきゃ困るんだ、こっちは。
だけどもね、その時佐藤さんは、ドイツと一緒に核兵器開発しようということを考えて、村田良平という、その時課長でした、これドイツ語の名人なんだけど、彼に命じてね、ドイツと交渉するんだ。
ドイツはね、東ドイツの問題があったりね、ちょうどチェコにプラハの春ていうんでね、ロシア軍が侵入してきて押さえつけたり、非常に神経質になっているんで、ちょっと今は時期じゃないというんでね。
結局後にブラントの時代になってから、強引にね中距離のミサイルの配備をドイツにさせて、その条約の中にドイツも一緒に引き金を引くという条項を入れたんです。
日本は全部アメリカさん任せできている。

[33:13]
それじゃ日本はどうしたらいいんだと。
核持ったらいいじゃないかと、キッシンジャーはこの頃言ってるそうだよ。
それを取材した???が面白いんでね、シュレジンジャーも知ってるで、
シュレジンジャーっていうのは私はよく知りませんけども、やっぱり共和党系の人なんですか。
シュレジンジャーのところ行ったら、シュレジンジャーもね、そりゃもう早々に日本も核持ったほうがいい、アメリカも大変だし、って言ったっていうから。何処まで本当かリップサービスか知らないけども。
ですからね、オバマは要するに世界中の核兵器なくそうと "Yes, we can" と格好のいいこと言って、ノーベル賞ってのはインチキだからなんでもすぐくれるんです。
ノーベル賞はかなりインチキなんですよこれ。
経済学賞なんてね、アメリカの経済学者が作っている会社なんかみんな潰れちゃったからな。
その他この他ありますがね、平和賞もかなりいい加減だよ。オバマはもらったんだ。
それで二月も経たないうちにアメリカは新しい核の開発してるんでしょ、シミュレーションして。
シミュレーションならいいんですか、だったら日本もシミュレーションやったらいいんだ。
日本はね、核開発をね、シミュレーションをやりますと言うだけでね、世界は緊張するし、一つの抑止力になるんですよ。
それくらいのこと考えて、それが外交のね、要するに手品みたいなタクティクスなんだ。
でもね、日本が核兵器持ってもそれから先が大変でしょうがね。
今、アメリカの人はよく知らないだろうけど、日本人はね麻雀知ってるが、麻雀はね上がるためには一翻つけなきゃだめなんだ。一翻てのは一つの役ですわな。
それはね、世界の要するに国際政治のの中で、核持ってるってことは一翻なんだ。
だからね、ミャンマーみたいな完全な徹底した軍事政権でもね、徹底的に欧米にいじめられているけど、北朝鮮どうですか。
何だかんだ言いながら騙されてはね、アメリカは人がいいから、食べ物送ったりしてね、その度にひっくり返されてね。
今度はさすがにまあね、食料の援助しないだろうね。
だけどね、とにかくそういうことなんだ。
核兵器持ってても実際はなかなか使えませんし、使える状況じゃない。
でもみんな、持たなきゃものが言えない。なあそういう不思議なメカニズムになってる。

[35:33]
ですから日本はね、何ができるかったら、こないだ日本人が始めたあの快挙。
40億キロ飛んで帰ってきた、あのはやぶさ。
あれはね、一番あれを驚嘆して評価してるのはアメリカの技術者ですよ。
あれはね、とんでもない、要するにロケット発射して、その先についている宇宙船をですね、
宇宙船なんかね、全部撃ち落しちゃうそういう技術を開発して中国が今威張ってるけどね、支那のロケットなんかそんな飛びはしないんだ。
とにかく40億キロ飛んでいってですね、火星の向こう側のちっちゃなね、惑星から土を拾って帰ってきて、しかも正確に、途中故障してもそれを自分で直しながら、オーストラリアの平原に予定どおり落ちたでしょ。これ正確な帰還ていうのも難しい技術なんだ。
こう、打ち上げとね、40億の飛行とね、そこからの正確な帰還をやった。
この技術を三つ合わせると日本が何ができるかったら、アメリカは核を気にしながら、次の戦略兵器を開発している Coventional Strike Missile、これはですね、日本だったら簡単にできますよ。
やるかやらないかはね、日本人の政治家の度胸の問題なんだ。
普通の通常兵器なんだから。核弾頭積んでないんだから。
だからこれはね、二千キロ三千キロ飛んでね、この頃はGPSが進みましたから、例えばこういう時計をですね、二千キロ千キロ三千キロ先から打とうと思ったら、今の技術だって出来る。
かつてアメリカは、核を持とうとしたリビアのカダフィーをやっつけるときにですね、あれはイギリスの基地からね、フランスは嫌がったんでフランスの上空は飛べないんで、ジブラルタル回って地中海に入ってね、リビアに行って、カダフィーの居住区を10かいくつかのメッシュに仕切ってね、そのひとつひとつを徹底的に爆撃したんだ。
その一つの中に、カダフィーが一番好きだった第三夫人と子供がいて、これがね、殺されましてね、でカダフィーはショックを受けて、核の保有というか開発をあきらめた。
それに比べればはるかに高等な技術をね、今はアメリカも日本も開発してるんだ。
だから、そのころ支那の大将が何ていう人でどこに住んでいるか知らんけど、調べりゃ分かるんだが、あんた変なこと言ったらおたくさんのベッドルームに爆弾落としますよって言ったら。
そういうね Conventional Strike Missileをね、日本だったらできるんですよ。
アメリカがね、やってくれと。アメリカがね結構なこといえば日本はすぐやってあげてもよろしい。

[38:19]
それからね、これはせっかくお招きいただいて嫌なことを言うみたいだけど、アメリカはね、そろそろね、日本を対等なパートナーとして扱ったらいいと思うね。
例えばね、日本の航空機産業。これはアメリカは徹底的に弾圧してきた。
YS-11という中小型のターボプロップの飛行機作った時にね、あの販路を私たちは東南アジアで求めてたんですがね、これはアメリカが妨害して潰した。
同じように、同じような形の飛行機を作りつつあったインドネシアのね、IAEですわな。
その会社の飛行機も潰された。
それはね、そのときたまたま私の親友の、後に丸紅の、大きな商事会社の社長になったけど、当時はまだ中堅幹部でね、インドネシア丸紅の社長つまりインドネシアの支店長した鳥海くんが、そのいきさつをよく見ていて、私に報告してくれたけれども、そのときインドネシアの飛行機を潰したのはですね、あのロッキードのコーチャンとクラッターですよ。
でね、私はやっぱり日本の航空機産業ってのはね、アメリカは本気で育てたらいい、それがアメリカのためにもなる。
アメリカの軍用機の特に戦闘機なんかのコックピットは全部日本製ですよ。
これはセラミックで日本製でしかできない。
中も、計器の中も、液晶体も、これ戦闘機が急上昇したり急降下するとね、温度の差で濁ってくるから日本製しか使えないんです。
クリントン政権の最後のころ、日本のソニーという会社がね、PlayStation 2ていう子供の遊び機器を作りました。これは中に搭載されているマイクロチップが、正確な数字は忘れましたが、アメリカの宇宙船に搭載されているマイクロチップの倍くらいあった。
子供の遊びの機械にこんなものやるのはとんでもないと、アメリカは慌てて、絶対にこれは中国に売るなと、言いに来たのと同時に、悔しいんでね、戦闘機のコックピット、軍用機のコックピットのセラミックとか、液晶体、なんとか自分で作ろうということで、通産省は随分抵抗して反対したけども、押し切られて、作っている日本の会社は企業秘密になる生産工程まで見せたんだ。会社はぶつぶつ言ったけども。
まあアメリカさんの圧力で。そして結局どうなったかといったらね、これはだめだと。
日本と同じ物作ろうと思ったら、日本の金の倍かかるっていうんで、ようするに時間も倍かかるからってんで、日本から供給させようという結論がでたんですが。まあそういう経過がありましたね。
とにかくね、日本はですね、中曽根さんの時代に、次期支援戦闘機で素晴らしいものを作ろうと思ってね、あの頃はステルスなんかなかったんだけども、これを持ってこられるとどんな空中戦でも、どの飛行機もかなわない、てことは、宙返りがね、半径がF-15の半分なんだな。
だから後ろにくっつけられてもヒュッと宙返りして相手の後ろにくっついちゃう。
これはね、ものすごい圧力で、涙を飲みながら三菱重工はあきらめてですね、その代わりアメリカはね、F-15がそのときの世界で最高の戦闘機だったんで、これを日本とアメリカがもっと改良してね、F-15のスペシャル版はね、日本とアメリカだけで使おうじゃないか、ということで、まあ三菱重工も情けないことで、わかりましたと、折れたんだ。
本当は作っときゃよかったんですよ。アメリカが作らせなかったんだ。
今はそんなことは言わないだろうね、アメリカは。
日本で作った優秀な戦闘機を売ったらいんじゃないか、アメリカに。
あのステルスなんてね、トモノリ?さんが言ったけれども、あの上に塗っているレーダーに映らない塗料ってのは日本でしかできないんですよ。
そんなこともね、知ってか知らずかしらんけどね、しかも、あのステルスF-22ですか、日本がそれ買いますったら、うーん、売ってやってもいいけどライセンス生産させない。
一切ブラックボックス中に入れてね、値段はったら、アメリカで買う値段の2倍もするんだ。
こん馬鹿な買い物しないでさっさと日本で作ったらいいじゃない。
私はそれはできると思いますよ。

[42:54]
まあいずれにしろね、そういうことをやるためにも、とにかく、日本は日本の自力でとにかくやれるものはやるぞという、あるね、日本の持っている軍事力の技術的なポテンシャルというものを見せる必要があるんだ。
そのためには、実際に核兵器作らなくたって、シミュレーションをやったらいいんだ。
やり出したところでみんなざわざわするんだろ。
ましてやそのConventional Strike Missileなんてのは、やろうと思ったらできるんです。
とにかくそうでもしませんとね、中国はあれでしょ、尖閣諸島を、とにかく日本が実効支配してるのをぶっ壊すためにあそこでもっと過激な問題?をいいだした。
どういうことですかね。
あれ、日本の固有の領土だし、沖縄返還するときにはあそこの島も全部返って来たんだ。
あれはね、非常に沖縄ってのは島が多いところでね、私はその時に、随員というかオブザーバーでいましたのでね、ワシントンに。
あれはね、ヨットでやるのと同じように、ポイントを決めて、7つか8つのポイントを結んだ線から南にある海上の突起物は全部日本に沖縄として返すというそういう条文にしたんですよ。それで返ってきた。
この尖閣を俺達のもんだと言い出した。とんでもない話なんだ。

[44:20]
でね、東京都はあの尖閣諸島を買います。買うことにしました。
たぶん私が留守の間に実務者が決めてるでしょう。
東京が買うんだってね栗原さんていう人が持ってるんだってね、栗原さんだってね、本当に迷いながらあれしたんだから、これはやっぱりね、本当は国が買い上げたらいいけどね、国が買い上げると支那が怒るからね、なんか外務省がびくびくしてやがる。
あそこに最初に灯台作ったのは僕ですよ。仲間らと供金して。
ちゃちな灯台なんだけどね、漁師には喜ばれたんだ。
そしたら、日本青年社ってね、右翼の団体が、あれ金持ってるんだね、私達がやりますっていうんで頼んだら立派な灯台作ったね。
そして、足りないところがあったら直させるよっていて、私が水路部にいって検査をさせたらね、これとこれを直してくれってんでね、立派な灯台作ったの。
その灯台が光を発光しだしてもね、外務省の馬鹿がね、海図に載せろったらね、時期尚早ていうんだ。
時期尚早ってなんですか。日本の国土にね日本人が作った灯台に火を灯すと、チャート(海図)に載せなかったらかえって危ないんだ。僕なんかヨットやってるから、今はGPSが発達しましたけどね。
あの灯台なんだかわかんないし、ぶつかったら珊瑚礁多いとこだから、
ですからね、とにかくね、載せろっても載せなかったんだ。
私の息子が同じように国交省の大臣になったんで、おまえがんばってね載せろと言ってですね、押し切ってね、日本人が作った尖閣諸島の灯台をですね、「日本国保安庁これを作る」というプレートをやっと貼らせたんです。
その尖閣も今の政府の姿勢じゃ危ないんだ。
でね、私はあの栗原さんという人を昔からよく知ってましてね、本当はその学生たちにね、ちゃちな灯台を作ってもらった時に、その時の島の持ち主は古賀さんていうんですけどね、沖縄の人でね、古賀さんのとこ行ったらね、旦那さんが亡くなって、未亡人になってたの。 残念ながらついこないだ大宮の栗原さんという人に買いたいというんで売りましたというんですね。
私は栗原さんとこに行ったら、政治家に一切会わないって言うんですよ。やだから。
ところがね、その栗原さんの家仕切っているおばあちゃんのね、親友ってのが私の父親のね、昔歌手だったおやじが支店長していた次長だった人の未亡人でね、仲いいんで、その人が取り持ってくれて会いましたらね、おばあちゃんがね、「戦争中広大な土地をね、飛行場作るってんでね、接収されてね、もう私のとこはどんどん土地をただで取られて、もうこの屋敷だって何千坪もあったのがね、区画整理で削られてこのざまです。私はもう政治を信用していませんから、絶対に政治家には預けません。
石原さんは石原さんで会いましたけどね、私たちはちゃんと守りますから。」
そのおばあちゃんが亡くなってからちょっと色々と事情も変わってきましてね、それで今の当主の栗原さんが、私と話をするというので会いましてね。
東京が買うことに致しました。東京が尖閣諸島を守ります。
あそこは立派な漁場になりますしね、沖ノ鳥島だってね、台湾や支那や朝鮮の船が来て乱獲したらね、私が??作ってあそこを守らせるために、組合長ががんばってあそこに漁礁を作ることにした。
日本の漁船が行くようになったら、外国の船が追っ払えるから。
尖閣はもっといろんな意味があるでしょう。
ということですよ。
まあ、日本の政府が嫌がるかどうかは、どこの国が嫌がろうとですね、
日本人が日本の国土を守るという、島を取得するのに、何か文句がありますか。
ないでしょう、みなさん、ねえ。

[48:17]
ということでね、やはりやることを着実にやって行かないと、政治は信頼を失うしね。
そういうことで、まあこれから、そういうものの認識をしあうことで。
まさか東京が尖閣諸島を買うということでアメリカは反対するわけははないわな。
ないでしょう。

No って言ってください。

これで安心して終わります。ありがとうございました。
[48:48]