パディントン | 今日もこむらがえり - 本と映画とお楽しみの記録 -

今日もこむらがえり - 本と映画とお楽しみの記録 -

備忘録としての読書日記。主に小説がメインです。その他、見た映画や美術展に関するメモなど。

 
パディントン [DVD] パディントン [DVD]
4,104円
Amazon

2014年 イギリス
ポール・キング 監督
原題: Paddington

パディントンですよ、パディントン!(≧▽≦)
満を持してようやく観ました。大好きなパディントン・ベア♪
ちっちゃい頃の一番のお友達。くまのプーさんより、ディズニー
より、とにかくパディントンが大好きでした。絵本、ぬいぐるみ、
ランチボックス、塗り絵・・・いっぱい持ってました^^。
でも、何故か、大人になって子供の頃の話をするときなど、
同世代でパディントンが意外と浸透率低くてビックリしました。
なんでだろうー?

ちなみにプーさんも好きでしたが、ディズニーのプーさんで
はなくて、あくまでもシェパード氏の挿絵のPoohさん。
ぬいぐるみも、ディズニーのプーとは別物の、もっと写実的
でスタイフ社のテディベア的な、しっかりした造りの輸入品で、
きっと貴重な良いものだったと思うのだけれど、幼稚園児に
はラブリーさが足りなくてちょっと残念な気分だったのを覚え
ています。今思うともったいないけれど(苦笑)。
ディズニーにプーさんがいるって知ったのは大分後だったなぁ。

シェパード氏のプーさんに、パディントン、ピーター・ラビット、
あと(動物キャラクターではないけれど)メアリー・ポピンズ。
それとマザーグースの歌。並べてみると子供の頃の仲良しは
全部イギリスばかりですねー。母の好みだったのか、たまたま
なのか、結果的に私が気に入ったのがそうだったのかわかり
ませんが。何となくアメリカのものよりイギリスのものの方が
しっくりくるのは幼少期の影響があるのかも?

さて。パディントン。むかーし、冒険家が「暗黒のペルー」を探検
した時に珍しいクマに命を助けてもらって仲良くなり、お礼に
マーマレードの作り方や人間の世界のことを教えてあげて、
別れ際に「いつでもロンドンに歓迎するよ」という言葉と赤い帽子
を残していきました。その話を叔父と叔母にずーっと聞かされて
いつかロンドンという場所へ行ってみたいと夢見て育った小熊
ちゃん。ある日ペルーを大地震が襲い、哀しいことに叔父さんは
二人を守ろうとして天国へ。叔母さんは老熊ホームへ一人で入居
することを決意して、小さな甥っ子をロンドンへ旅立たせる決心を
します。

救命ボートに乗り込んで、無事にロンドンに辿り着いたクマちゃん
が、ブラウンさん一家と出会ってパディントンという名前を貰って、
念願の「おうち」を見つけるまでの物語。初めて人間達の街に
きたパディントンが、わけもわからず色んな騒動を巻き起こしたり、
帽子の持ち主の探検家を探したり、パディントンを剥製にしようと
狙うマッド・サイエンティスト(?)に誘拐されたり。とにかく楽しくて
可愛くてハッピーな映画でした。期待どおり♪

絵本やキャラクターとして浸透しているアイコンを実写化すると
がっかりすることも多いですが、何故かパディントンに関しては
きっと大丈夫、という根拠のない信頼というか期待がありました。
やっぱりすごいなぁ、最新技術。クマちゃんの表情が本当に
豊かで愛くるしいし、シニカルとファンシーとリアルのバランスが
お見事です。人間たちのキャスティングもバッチリ。


駅でひとりぼっちで途方にくれていたパディントンをおうちに泊めて
くれたブラウン一家。なんかめっちゃデジャブ?と思ったら、ママ
が観たばかりの『僕と世界の方程式』にも出演のサリー・ホーキンス
でした。リンクするなぁ。パパは『ダウントン・アビー』のグランサム
伯爵でお馴染のヒュー・ボネヴィルです。


パディントンもすっかりお気に入り、ブラウン一家のおうちの内装
がまた素敵です^^。このらせん階段と壁のペイントは特に♪
世界感盛り上げますねー。


パディントンが、とにかく表情豊か。本当にいのちが宿っているかの
ようで、もうハグしたくてたまりません(笑)。


思わずタンクにしがみついちゃったところからの~、、、、。


こんな事件に!(笑) あ~れ~!


なぜか熊とチワワ(笑)。ご満悦顔も可愛い^^。
パディントンといえばやっぱり、この赤い帽子と青いダッフルコート!
私もダッフルコート大好きです(笑)。アップでよく見ると、裏地が
チェック柄で可愛いー。


ニコール・キッドマンがイっちゃってるサイコな剥製マニア役で登場。
ニコールに誘惑されて手を貸しちゃう、ブラウン一家の偏屈な
ご近所さんカリー氏役は、ドラマ『マスケティアーズ/三銃士』での
リシュリュー枢機卿などベテランのピーター・カパルディ。
キャスティングのバランスも渋くて本気を感じます。

子供の頃から知っているパディントンと、同じではないけれども、
やっぱりちゃんとパディントン。絵本のパディントンも、映画のパディン
トンもどちらも大好きです。何より、キャストも製作も、この映画に
関った人たちも皆、きっとパディントンが大好きで一生懸命楽しんで
作ったんじゃないかなぁ、と思わせる作品でした。もうまたすぐに
会いたくなります(´ω`*)。続編できないかなぁ。