この情報は、AFP BBNewsの記事からです。
機種を問わず全てのスマートフォン(多機能携帯電話)のユーザーに共通する悩みといえば、指紋まみれで汚れた画面ですよね。
だが、新開発のコーティング技術によって、この悩みも過去のものとなるかもしれないそうです。
これまで、スマートフォンユーザーに与えられた選択肢は、2つだけだったといえますね。
自分の使っている機種の人気が高くなって画面カバーが発売されるのを待つか、小まめに画面を拭くという手段しかありませんでしたね。
しかし、間もなく3番目の選択肢として、もっと割安で、誰でも利用可能で、もっと衛生的な解決法が誕生する可能性がでてきたそうです。
カナダ・オンタリオ(Ontario)州キングストン(Kingston)にあるクイーンズ大学(Queen's University)の化学者らは、このほど画期的なコーティング技術を開発したそうです。
例えば、ガラスに適用すると、常に水性と油性の物質をはじくようになる(両疎媒性)そうです。
ガラスだけでなく、さまざまな物質の表面にコーティングできるそうです。
この「スマートコーティング」技術を開発したのは、クイーンズ大のグオジュン・リウ(Guojun Liu)博士とディーン・シオン(Dean Xiong)氏だそうです。
既に、商品化をめぐって大きな関心を集めており、先週、オンタリオ州内で開発された技術の実用化を後押しする「オンタリオ・センターオブエクセレンス(Ontario Centres of Excellence、OCE)」から20万ドル(約1900万円)の投資を受けたそうです。
スマートフォンやタブレット端末の画面を指紋汚れから解放するのみならず、「スマートコーティング」を施すと金属、木材、陶器、プラスチック、布地、繊維、紙などでも汚れをはじくことが確認されているそうです。
この新技術を活用して、落書きのできない壁や、氷を付着させず曇りを防ぐコーティング剤などを開発する実験も行われているそうです。
「この超・両疎媒性技術が素晴らしいのは、工業分野に存在する幅広い課題を解決できる潜在力があり、しかも環境に優しいという点です。」と、学内の研究成果の商業化を担当するクイーンズ大の部署「PARTEQイノベーション(PARTEQ Innovations)」のルーシー・スー(Lucy Su)氏は説明しているそうです。
研究チームは、既に、塗料・塗装の添加剤メーカーと提携し、商品化への第一歩を踏み出しているそうです。
あと気になるのは、このコーティング性能の効果がどのくらいの寿命があるかですよね?
でも、すでに、第3番目としての英 P2i社製ナノコーティング技術「Aridion」が、デバイスが完成した後に防水コーティングが可能なコーティング技術(こちらは、防水性のみ)が以前発表されているので、これは第4番目の選択肢になると思いますね?
またね。