ニューロエコノミクス
と
ニューロマーケティング
いずれも、
「ニューロ」がついていますね
英語で書くと、neuro
「神経の」という意味で
つまりは、
脳の活動を見るということです
具体的には
脳波や fMRI といった、
脳機能イメージング法を使います
ニューロエコノミクスは
脳活動といろいろな経済理論とを
突き合わせ、
一方、
ニューロマーケティングは
脳活動と広告や購買行動の関連を調べる
といったことです
ビジネスと脳科学の融合である
ニューロマーケティングは
まだ歴史が浅いのですが、
心理学的なアプローチは
いろいろと試みられてきました
その中に
行動経済学というジャンルがあります
英語で
Behavioral economics
経済は人間の行動の一つなので
不合理な人間の行動や心理から
考えましょう、ということです
この考え方は
実は結構古くからありまして
1700年代にアダム・スミスも
著書で述べているようです
近年、注目され
題名に「行動経済学」と書かれた
面白い本も出ていますね
そのきっかけとも言えるのが
2002年に心理学者の
ダニエル・カーネマンが
いわゆる「ノーベル経済学賞」を
受賞したことです

ダニエル・カーネマン Wikiより
いわゆる、と書きましたのは
ノーベル経済学賞の正式名称は
「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」
という長~いものだからなのです
他の賞、つまり
物理学、科学、医学生理学、文学、平和
の各賞が 1901年に始まっていますが
経済学賞は、1969年からです
私の生まれた年だったりもします
スウェーデン国立銀行が
設立300周年の一環として
ノーベル財団に働きかけて設立
ノーベル賞は、
アルフレッド・ノーベルの遺産を
原資としたノーベル財団が認定し
賞金も与えられます
ノーベル経済学賞も
ノーベル財団によって認定はされますが
賞金はスウェーデン国立銀行から拠出
ちなみに、
ノーベル賞のメダルは
1901年の第1回の授賞式にはなく
翌年の第2回からです
なので、
物理学賞で言えば
第1回のヴィルヘルム・レントゲンは
メダルをもらっていなくて、
第2回のローレンツとゼーマンから
もらっている、ことになるのかな
余談が長くなってしまいました
次回は、
そのカーネマンのアンカリング効果
について書いてみたいと思います
(おしまい)
文:生塩研一
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