現在、インターネットで連載されているはずの「宇宙戦艦ヤマト2199」コミカライズ版(著者:むらかわみちお氏)の連載が止まって久しい。
ウェブ上に、出版元の角川書店側からの理由説明は何も無く、著者のむらかわ氏のブログを拝読しても、既に次の単行本が発刊出来るだけの原稿があがっていることが伺える。
ネット上では、連載再開を心待ちにする声や、何故に更新が止まっているのか心配する声が溢れている中・・・
こちらのURLに、連載途上で削除されたとされる画像がアップされているという情報を得て、拝読した・・・
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内容は、アニメとは違う、コミカライズ独自の解釈による描写である。
思えば、ここを明らかに削除されたと分かる連載更新のあたりから、度々更新が延期になり、挙句の果てには現状の滞った状態になった。
原因は、恐らく、この独自の展開でも、それは理由になるだろうか
と、いうのも、実は1月に、新宿ピカデリーで開催された「ヤマトーク」という公式イベントにむらかわ氏がゲストで登壇された際、現在の連載のプロットを最初に作成→製作委員会に提出、承認を得る→プロットに沿って連載中という、仕事のプロセスとしては正にプロそのものの仕事振りを拝聴している。
公式側が記録(録音)されていたから、しかるべき所に確認すれば分かることだが、それ以前に大勢のファンが聞いている。
ここからは私の個人的な意見、感想・・・
会社員として働いている、いち社会人としては、何の説明も無いのに、きちんとプロセスを踏んでいる仕事を止めてしまうのは、著者のむらかわ氏に対しても、読者の我々に対しても、ビジネス上、ルール違反ではないだろうか?若い世代に「約束事なんて簡単に破って良いんだよ」と言っているようなもの。次世代のファンがそんなやりかたについてくるのだろうか?
いち、ヤマトファンとしては・・・ヤマトに限らず、アニメ作品のコミカライズやノベライズは、アニメ本編にはないエピソードや独特の流れを楽しむのが醍醐味である。勿論、受け入れるのかは個々が決める事であり、決して押し付けられている訳ではない。にも係らず、これだけ連載更新を待っているファンがいるのに、その声を無視されるのは、ファンとして悲しい。
しかも、ヤマトファンは、コミカライズやノベライズのオリジナルエピソード云々以前に、アニメ本編の方で、大きな経験を2つもしている。
ひとつは「さらばとヤマト2」
もうひとつは「復活篇の上映版とDC版」
いずれも大きく結末が違っているにも係らず、受け入れている私たちのファンとしての想いを組んで、むらかわ氏版のヤマト2199の続きを早く届けてはもらえないのだろうかと願うのですが・・・
↓復活篇DC版のBD パッケージ。本篇を観なくても、結末が違うことが分かる・・・