生まれ持った本来の生きる力 | Cherish a feeling

生まれ持った本来の生きる力

わたしが本来のわたしを取り戻す作業で

最初に出逢ったのがエンパワメントの概念です。


クローバーエンパワメントとは


誰もが生まれながらに持っている可能性、

感性など、素晴らしい生きる力を取り戻すこと。




人が、生きていく中で経験する

さまざまな抑圧により、

生まれながらに持っている資質を

存分に活かすことができなくなったとき、

自分を否定したり、他者と比較し卑下するなど、

ありのままの自分自身を

大切な存在だと思えなくなってしまいます。



旗外(親・教師・社会的評価など)からの抑圧

 比較 差別 暴力 無視
 競争 過剰な期待



こうした外からの抑圧により、

本来持つ力が傷つき、

今度は自分で自分を抑圧してしまいます。




生まれ持つ力を信じることができなくなり、

こうあるべきという理想に近づこう、

何かを成し遂げよう、

何者かにならなければ、と

そうでなければ生きる価値がない、

というふうに、

ありのままではダメだ、

と思うようになってしまうんですね。




そのような外部の、そして自分自身の抑圧に気づき、

すでに持っている可能性や感性、個性を活かせるように、

わたしはわたしのままで素晴らしい存在である、

と心から思えるようにすること、

生き直しの作業をエンパワメント、と言います。



エンパワメントは、

「力を"つける"」というふうに訳されることも

あるようですが、違うんですね。



"力"は、誰もが元々"持っている"のです。



これは大きな違いなんです。



例えば、

すりむいて怪我をしたとします。

消毒して薬をつけて、刺激から

守るためにガーゼで保護する、

そのように大事にケアすると治っていきますよね。

治る事で元の機能を取り戻せます。


しかし怪我をそのままにしてほうっておく、

または処置せずに、見えないように

上から何かで覆ってしまうと、

傷は見えませんが、

消毒などの適切な処置をしていませんから

膿んでしまうこともあります。

更にそれを知られたくなくて

もっともっと見えなくしようと

上から覆いを被せていくと、

傷は、呼吸できずに更に膿み、

膿は患部から広がっていきます。



前者がエンパワメント、です。

後者が力をつける、強くなる、

と表現されるようなことですね。



全く違いますよね。



エンパワメントは、自分らしく

生き生きとした人生を取り戻すと共に、

自分の生まれ持った素晴らしい力、

"すでにここにあるもの"

に気づかせてくれることでもあるんですね。






わたしがエンパワメントを知ったのはこの本です。


エンパワメントと人権―こころの力のみなもとへ/森田 ゆり




このブログでも何度か紹介してきました。



この本にあるのは、希望です。

あたたかなメッセージがあります。

今でもわたしのバイブルとなっています。